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AIはどうなるのか:Anizine

最近、誰と会っても「AIはどうなるんですかね」と聞かれるようになった。別にこちらはAIの専門家ではないし、新しい情報を知ると「まだそれを知らないの」と誰彼構わず言いたいような欲求もない。

どんなテクノロジーも、十年から少なくとも数年の研究を経て世の中に知られることになる。何も考えておらず、ただストックされた返事をするという「Eliza」などの「人工無能チャットソフト」は1966年からあり、我々がMacを使い出した頃にはそれだけでも面白がっていたのだが、30年近くかかってやっと実用的な今のChatGPTまでやってきた。

Quicktimeの最初期バージョンを見たときの衝撃は忘れられない。といっても感激したわけではない。個人のパソコンで映像が作れるようになるという触れ込みに驚いていたのに、「こんな紙芝居かパラパラ漫画みたいなものが仕事に使えるか」と、半ギレだった。しかし今では12Kであろうが動くのだ。

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Anizine

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写真家・アートディレクター、ワタナベアニのzine。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。