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私の唯識論

この世界はこの意識を通してのみ存在する。 そしてこの意識が自身の存在を証明する唯一の現象的実在である。 この意識は、その中に必ず意志を持って生じる。即ち、予測が先にある。 この予測と認識される世界に統一があるとき、 その意識は私の情動を通して、もとい、内臓感覚を通して、 心地良さを生じる。 一方で、この予測と認識される世界に不統一があるとき、 その意識は私の情動を通して、もとい、内臓感覚を通して、 心地悪さを生じる。 であるならば、この、予測と現実が統一されている状態

    • 利己的な僕ら

      これを言ったら彼は傷つくのではないか。 どうすれば彼女の機嫌はよくなるのか。 どうして彼の気分はこうも変わりやすいのか。 そうした思考をするクセを持っていた僕が、少しだけ生きやすくなった過程をここに記す。 それは「利己的に生きていい」という赦しだった。 利己的に生きていい僕の日常 他者からの意見に左右され、或いは他者の顔色から伺い知れる他者の感情に影響されて生きてきた僕は、争いを嫌い、平和を望み、欲望を我慢し、感情を押し殺し、他者に優しくすることが良いことだと信じて生

      • 木漏れ日

        社会は、私にとって余りにも複雑で、生きていくことが辛くて仕方がない。 この複雑な社会の中で、私は何を為せばよいのか。 規範意識や、自己嫌悪や、私はそれらを更に複雑に考え、何を為せばよいのか分からなくなってしまう。 自身の幸せも分からず、目標も分からず、ただ立ちすくみ、目先の感情にのみ支配され、また勇気を失い、どう生きれば救われるのか、私は幸せになれるのか。 こうした思考もまた幼稚なものなのだと自身を傷付け、ホメオスタシスの中に閉じこもる。 いや、それ以前の行動が私を傷付

        • デネブと水草

          遥か遠くの星から自身を眺めてみる。 『どうせ死ぬ訳でもなかろうに』 なぜ不安や怒りなどという感情に支配されているのか。 全く理解に苦しむ。 いや、そんなことを理解する必要などないのかもしれない。 そもそも、偶々よく融通が利くこの体と脳は何のために存在しているのか。 いや、そんなことすら考えなくとも良い。 万物が鮮やかに、瑞々しく、互いの個々の縁起のもとに移ろいゆく姿を、 静かな心で、あるがまま眺めていられればそれでよい。 森羅万象それぞれは意味や目的など持っていない

        私の唯識論

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        • 悩みと仏教
          4本

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          笑いとは「緊張の緩和」である

          この言葉との出会いタイトルにもなっている、「笑いとは、『緊張の緩和』である」という話。僕はこれを今から5年前くらい、大学生の時に知ってなるほどなぁと思いました。 そして、「僕がこれまで観てきたお笑いは、全てこの定義によって整理できるではないか」と思ったのです。 この定義は、とあるTV番組の中で上方落語の偉大な落語家 桂枝雀 師匠によって提唱されたものです。動画がYouTube上にアップロードされているので、そちらのURLを記載しておきます。(公式じゃないので消えるかも)

          笑いとは「緊張の緩和」である