見出し画像

山間地の農地を守りつつ、おいしいお米を作る

2か月ほど前になってしまうのですが、福井県南越前町で、お米やそばなどを生産・販売されている、「有限会社 リトリート田倉」の方に、インタビューをしました!

今回は、”リトリート田倉さんインタビュー記事第1号”として、農地を守る取り組みについて伺ったことなどを書きます。
そばについての詳しいことは、インタビュー記事第2号でお伝えします!

リトリート田倉さんの概要

南越前町で、平成7年から、主にお米を作って販売されています。
会社設立当時は、9ha程の規模だったそうですが、今はお米を約38ha、そばを約2ha作っておられるそうです。

社長さんと、事務の方の2人が正式な従業員であり、農作業も行っているそうです。忙しい時期は、近くに住んでいる方に期間限定でパートとして働いてもらっているとのことでした。
人手はあまり足りておらず、高齢化も進んでいるそうで、新しく若い方を募集しないといけない課題があるとのことでした・・・

お米は、主に福井県内を対象に販売されているそうですが、親戚など、縁故のある方にお米のおいしさが伝わり、関西地方にも販売されているそうです・・・!
そばは、主に「今庄 そば道場」さんや、「リトリートたくら」という体験施設に販売されているそうです。「リトリートたくら」という施設は、リトリート田倉さんと以前は同じ組織だったようですが、今は別の組織になっているそうです。
(「今庄 そば道場」さんについては、そば打ちのことでも記事を書いているので、ぜひご覧ください!)

農地を守る取り組み

リトリート田倉さんは、高齢化などによる担い手不足によって、耕作を続けられなくなった田倉地区の山間地の田んぼを引き受けて、生産を続けているそうです。
山間地の田んぼは小さく、1000㎡より小さいような田んぼばかりを、約320枚管理されているそうです。
農業用機械も小さいものしか入ることができず、維持管理が大変だそうです・・・

なぜ農地を守る取り組みをしているの?

「うちは田倉地区の中にある会社で、田倉の農地は守らないといけない施設。」
荒れ地を作らない取り組みをしないと、自分たちの地区の価値が低くなってしまうし、施設の建物自体は南越前町の所有物であって、そこに入っている以上は、農地を守っていかないといけないという義務を感じているとおっしゃっていました。

働いていて嬉しかったこと

おいしいという言葉を聞いたときが、一番嬉しいそうです!お米は、おいしいという声をいただいていて、うちの自慢とおっしゃっていました・・・!

働いていて大変なこと

植物は生き物で、常にお世話をしないといけないため、忙しい時期は本当に忙しくなることだそうです。刈り取り作業など、雨が降ったらできないこともあり、天気仕事なことも大変な点だとおっしゃっていました。

------------

今回インタビューをして、農地を守る取り組みの、山間地ならではの大変さなどもある一方で、おいしいお米を作られていることを実感しました!

インタビュー第2号も今後投稿するので、興味を持ってくれた方はぜひご覧ください…!

読んでくださって、ありがとうございました。

(この記事の情報は、2020年10月29日に伺った情報です。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?