見出し画像

コロナ禍のマスクとノミ・ダニ予防薬

いつもの事ながら、あっと言う間に1週間、1か月と時が進んでしまって我ながら恐ろしい・・・(汗)

さて、最近・・・と言うかここ10年くらいお客様から聞くのが

「ショップでお散歩要らないって言われました」

それを聞くたびに、なるほど「お散歩」ってワンコを飼う上でのデメリット扱いなのね・・と、納得(?)。最近はペットの割合で嘘かホントか、誰がどうやって統計とってるのか謎だけど(笑)飼育頭数でニャンコがワンコを上回ったそうな・・・そして、「お散歩が要らない」ニャンコに人気が集まっている、なんて解説までされてたりしますよね。

お散歩は「運動」と考えれば確かにニッポンのワンコの大半は小型犬ですから、おウチで元気に遊んでいれば充分、という意見もあると思いますが「社会性」を考えると外に出て様々な経験をする事はとっても重要だと思います。現に自宅内と家族しか知らずに育ち、トリミングに来て触る前からパニクり、ウ〇チ漏らすようなワンちゃんもいるわけですから・・・。

さて、それはともかくもう1年半コロナ禍でマスク着用の日々が続いています。マスク反対派もいるようですが、スーパーやコンビニなども今やマスクなしでは入れないですよね。マスクに対する考え方は人それぞれでどうでも良いですが(笑)「面倒くさいモメ事」に巻き込まれないためにに重要な必須アイテムと言えるでしょう。

私はトリミングとホテルのお店を運営しており、小さなお店とは言え多くのワンコが日々出入りしますのでワクチン接種やノミ・ダニ予防薬が行われているか新規のお客様はもちろんですが既存のお客様にも定期的に確認します。すると・・・

「ウチのコはお散歩行かないので予防薬は使っていません」

と、言われる事がたびたびあります。ノミやダニって私達トリマーは地域にもよるでしょうけれど時々実際に目にするので危機感がありますし、万が一店内で落とされて「あの店行ったらノミ付けて帰って来たのよ~!」なんて言われたら目も当てられません(汗)ので、すごく神経を使っています。マダニの媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の死者(ニンゲンの)もつい先日も報告されています。ノミやダニはワンコが外に出なくてもニンゲンが自宅に入れる可能性もありますし、一般的な飼養管理をしていれば動物病院やトリミングサロンなど他の動物の出入りする場所に必ず行くはずなので「絶対に」大丈夫ではありませんし、予防薬を使っていても一時的にワンコの身体に付着して店内へ持ち込まれる可能性もゼロではないのでサロンとしても「絶対に」店内にはいない、とは言い切れないので、大いに不安です。

ノミ・ダニ予防は「マナー」です

画像1

なので、サロンなど他の動物もいる場所へ出入りする場合(大半のワンコはそのはずです)予防薬は「お互いの不安を取り除くためのマナー」だと思っています。

そう考えると・・・コロナ禍でのマスクとノミ・ダニ予防薬って・・・

同じじゃ~ン♪

と思うのです。もし、今ノーマスクで何かのお店に入ったら「マスクの着用お願いします」と言われる事もあるかと思いますが、その時に

「私はハイリスクな行動してませんので大丈夫です」

と言っているのと同じではありませんか?その答えに

「なるほど、じゃ大丈夫です」とは誰も思わないはずで

「そうゆう問題じゃなくて」

と、多くの人が思うのはないかと思うのですが・・・それでも

「ウチのコはお散歩行かないので予防薬は使っていません」

って・・・やっぱりペット業界がリスペクトされていないのか(泣)もしくはノミやダニの感染症などについての知識不足(つまり私達プロの啓発不足)なのか・・・コロナウイルスも身近な人が感染しないと危機感沸かないのが現実だから、マダニだって人を殺すけれど危機感ないよね・・・一般の人はほぼ見ないだろうし。

でもマスクなしでスーパー入るのと同等の行為だって、知って欲しいな★


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?