パイロット版を用意する:Anizine
6年か7年前、まったくの仲間内の遊びで『毎週キングコング』というYoutubeチャンネルを作った。キングコングのふたりがただひたすらくだらないことにチャレンジするチャンネルだったが、他の芸人は「Youtubeって何?」という冷ややかさで見ていた。
最初は西野くんの発案に付き合うように、Youtube自体にはまるで興味がなくやっていた梶原さんだったが、今ではカジサックとして200万人のチャンネル登録者数を持つようになった。時代は変わる。
テレビやラジオ、CMに出演するタレントなどは、今までずっと「発注」を待っていた。誰かから出演してくださいと頼まれて出るわけだ。それを「自分たちが独自のメディアを持った方が早い」と理解するまでには、かなりの時間がかかった。
人気がある、何かで見て目立っていた、好感度が高い、などの理由でキャスティングが決まる時、なぜ呼ばれたか、なぜ呼ばれなかったかの理由を出演者本人が知ることはほとんどない。選択にそれほどの根拠がないからだ。ひどい場合は「CMをする会社の社長がファンだから」なんていう馬鹿馬鹿しい理由さえある。結構ある。
多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。