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数字を集計するだけで満足する社員

社会人になると、やたらと数字の話をされるようになります。

「頑張るだけでなく、数値を見て変化させられるような人材になりましょう。」

上記の言葉を言われたことのある人はたくさんいると思います。
しかし会社の数値を変化させるのはなかなか難しい問題です。

そこで私が陥った問題を今回紹介します。




よくある間違った方法


手段が目的になっているパターン

「まずは現状の数値から追いかけることに使用!」と意気込みひたすらに効率や売り上げの数値を集計する人がいます。
数値意識を持とうとしている社会人の中にはこのような人がいるのではないでしょうか?
昔の私はまさにこんな社員でした。

「数値をまずは集め、どこに問題があるのかを確認しよう」と考え、私は過去に効率の集計を集めることにしました。

しかし集めるだけ集め、過去三年分の数値を集計し、過去三年での平均的な数値や、最高数値などが答えられるレベルになりました。
しかしこれは何の意味もないのです。

私は完全に集計し、会社の数値を把握することだけで満足してしまっていたのです。

もともとは現状を把握し、どこがダメなのかを確認するためだけに始めたのに知らぬ間にそれが目的になってしまっていたのです。

手段が目的になってしまうパターンです。
改善が目的であるにもかかわらず、現状把握しようという目標が目的に代わってしまっているという例です。


順序1

目的と目標が入れ替わる原因

目的が明確ではないことが原因

目的は「変化させること」であったのにいつのまにか目的が「数値の集計」になってしまう原因は目的が抽象的だということです。

目的が「数値を変えたい」といういろんな方向でも考えられるような抽象的な内容にしてしまったことが私が狂った原因でした。

あまりにも大雑把で抽象的な内容をテーマにすると方向性を失います。
その結果「どこから着手すればいいのか」や「何が結局一番悪いのか」が見えなくなってしまいます。

しかし数値はとりあえず集めているので、どんどん集計することが目的に置き換わってしまうのです。

改善するには

数値的な部分を含めた目的にする

なかなか難しいのですが、定量的な面と定性的な面両方で物事を進めるべきだということです。

「現状の売り上げの10%をいついつまでに上げる」「みんなが楽になるようなシステムに変更する」といったような形で目的を決めるのが安全です。

あまりにも大きいスケールのテーマに取り組もうとしたときになかなか仕事がうまく進まなくなるのはテーマや目的がしっかりと絞り切れていないことが原因の時がほとんどです。

なので数値ばかり取るような自己満足な社員にならないように皆さんは問題を明確にし、しっかり分析すればこのようなことにはなりません。

一番大事なこと

結局問題部分をどこまで分析できるかだけ

解決策やプロセスは実はそこまで重要ではなく、何が問題なのかがはっきり見えた段階で、絶対に目的が置き換わる問題は発生しません。

仕事がとてもできる社員となかなかできない社員の違いはおそらくこの部分です。

問題が明確になれば次に何をすべきなのかが明確に見えるのです。
プロセスや手段なんて考えなくても勝手に脳内でいろんな方法が思いつくのです。

私はいまだにこの部分が出来ていませんが、早く優秀な社員として活躍し、年収を1,000万以上のプレイヤーになるためにまずは現状とどれくらい離れており、今何が問題なのか考えようと思いながらラーメンを食べる平日でした。

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