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置き配のメリット

ヤマトが置き配サービスを始めました。
これは正運送会社にとっては本当にありがたい話で本当に革命的なことだと思います。

アマゾンは2020年3月から置き配サービスが始まり、ようやく2024年になってヤマトも「置き配サービス」が始まったところです。

今回は「置き配」について軽く勉強したので共有したいと思います。


置き配の歴史

ヤクルトや牛乳は大昔から置き配

下記のような写真の箱を見たことがあるのではないでしょうか。


保冷箱

私の実家にもこのような箱を設置しており、ヤクルトを届けてもらっています。

私調べによると1880年代後半倉から「置き配」というものが始まったとされており
明治時代から置き配という概念があったということがわかります。

こんな昔から置き配があったなんて正直衝撃でした。


置き配の歴史

上記の記事には置き配の歴史(成り立ち)が紹介されておりとても面白い内容になります。


コロナ期は置き配が少し流行っていた

コロナが猛威を振るった際に置き配が流行った時期がありました。

できるだけ接触することを避ける時代だったので荷物だけ置き、そのあとお客様が商品を回収するようなある意味「置き配」のような配送をしていました。

しかしお客様が実際にいることを確認してから商品を置いていることから置き配とは少し違う内容でした。

2020年から化け物企業アマゾンが日本で置き配スタート

Amazonは日本で2023年3月から置き配を始めました。
正直なぜ今までしてくれなかったのだろうと感じるくらい置き配の恩恵を私は受けているので当時置き配は大賛成でした。

とうとうあのヤマトも置き配スタート

ヤマト運輸も置き配を2024年6月から始めるようです。

ヤマトに関してはあらかじめラインなどを活用し、お届け日を調整したり、時間指定までさせてくれる神のような企業でしたが、とうとう置き配まで始めるというのです。

今後おそらく置き配はスタンダードな配送方法になるのではないかと私は考えています。

置き配サービスのメリット

再配達をしなくていい(業界の人歓喜)

「再配達しなくても一度商品をもっていけば完了」ということなので運送会社からすると置き配サービスは神なのではないでしょうか。

https://www.mlit.go.jp/common/001335985.pdf

上記のリンクは国が出している資料のリンクになるのですが、お客様にとってもストレスを軽減でき、ドライバーさんの生産性が向上するという内容です。


メリット

正直ここで一番のメリットはドライバー再配達の無駄な配送距離が短くなり、再配達にかかるコストが削減されることです。

「年1.8億時間の無駄」という面白い記事で紹介されていますが、こんな時間がもし本当にかかっているとすれば置き配サービスを始めるのも納得です。

正直記事にある年間約9万人分の時間を再配達で使用してるなら盗難や商品破損の責任リスクを考えても置き配にする方がいいような気がします。

問題は受け取り側の意識

再配達が無料のすごさを理解できていない

再配達が無料というのは実は企業努力による結果だと個人的には考えています。

そもそも商品を届けるのが運送会社の仕事ですが、時間を指定しているのにも関わらず受け取りが出来なかったお客様のために再度配達をするなんてサービス精神のカタマリではないでしょうか。

再配達を有料化にする代わりに置き配サービスを始めたり、再配達する際に
「あなたが一度で受け取れなかったせいで¥3,000で済むところが¥15,000もかかってしまいました」などの罪悪感をぶつけるような方法にしてみると案外運送業界もマシになるのかもしれませんね。


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