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インド人と結婚して大変なこと(結婚2年目)

いつもnoteをご覧下さりありがとうございます😊Amebaブログで人気の過去記事をnoteにまとめていきます!今回は結婚2年目に更新したこちらの記事です💁🏼‍♀️


↓元の記事はこちら


ハローナマステどうもインド人嫁です。

約1年前にアップしたこちらのブログが好評なようで、たくさんの人たちに読んでもらっています。ありがとうございます😊

私たちはもうすぐ2年目の結婚記念日なので、この約2年間を振り返って、更新版をつくってみることにしました。インド人とお付き合いしている方、インド人と結婚を考えている方、そしてインド人との結婚に興味がある方、参考にしてみてください。

続・インド人と結婚して大変なこと 〜結婚2年目〜

前回と同様に5位から1位までをカウントダウン形式で紹介していきます。また、あくまでも私ひとりの個人的な見解なので、当てはまる人もいればそうでない人もいるかもしれません。でも共感する人は多いのではないかと思います。

前回のブログで紹介した5つの事柄ももちろん大変なのですが、結婚して2年目でさらに分かったことや気づいたこともありますので、今回はそちらを話します。

5位:言語問題

まずは、言語問題!これはインド人と結婚した人に限らず国際結婚している人ならほとんどぶち当たる壁ではないでしょうか。私たちももちろんそうです。

▼私たち夫婦二人の語学力は以下

夫:グジャラート語(母国語)、ヒンディー語(ネイティブレベル)、英語(ネイティブレベル)、日本語(日常会話はOK、読み書きは困難)

妻:英語(日常会話はOK、難しい単語は分からない)、日本語(母国語)

という訳で、夫は元々トリリンガル(3カ国語を話せる人)なのに日本語も追加して今はマルチリンガルです。対して、私は結婚してから英語レベルも大して上がっておらず、2年前に英会話教室を辞めたのもあってむしろ下がってるのでは…という状況。ヒンディー語やグジャラート語は、インドに行く時にだけちょっと単語を覚えて使ってみる程度です。だから子供レベルのヒンディーも分かりません。勉強して身につけたいという気持ちはあるものの、差し迫った危機もないのでテキストを開く機会も少なく、のらりくらりとやっております。
でも、結婚前より結婚後の方が語学力が必要だなと感じています。夫婦で真剣に議論するとき、特にお金や家のこと、契約や手続きなどの重要な話をする時に語学力が足りなくてうまく話し合えないという事があるからです。少しずつ分かる単語で説明したり、翻訳アプリやウェブ検索して意味を伝えたりしますが、これをすると話の流れが途切れてしまいます。日常のコミュニケーションを取る分には問題ありませんが、ときどきこういった問題が起こります。
まぁ、一番は私がもっと語学力つけたらいいんですが、そう簡単にはいきませんね。汗
ネイティブレベルで会話ができるカップルを見るとすごいな〜うらやましいな〜と思います。結婚前にある程度は語学力をつけておくといいかなと思います。

4位:手作りインド料理は難しい


インド料理って、おいしいですよね。日本にもたくさんインド料理屋さんがあるし、カレーが嫌いな人って私は今までの人生で1人しか会ったことがありません。
しかし実は、日本人が慣れ親しんでいるインド料理屋さんのインド料理と、インドの家庭料理は全然違います。そして地域によっても全く違うのです。
食事は結婚生活の中で必要な要素だと思いますが、国際結婚の場合の食事も本当に悩みが絶えない!具体的には、インドの家庭料理を日本の自宅で作ろうとすると難しいという問題があります。主な理由は下記の3つ。

