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越南紀行2018 ホイアン微熱日記 #02 早朝のビーチへ

泊まった宿はパーティー宿。

半裸の若者たちが明け方まで乱痴気騒ぎ。

もう、あそこには戻れなくなってしまった。

突き上げる低音とざわつく人の声を聞きながら、それでも熟睡した。

 若者たちが部屋に戻る早朝5時、ようよう明けゆく空を見ながら目が覚めた。

自転車を借りて、ビーチを目指す。

チュア・ダイ・ビーチへ

早朝のビーチはけっこう混雑していた。

まだすこし気温が低めの時間、出勤前にやってきた地元の家族連れ。

ホイアンにはパラセイリングなどのビーチ・アクティビティがあるビーチもあるようだけど、こんな地元っぽい海が好きだ。

明け方の海。海のそばで育った私にはなつかしい風景
家族連れが涼をとる

ホテルの敷地と思われるエリアも、まだ誰もいなくて勝手に陣取ることができた。

パラソルとビーチチェアを拝借
帰り道。川を渡る

波はけっこう高くて、泳ぐには向いていない。

私が生まれた茅ヶ崎の海もこんな高波が多くて、朝はサーファーの時間だったっけ。部活の朝練で早めに登校するとき、友だちのお父さんがボードを抱えて海から帰ってくるのとすれ違う、そんな何十年も前の記憶。

ボディボードもなにもないけど、波乗りをちょっとだけ。

まだひんやりした水はやっぱりちょっと塩味だ。あたりまえか。

屋根に登れば松林の向こうに海が見えた実家も、いまはぎっしりと建ち並ぶマンションの隙間にある。

いつかまた海の見える家で暮らしたいと、なぜかホイアンで思うなど。



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