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【多世界現実2 2006年体験記録】

これもまたいち個人の体験を元にした話です。
なので、みなさんの自由な発想でどうぞお読んでいただけたらと思います。



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えぇぇぇぇぇぇぇえええ!!!!!!



私は思わず心の中で大声を上げました。

私の視界に映った景色


それは先程の掃除する前とは比べ物にならないくらいに散らかった、

大散乱状態の部屋の光景だったのです。


私は半パニックになります。


だって
ついさっき
片付けたばかりの部屋が、
信じられないほどに散らかっているのですからっ!!

記憶にだって
ついさっき片付け終えた自分と部屋の光景がはっきりと、確かにあります。

でも、目の前に広がっている光景は・・・

部屋はおろか
廊下まで服や物が転がり落ちている。


”どうして・・・”


半パニックになりながら私はうろたえました。


一体なにが起きているのか。
なにがどうしてこんな状況になっているのか・・。



その瞬間、
私の頭の中にはっきりと
あの声が 響き渡ってきたのです。


「己の、この瞬間瞬間の選択が 己の現実を創造している」


その声が聞き終えたかどうかの瞬間、
またもや目の前の景色が、一変したのもわからない速さで 一変しました。




すると

なんとそこは


部屋自体も異なり、


おまけにその現実で存在している自分の感情が、

半パニックを起こしている私の中に 響いてきたのです。




自分のなかに もうひとりの生活している自分の感情が入り込む・・・

・・・私は完全にパニック状態へと陥ります。


なにが自分なのか

なにが起きているのか

思考も感情も追いつかず

パニックを起こし

その瞬間


声にもならない叫び声を あげていました。


    「+@:j*-g;+`/?>,pt~\*!!!!!!!!!!!」


自体が飲み込めずパニック状態のまま
私はしゃがみこみます。


そして錯乱する精神の中、再び立ち上がる私。

と、その瞬間、私は再び元の状態の部屋へと立っていることに気がつきました。

視界に入ってきた目の前の景色は・・・、


それは一番最初の、
けろちゃんを保育園へ連れてゆく前の、


まだ中途半端にしか片付けられていない部屋でした。



時間の感覚が完全に狂ってしまっている私は慌てて時計を見ます。

もはや今がいつなのか、
朝なのか昼なのか夜なのかも自分の感覚ではなにも判断ができません。


一番身近にある時計を掴み、
それでも信じられずテレビをつけ時間を確認し、それでもそれが信じられず別の部屋の時計や、再度テレビで時間の確認します。


同時に大急ぎで日付を何度も何度も確認しました。

今が何年なのか、
何月何日なのか、何度も何度も・・・。

狂う思考で、なにを信じていいのかわからない私は
必死に事を理解しようと焦ります。

そうして家中を歩き回っては日付と時間をしつこく確認した私は、
どう計算してもけろちゃんを送り、帰ってきてから
たったの数分、長く考えても10分程度しか過ぎていないことを確認しました。


そしてそれを受け入れた途端、
時計を抱えたまま
脱力感と共に倒れるように床に座り込んでしまったのでした。


再び時計の針を確認します。



このたった数分~10分の中で、一時間以上掃除していた自分。


なのに今居る場所は、帰って来てから一時間以上掛けて綺麗に片付け終えたあの部屋ではない。

この部屋はまだ片づけが中途半端。


それはつまり・・・、
昨日と今日の朝の記憶違いではなかったということ・・・・・。


でも確かに・・私は帰ってきてから一時間以上掃除した・・・。


なのに次の瞬間には考えられない程に散乱した部屋になって・・・
それから、それから・・・・。


冷静に事の判断をしようとしますが。。。。

しかし思考はまだパニック状態を抜け切れずに、ひどい混乱を起こしていました。


けれども、それとは裏腹に、
この数分の間の出来事によって私の胸には、
確信にも近い確かな感覚が芽生えてもいたのです。


それは・・・・・驚く程
とても冷静に、
実にたくさんのことを理解してもいる自分の姿でもありました。


つづく

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