1:インドと同じ食材やスパイスがない
2:インドと同じ調理器具がない
3:レシピはなく目分量でスパイスを入れる

正直言えば、食材・スパイス・道具なんかは代用したり少し高価ではあるものの日本でも手に入れることはできます。しかし、3つ目の理由がいちばん難しい。インドのお義母さんの料理を見て習うこともあるのですが、とにかく毎回「目分量でスパイスを入れる」ので、自分で再現するのが非常に難しいです。ネットで検索したらいろんな人がインド料理のレシピを日本語で書いてたりもするので、それを参考にすることはできますが、夫が食べてきたグジャラート料理を作るには…なかなか難しいです。
なので、私は日常生活でほとんどインド料理を作りません。正確には作れる料理が限られていてレパートリーが増えてません。サブジやチャパティは作ったりすることもあるけどね…
結婚してから夫に何度か怒られたりしてますが、お義母さんのやり方を見て習って自分で作れるようにするって難しいんだよ〜泣
なぜかうちの夫はこの話には厳しく、インドの義実家に行くと必ず料理の手伝いや習得を強要されます。うちはこれで何度もケンカしてますが未だ解決していない問題です。夫としては、将来子どもができたときにも私がインド料理を作って子どもに食べさせてほしいのだとか。もちろん夫も時々はインド料理を食べたいそう。言い分は分かるけどだったら自分で作ってよ、というと怒られます。。私は夫に日本料理を食べることも強要しないし、作ることなんて全く強要してないのに。(夫はシーフードを一切食べられません) 結婚前にはこんな厳しくなかったんだけどなぁ…

という事もありますので、相手がどんな料理を食べて育ってきたのかを知っておく&自分がその料理を作る必要があるのかを知る、ということは必要ですね。
日本人同士の夫婦でも食の好みや地元の味、家庭の味はあるだろうけど、それを相手に作ることを強要するのは良くないと思いますよ。。 

3位:インテリアの趣味が違う


これも、うちの夫婦はよく揉めがちな問題。インテリアの趣味!以前、Twitterでつぶやいたら共感してくれるインド人嫁が何人かいました。たぶんインド人と結婚すると分かると思います。

インドという国をイメージすると、とにかくカラフルで派手なイメージがあると思います。そして、まさに家庭でもイメージそのまんまです!初めてインドに行った時は、ホテルやレストランなどの内装を見て素敵だな〜キレイだな〜と感動していました。もちろん今でもキレイだなと思うし、私はインドのインテリアのテイストは好きです。

▼インドのインテリア参考例

これらの写真はあくまでもイメージなのですが、インドの一般家庭も同じように全体がカラフルです。ゴージャスな壁紙を貼っていたり、神様のオブジェが置かれていたり、キラキラするデコレーションがされていたり。
これはこれで素敵なのですが、問題は日本の住宅に合わせようとすると難しいという点です。私たち夫婦は一般的な賃貸マンションに住んでますので、基本は白の壁紙で天井もそんなに高くはないし、窓も大きくはない。インドの家でやるから映えるインテリアも、日本の家でやるとなんかショボいんです。。
夫はいつも「日本のインテリアは白・黒・茶・グレーとかシンプルな色ばっかりでつまらない」と言ってます。確かに人気のニトリやIKEAに行っても大抵はそんなカラーですよね。日本人の好みはとにかくシンプルが好きなんです。ファッションも同じく。
だから日本の家に日本の家具家電を置いて、そこにインドのゴージャス☆カラフルなインテリアをミックスするとチグハグになるんだよ〜!と何度も説明してますが、夫はあまり納得してません。なので、うちの場合は大物家具などはシンプルに、クッションカバーや部屋の飾り、タペストリー などの付け替えができる小物類に関してはカラフルなものにしています。全体のバランスを考えると、う〜んとなることも多いんだけど。
うちもいっそのことカラフルな部屋にして全てインドテイスト(とかモロッカンテイストも素敵)にしたいけど、引越して壁紙を貼り替えたりしてからだなと思っています。現在引越しも考え中。

そして忘れてはいけない、照明問題!うちでは照明をどんなものにするのかで何度も揉めました。笑
インド人夫はなぜか白熱球・蛍光灯を好みます。私としては自宅の照明はそんなに明るくなくていいし、落ち着いた照明にしたい、白いピカーっとしたオフィスみたいな蛍光灯は苦手です。デスクワークする時などに必要であれば手元にライトを置いたら問題ないと思うのですが…夫は断固として譲りません。「絶対にホワイトライトの方が明るくてきれい!イエローライトは見にくい!暗いのは嫌だ」と言ってます。
そして家の照明は、洋室なのになぜか和室用の照明(旅館の畳の部屋にありそうなやつ)を夫が独身時代からつけていて、私はインテリアに合わないな〜変だな〜とずっと思っていました。この照明を変えたいと言っても「これがいい」と夫は譲らず。。
結局は折衷案として、やっと最近になって調光・調色式のペンダントライトに変えました。私としては、照明はインテリアで重要な部分を占めるので、自分好みのガラスのライトとか、デザインが良いものに変えたかったのですが…

