見出し画像

ペットと深い絆を築く方法(2)【ベーシックトレーニングの重要性】ペット・ウェルビーイングへの新たな道

ペット・ウェルビーイング

ANKケアラーがお話しする《ペット・ウェルビーイングへの新たな道》、今回は《ペットとの深い絆を築く方法》ということで、《ベーシックトレーニングの重要性》についてお話しさせていただきます。
何か一つでも、ペットとの暮らしを豊かにするヒントとしていただけたなら幸いです。


ベーシックトレーニングって何?

ベーシックトレーニングとは、犬が家庭や社会での生活をスムーズに送るために必要な基本的なスキルを教える訓練のことです。このトレーニングには「おすわり」、「まて」、「おいで」、「ふせ」などの基本的なコマンドが含まれます。これらのコマンドを習得することで、愛犬と飼い主のコミュニケーションがスムーズになり、信頼関係が深まります。

そもそもトレーニングは必要?

トレーニングはペットとの関係性を良好にするためには非常に重要です。
何歳からスタートしても有効ですが、年齢によってトレーニングの目的や伝え方が変わるので、細かい手技は専門家に聞いてみましょう。また、以下の理由からも、愛犬にベーシックトレーニングを行うことは欠かせません。

1. 合ってる、間違ってる、を明確に伝える
トレーニングを通じて、愛犬に何が正しい行動で、何が間違った行動かを明確に伝えることができます。これにより、愛犬は自分がどのように振る舞うべきかを理解しやすくなり、不安や混乱を減らすことができます。 

2. 共通の言語として役立つ
基本的なコマンドを教えることで、飼い主と愛犬の間に共通の「言語」が生まれます。この言語を通じて、より効果的にコミュニケーションを図ることができ、愛犬が飼い主の指示を理解しやすくなります。

3. ペットと人の会話の中心となる
トレーニングは、愛犬との「会話」の基礎を築くものです。コマンドを通じて愛犬に指示を出し、愛犬がそれに応じることで、飼い主と愛犬の間に円滑な対話が生まれます。これにより、愛犬との日常生活がスムーズになり、互いの絆が一層深まります。

どんなことができるようになるの?

ベーシックトレーニングは、ただ単に愛犬がスキルを覚えるという意味合いよりも、飼い主と愛犬のコミュニケーションツールとして重要な役割をもたらします。その結果、ベーシックトレーニングでは、以下のようなスキルを愛犬が習得することになります。

1. Sit おすわり
愛犬が座ることができるようになります。これはコミュニケーションを伝える上で最も基本的なコマンドです。

2. Stay まて
愛犬がその場で待機することができるようになります。これにより、愛犬に時間や空間のコントロールを伝えることができます。

3. Come おいで
飼い主の呼びかけに応じて戻ってくることができるようになります。これは安全性を保つために非常に重要です。

4. Heel つけ
飼い主の横を歩くことができるようになります。これは散歩の際に、愛犬の突発的な行動をコントロールする際に有効です。

ベーシックトレーニングをやってみよう

ベーシックトレーニングを通して、愛犬は「Good 合っている」や「No ダメ」などの曖昧なニュアンスを、よりクリアな意味で学んでいくことができます。以下にベーシックトレーニングの基本的な考え方をまとめました。実際に日常の中に取り入れてみましょう。

1. ポジティブ・リインフォースメント(正の強化)
愛犬が指示に従った際には、褒め言葉やおやつでしっかりと褒めることで、良い行動を強化します。

実例
散歩中に「おすわり」のコマンドを出し、愛犬が正しく座った場合、すぐに「よくできたね!」と褒めながらおやつを与えます。これを繰り返すことで、愛犬は「おすわり」をすると良いことがあると学びます。

2. 一貫したルーティン
毎日決まった時間にトレーニングを行い、ルーティンを作ることで、愛犬が習慣として学びやすくなります。

実例
毎朝、食事前に5分間のトレーニング時間を設けます。決まった時間に同じコマンドを練習することで、愛犬はその時間をトレーニングの時間として認識し、習慣化します。

4. 適切な指示の出し方
明確で一貫したコマンドを使い、愛犬に混乱を与えないようにします。

実例
愛犬に「おすわり」を教えるときには、明確に「おすわり」と声に出しながら手で座るジェスチャーを示します。一貫したコマンドとジェスチャーを使用することで、愛犬が混乱せずに学ぶことができます。

5. 感情表現は大きくする
愛犬が正しい行動をしたときは、感情を大きく表現して喜びを伝えることで、愛犬が飼い主の期待に応えたいと感じるようになります。

実例
愛犬が「おいで」のコマンドに従って戻ってきたとき、飼い主が大きな声で「よくできた!」と喜びを表し、笑顔で愛犬を撫でて褒めます。これにより、愛犬は正しい行動が飼い主を喜ばせることを学びます。

6. プロの助言
定期的にプロのドッグトレーナーのアドバイスを受け、トレーニング方法の改善点を見つけるようにします。

実例◎
トレーニングに行き詰まった際には、プロのドッグトレーナーに相談し、愛犬の特性に合わせたアドバイスを受けます。例えば、トレーナーが示す新しい方法を取り入れることで、愛犬の反応が良くなる場合があります。

まとめ

ベーシックトレーニングは、愛犬と飼い主の関係を深めるための重要なプロセスです。基本的なコマンドを教えることで、愛犬が家庭内や社会で安心して過ごせるようになります。

トレーニングを通じて愛犬とのコミュニケーションがスムーズになり、互いに信頼し合える関係が築かれます。忍耐強く続けることで、愛犬も飼い主もより豊かな生活を送ることができるでしょう。

ANKでは、これからもペットに役立つ情報をお届けしていきます。お楽しみに!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?