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消耗品をケチるな:写真の部屋

撮影をする時に、カメラよりレンズより大事なのがSDカードなどの記録メディアとバックアップメディア。ここにトラブルがあると写真はなくなってしまう。

ロケ先でのバックアップについては以前書いたことがあると思うけど、記録メディアは定期的に新品にリプレイスする癖をつけた方がいい。ほとんどのカメラに使われているSDはとにかく脆弱。ペラペラのプラスチックは変形するし静電気にも弱い。

メディアは毎日抜き差しするモノだから接点に負担がかかる。だからカードリーダーもできるだけちゃんとした製品を使った方がいい。データ保存用のHDDも同様。こういう「ワクワクしない買い物」が重要で、ここを怠ると、いつか取り返しのつかない痛い目を見ることになる。

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遊びで撮るなら「この前の写真、データがなくなっちゃった」でもいいけれど、「仕事」になったら完璧な安全を求められる。トラブルには必ず原因があり、どれだけの保険を掛けているかが仕事の報酬にも含まれていると言っていい。

「現場で機材が足りなかった、壊れた」なんていうのも、恥ずかしいから言ってはダメ。誰もそれを言った人に二度と仕事は頼まないだろう。

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写真の部屋

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人類全員が写真を撮るような時代。「写真を撮ること」「見ること」についての話をします。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。