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料理人だけにわかる話、とは。

撮影を目的としない移動は久しぶり。

カメラはα9にツァイスの35mmだけでバッテリーチャージャーは持たない。予備はひとつあるけど、二泊でそれが切れたらもう撮らなくてもいいという穏やかな気持ちで山形に臨む。

今回は写真家の志鎌さんと根岸さんといろいろ話した。志鎌さんの写真と、シソンヌじろうさんの文章を組み合わせた本の話も聞けた。写真を撮るときの「心の動き」はとても繊細だから、撮らない人とはまったく話せない。出てきた一皿の料理が旨いとわかることと、それを煮込んでいる作業の話とは「まったく」関係がないと思っている。

自分が敬意を持っている(もしくはどこかに共通点を感じる)写真家が料理をしている言葉だけが切実に心に響く。志鎌さんと話した後に「何の説明もなく、すごい速度で話せたのが気持ちよかった」と言われて、俺と同じように感じてくれていたんだなとうれしくなった。

展示会場に来てくれた高校生写真家と話したことや、その他の大事なところは「写真の部屋」で続けることにする。

https://note.mu/aniwatanabe/n/n15638c219eb8

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。