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フレデリック・ガンジャ:Anizine

数日前にある人のプロフィールを読んだのですが、ああ、たまにこういう書き方をする人がいるなあと思いました。「主語がわからない」タイプです。

主語というのは視点でもあり、誰がそれを言っているか、です。何かを表現する人は「視点」が勝負ですからそこが疎かになると信頼を失います。そう言うと、自分は絵を描いているんだから文章なんて関係ない、音楽をやっているんだからどうでもいい、などと言い返されることもあります。

1980年東京都港区生まれ、3歳から世界的なピアニストである父親の唐澤健三の薫陶を受け、フレデリック・ガンジャ国際ピアノ・コンクールで第一位を獲得、その他、数々の世界的に有名な賞を受賞。多くの一流音楽家と共演した私の経験を生かし、現在は唐澤音楽教室を主催、才能ある生徒を多数輩出しています。

ちょっとおかしいですよね。どこがおかしいでしょうか。

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569字

Anizine

¥500 / 月

写真家・アートディレクター、ワタナベアニのzine。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。