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アニメーターの現状を世界に広めるには?
2024年6月より、アニメーターをテーマにしたドキュメンタリー映画制作のためのクラウドファンディングを実施しています。
今回は、アニメーターの現状を世界に広める手段として「ドキュメンタリー映画」を採用した理由について解説していきます。
まず前提として、メディアには「映像」「写真」「音楽」「文章」などが挙げられます。「世界に広める」という観点で見ると、言語に縛られる「文章」はグローバルなメディアに不向きです。また「音楽」についても、アニメーターの現状を伝えるのには難しいです。そうなってくると「映像」と「写真」が無難な選択となります。
現在、家電量販店で購入できるミラーレス一眼カメラの進化が凄まじく、フルサイズセンサー搭載のミラーレス一眼カメラで、高品質な映像・写真を撮影することが可能です。それに加えてドキュメンタリー映画であれば、高度な撮影技術は必要ありません。
また、近年はAmazon Prime Videoを代表する優れたプラットフォームの登場により、誰でも簡単に映画を全世界に配信できるようになっています。Prime Videoの手数料は50%で、これは一般的な映画で上映する際に差し引かれる手数料と、ほぼ同額かそれ以下です。
その上、Davinci Resolveを始めとする映像編集ソフトが安価で取り扱え、それを動かすPCもMacBook Proで十分。それどころか、最近発表されたiPad Pro(M4)でも十分に映像を編集できます。
音楽に関しては、Logic ProやAbleton Liveを始めとする音楽制作ツールが安価で取り扱え、録音に関しては数万円程度で入手できる32bit floatレコーダーで、録音技師が不要となります。
つまり現代は、高品質なドキュメンタリー映画を安価で制作することが可能になっているのです。
できることなら、アニメーターをテーマにした作品を「アニメーション」で制作するのが理想ですが、現状として、手描きアニメはまだまだお金と時間が必要です。でもそれも、MAPPAの『全修。』が頑張ってくれそうな気がします。
ということで、アニメーターの現状を世界に広めるための手段として、ANITABIはドキュメンタリー映画を用いることにしました。もちろん、世界に配信する以上、多言語に対応する予定です。
ぜひ、プロジェクトの支援の方をよろしくお願いします。
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