▼結果これですわ。。笑

まぁアイリスオーヤマは良いし、機能性も良いし、シンプルなデザインだから可もなく不可もなく、というところなんだけれども。我が家の照明問題はこれからもずっと続くと思います。

というわけで、インド人と一緒に暮らすとインテリアの趣味でぶつかることもあるでしょう。日本では上級者レベルの柄×柄、柄on柄、とにかくカラフル〜を好む人がインド人は多いと思います。

2位:手続きや契約関連が困難


これも、インド人と結婚した人に限らず国際結婚した人は必ずぶち当たる壁だと思います。
今まで日本に当たり前に暮らしてきましたが、日本国籍以外の人が日本に暮らすのって本当に大変なんだなと実感しています。手続きや契約をしようとすると色々面倒なことがあります。

具体的には、まず結婚の手続きが一番困難です。これは過去のブログにもたくさんまとめてありますのでそちらをご覧ください。インド人×日本人の結婚手続きは世界トップレベルに難易度が高いです。なのでこの手続きができてしまえば、ほかの手続きなんてへっちゃら〜というくらい最難関だと私は感じてます。

次に銀行口座やクレジットカードなどを作るときの手続きも大変です。印鑑がないと契約できないところがほとんどですが、インド人で印鑑持ってる人は少数だと思います。最近の政府は印鑑廃止に力を入れるとか言ってますが…本当にそうなるかは分かりませんね。日本の印鑑文化は良いんだけど、もっとスムーズに手続きできたりオンライン化してほしいです。
うちの夫の場合は、私と出会う前から日本で仕事をしていたので自分で口座開設したりクレジットカードも作ってましたが、その手続き方法を聞くと大変だなと思いました。クレジットカード会社によっては、理由を明示せずにカードの作成を断られてしまうこともあります。知り合いも何度か断られていました。日本国籍ではないからという理由だけで、日本人と同様に納税もしている外国人が口座やカードを作れないというのはどうなんだと思います。私はマジで何回か銀行やカード会社にキレてます。笑

他には、賃貸契約。これも重要。賃貸マンションやアパートを借りる際に、もし世帯主が外国籍だとオーナーからお断りが入ることがあります。なので、良い物件があっても不動産屋を通じて「外国籍の人でも借りられるのか?」を確認しています。これもTwitterで他のインド人嫁がつぶやいていて、みんなが共感していました。
この問題も、私は毎回イライラします。日本人よりも年収の高いインド人はたくさんいるし、近隣住民に迷惑もかけていません。外国籍というだけで差別されているのは本当にひどいです。

そして他にはパスポート問題!これは手続きや契約関連とは少し話がズレますが、インド人と結婚するとパスポート問題に必ずぶち当たります。
日本のパスポートはご存知の方も多いと思いますが、世界最強と言われています!ビザなしで渡航できる国が最も多く、なんと191か国の国や地域に行けてしまうのです。私は日本のパスポートを持っているので、ビザなしで行けてしまうのが当たり前のように思ってしまっていましたが、結婚して変わりました。夫はインドのパスポートなのですが、インドは確か60か国くらいしかありません。日本の3分の1以下。もちろんビザを取ったら海外渡航はできますが、ビザ取得のために時間やお金が結構かかります。国によっても変わりますが、費用は数千円から高いところだと1万円を超えることも。夫は毎回「日本のパスポートはいいよなぁ〜!」とうらやましい&嫉妬の眼差しを向けてきます。私たちは海外旅行でこれまで台湾・マカオ・香港・オーストラリア・タイなどに行きましたが、毎回夫はビザの申請に奮闘していました。特にオーストラリアはビザ取得のためにたくさんの書類の提出もあり、大変そうでした。最近の夫はビザマスターのようになってきて、かなり能力が高いので代行業者などに頼まず自分でやっています。すごいなぁ。
なので、インド人と結婚すると、海外旅行では必然的にビザが取りやすい国にしか行かなくなります。特にヨーロッパなどは顕著ですね。日本人は旅行者でもビザなしで行ける国が多いですが、インド人はビザ取得のための面接があったりもするそうです。近いうちにヨーロッパも行きたいなと話していますが、このビザ取得のハードルがどのくらい高いか謎なので、調べてみないとですね。
というわけで、もしインド人と結婚すると海外旅行で自分は行けるのに相手が行きにくい〜という状況が発生する可能性が高いです。

