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写真の部屋

人類全員が写真を撮るような時代。「写真を撮ること」「見ること」についての話をします。
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2021年6月の記事一覧

モナリザと、ろくろ:写真の部屋

たまに「自分が撮った写真を見て欲しい」とリンクが送られてくることがあります。一応見てみるんですが、とてもいいものを見たなあと思わされることはほとんどありません。ソーシャルメディアを介して発見するいい写真は数限りなくあります。でも、それは「発見されるべきルート」からやってくるのです。さて、そのルートの違いとは何でしょうか。 ポートレートの場合、写真は、撮る人とモデルの合作と言えます。もちろんヘアメイクやスタイリストも含めてですが。その写真からこちらが読み取るものは、何をどう撮

Nikon F5:写真の部屋

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続 / Nikon F5:写真の部屋

使っていないNikon F5を誰かに使ってもらう、という記事を書きましたが、お渡しする方の発表を忘れていました。すみません。 こういうのは誰かを選ぶことになる心苦しさがあるのでつらいのですが、まあ遊びでやっていることなのでお許しください。どなたに当たったかは書きませんが、お渡ししたときの記事を後日アップするかもしれません。 またやることがあれば、懲りずにご応募お待ちしております。アニ

ブラッド・ピットとウユニ塩湖:写真の部屋

「プロとアマチュアが撮った写真を見比べて、どちらが撮ったものだか判断できますか」という質問がありました。前段部分だけを読んで内容をシェアされるのが嫌なので、真剣に読み、真面目に写真のことを考えている定期購読メンバーに向けてだけ書いておきます。

太ったボクサー:写真の部屋

noteには、これから写真を仕事にしようと思っている人がたくさんいるようなので興味深く読んでいます。自分はプロフェッショナルなので評価してやるなんて偉そうなことは思っていません。自分が始めた頃はどうだったかなとか、これからさらにどうすればいいかというように、同じ競技場にいる選手として見ています。 写真を撮るのが好きなのでそれを仕事にしたい、というシンプルな願望は誰でも共通のスタート地点で、まったく悪いことではありません。好きなことを仕事にできればそれ以上幸福なことはありませ