貧弱な恋愛:博士の普通の愛情
作家の大木亜希子さんは、最近発表された小説について、「これは私が書いた小説です。他の誰にも書けない小説を書きました。」とコメントをつけていた。このシンプルな言葉は文章を書く人への大きなヒントになると感じたが、そんな客観的な感想を言っている場合ではなく、自分も自分にしか書けないことを見つけないとマズいぞ、と反省した。
先日、ここを読んでくれている定期購読メンバーから「あの話、面白かったですよ」と言われ、何も思い出すことができなかった。10日くらい前に書いたものだというのに。