1位:義理の家族との関係


堂々の1位は義理の家族との関係!といっても、これもインド限らず国際結婚した人たちならよくある話ですね。もちろん日本人同士の夫婦でもよくあるし。万国共通の話だと思います。

私のインドの義理の家族はみんな優しくて、いつもあたたかく迎えてくれます。会える頻度は年に1度ほどなので、たまにしか会えないのもあるかもしれません。
端的に言うと、インド人の家族観は日本人の家族観と違います。日本人よりももっと濃厚な関係性です。もちろん家族によっても違いますが、全体的に家族間の絆やつながりが強く、常に家族を第一として行動している人が多いです。日本人だってそうだよ〜と思うかもしれませんが、少し感覚が違います。例えば、義理の家族がいきなりアポ無しで家に訪ねてきて勝手に今夜泊まるね〜とか言うのも普通です。もちろん泊まっていって、という感じです。日本だったらあまり無いと思いますが、義理の家族だろうが結婚して家族になったのだからということでかなり距離は近いです。日本人の感覚でいると、面食らってしまうこともあるかもしれません。

日本にインドの家族が来た時も、基本的には自分たちの家に泊まってもらいます。私たち夫婦の家はそんなに大きくありませんので、ゲストが来ると寝る場所がほんとに無いのですが、それでも泊まるのが当たり前です。昨年お義母さんが3ヶ月来ていた時も、狭い家にずっと同居していました。私は正直ストレスが溜まってしまったのですが、だからといってお義母さんをどこかのホテルやウィークリーマンションに滞在してもらうという考えはインドだと失礼になるそうです。
私たちのインドの結婚式の前夜でもインドの実家には数名の親戚が泊まっていて、夜遅くまで起きていました。私は正直次の日の結婚式のために早く寝たかったのですが、結局寝たのは午前2時半頃。おそらくお義母さんは寝る時間なかったと思います。なのに翌朝も早朝から起きて動いてました。こんな風に、家族のためにはできるだけのおもてなしをするのが当たり前です。

そして仕事よりも当然家族が優先です。日本のように「家族を養うために仕事をしているのだから、仕事の付き合い優先」という考え方は通用しません。上司に誘われたから家族との夕食をやめて飲み会に行ってくるとかはあり得ないと夫は言っています。

夫に聞くと、優先順位は
家族との時間>>友達付き合い>趣味の時間>仕事(上司)
とのこと。仕事が一番にくるのはあり得ないなぁと話しています。仕事はあくまでもお金を得るため。かといって仕事が人生の優先順位の上位にくる訳ではないのです。

ということで、インド家族との濃厚な関係性にはおそらく何度も面食らうことでしょう。私も度々驚いたり、距離が近い(近過ぎる)と感じることもありますが、裏を返せば愛情もたっぷりです。お義母さんは私を娘のように可愛がってくれているのが分かるし、外国人だからといって差別することもなく対等に接してくれています。インドでは毎朝おはよう〜といってハグしてくれます。私も寝ぼけながらキッチンのお義母さんにハグしに行きます。笑

結婚すると家族との関係がより近くなりますので、結婚前にある程度は家族と親密な関係を築いていると分かることも多いと思います。といっても、私はやっぱり結婚後に実感する事が多いので、結婚前に分かることも少なかったのかなぁと思いますが。

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また長文になってしまった…!最後まで読んでくださった方ありがとうございました。参考になりましたでしょうか?
インド人と結婚すると大変なこともありますが、総じて今の結婚生活は楽しくやっています。幸せだな〜と感じることも多く、本当に周りの人たちや家族に支えられて有難いです。次はインド人と結婚してよかったことをブログに書こうかな。

感想や質問あればお気軽にコメントください。

それではまた、See you〜!

このnoteが参考になりますように。 記事のご意見やご感想などがあればぜひ教えてくださいね。