処理速度凸を考察〜〜特徴や困り感など〜〜
ギフテッド4歳娘の発達検査で
処理速度指標が137で「非常に高い」という結果が出てから、
「そういえばこんな所に出ているな…」と
娘を考察したことを書いていきます。
処理速度凸のギフテッドは珍しいと聞くので、
どんな特徴があるのか
後世に何か残せますよう…。
凸を感じた事例(長所)
今思うと…と思い当たる節をあげてみます。
🐱ハリガリが強い
5の合成分解のゲーム、早く気づいてベルを押した人の勝ちのアナログゲーム
数に強い娘なので、速さを競うゲームはまさにドンピシャだった。
🐱科学館の反射神経ゲーム
好きすぎて何度も並んで何度もやってた。
この作業をこなす感も心地いいのだと思う。
(ここでも、1時間くらいその場を離れない「とことん」さね)
🐱プリント学習
積み木の数を数える問題
年少4歳7ヶ月の時超はまって、とにかく速い!
時間を測ったりしていないので客観的にみえないけど、
視覚を使って頭の中で積み木の固まりを3個くらいにわけて→足し算をする、
この一連の流れの速度が速い
ウィプシの知覚推理の検査問題
パッパッパっと解いて
間違ってたら「あ!!!これ(指差し訂正)」
と速くリズムよく進んでた。
パッパッパっ「あ!」パッパッパっ「あっ!」みたいな。
そしてよく見てないことによる間違い超多し。
検査問題だけでなく、プリント学習系はこの傾向が多い
🐱同じ絵を「早く」「たくさん」書く
お絵かきや工作の一環なんですが
本人がやりたい、必要だと感じたらものすごくのめり込みます。
この写真は
ツリーハウスとハンモックを上手くかけて気を良くしたのか、
40枚くらいひたすら描いてました。速い速い
この写真は幼稚園で自分でゲームを作ってきた
そのチケット(?)の絵
同じのが何枚も
この写真は1つの折り紙を等分等分…していって
線をひいてハサミで切ってと繰り返し分数遊びしているところ
単純な繰り返し作業が苦でない模様
ひらがなやアルファベットなど文字の練習ドリルみたいなのは嫌ってましたが(必要性を感じなかったっぽい)、
こういった紙とペン系の活動も
自分が必要な時は繰り返し何度も何度もやるのは苦ではなく
むしろ何かに取り憑かれたようで楽しそうです。
処理凸ゆえの困り感
🐥凡ミス、ケアレスミス
これは事前情報で「処理凸はケアレスミス多い」と知っていたのもあるけど、完全同意。
この傾向は娘をみていて日常的に感じる事があるので的を得ていると思う。
さっき書いた“知覚推理の問題を解いている最中”の例をとっても、
頭の回転は速いんだけど、
ぱっと見のイメージや偏見で判断するから
結果雑になることもある。
(多くの場合それが問題だったら正解してるからすごいことではあるんだけど)
特にまだ見直しや見返しが重要とはわかっていない歳なので
今後学習やテストをする歳になったら伝えていかなきゃいけないかなと思っています。
🐥指示が通らない
処理速度に起因してるかはわからないけど、
説明を最後まで全部聞けなくてすぐに手が出ちゃう、始めてしまう。
なんとかやってみようと考えながら手を動かす方に集中するので、当然説明や指示は聞こえない。
「あれ、できない…どうやるの?」と
我に返った時には説明は全部終わってました!ちゃんちゃん
ということが
料理教室でも実験教室でも色んなところで起きていて、
なんでこの子は聞いてないんだろうね!?馬鹿ではないのになんで聞いてわかんないの?と…
前は不思議でしょうがなかった。
そもそも聞く気がなくてとにかくやりたくて聞いてなかったっぽいですね笑
だから、
私と一緒に料理するときなどは
段階を踏みながら
やり方説明(言葉での指示)もタイミングを見計らって的確に出せるから
きとんと料理できるし、
ママといるとどれほど楽で楽しいことでしょうね笑
(母子分離不安母子分離不安🫤)
モンテッソーリ教育も個別のお仕事で、
先生のやり方説明は
言葉なしのゆっくりな提示なので
娘に特にあってたようです。
ウィプシ検査の時も、検査用具の積み木を出したらすぐ、まずは自分で触って色々やり始めたと言っていたので、
「お!?これなんだ!?」と好奇心がでたら確かめずにはいられないのかな?
「まずは説明書読まないでやってみたいタイプ」のような性格や性質からきてる場合もあるので一概には言えないけど…
🐥言葉選びに時間がかかる
処理が速いので、考えて言いたい事が頭の中では確かにあるのに、それを上手く「的確に」表す単語がでてこない。
探すのに時間がかかる。
という感じがすごいする。
(処理速度に比べると言語理解の方が低いので。
あと単純に、いくら色々知っていても4、5歳の語彙力なんて大人からみたらたかがしれてる)
「この時差が」、ストレスになるのかもしれない。
私は辛抱強く待ってあげるポリシーなので聞きますが、親というより、恐らく本人が持つ困り感。
言いたいことは明確に頭にあるのに、
英語などの外国語を話す時どうしても出てこなくて歯痒いあの気持ちに似ているのかな?
🐥言葉にこだわり選び直す吃音
また、上記のような思考回路が引き起こすこんなパターンもある。
考えて言いたいことが、とにかく速く口から出てしまった。
しかし本来伝えたいことを的確に表現する単語でなかった場合、言い直しを絶対にする。
娘は絶対に言い直す。
言い直す、自分の中で「正しい」単語を頭に中で探すのに少し間があるため、側から見るとどもっているようにみえることがある。
でも他人に指摘されたことはないので、
そんなに気にならない範囲ということだろう。
親は困っていないが、本人にどれくらいストレスがかかっているかは未知数。
終わりに
とにかく、
処理速度指標が高いって…どんな感じなのよそれ💧と私もまだよく掴めていない部分がある。
特に親子で困り感については、
能力ゆえの〜
凸凹ゆえの〜というより
「OEからくる、揺れ幅の大きい精神的なもの」
の方がはるかに大変で、
いうなれば「なんかもう全体的に大変で困ってる!」といえる😂
Twitterで拝見したり成人ギフテッドの井戸端会議を拝聴したり、成人ギフテッドで処理速度凸のMai様のnoteが
ご本人目線で実生活での凸実感を書かれていて参考になったので、今回畏れ多くも紐付けさせていただきました。
我が家はまだ判明したばかりなので、
これから何か処理速度に特化したネタがあればまた書ければいいな。
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