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スーラ―ジュと森田子龍 に行こう! @兵庫県立美術館

2024年5月19日まで兵庫県立美術館で『スーラ―ジュと森田子龍』が開催中。
コロナのせいで2回も延期となり、やっと開催にこぎつけた展覧会だそうです。

スーラ―ジュも森田子龍も誰だ?
という状態で行きましたが、とても楽しめました。
僭越ながら、私の中での「なるほど~!」を3つほど!


1、絵画とは、 書とは、

スーラ―ジュも森田子龍も誰だろう、という私。
スーラ―ジュは「画家」で森田子龍は「書家」。

絵画と書がどう結びつくのか疑問でしたが、森田子龍は「前衛書」と言われる分野の書家で作品を観ていると確かにアート作品ぽい、思いました。
スーラ―ジュも黒の絵の具を使った絵画作品を多数残しており、そこが書に通じるということで交流もあったのだとか。

左が森田子龍、右がスーラージュの作品

二人の作品を観ていると「絵画」とは何か、「書」とは何かを考えさせられます。

私の中では、「「書」には余白があるな」と。
「書」の影響からかスーラージュの作品にも、どんどん余白が出てきます。

左から右に従って、後年の作品になります。
(全てスーラージュ美術館所蔵)

逆に子龍の作品には余白がなくなるものもあり、お互いに影響を受けていたのだろうと妄想も広がりました。

2、象形文字について考えてみた

子龍の作品を観ていると「アート?」と勘違いしてしまいそう。
作品タイトルを見て初めて「龍」や「香」という字を表現しているのか〜、と理解できる感じ。

そう、文字を書いているというよりも表現している

何で「アート」と勘違いするのかを自分なりに考えてみまして。
もともと漢字って象形文字の一つで、対象の本質をデザインして簡略化していったという歴史があるので、アートとの親和性が高いのだろうと思いました。

3、NINOVAL COFFEEで一休み

兵庫県立美術館から少し歩いたHAT神戸内にあるNINOVAL COFFEEで一休み。
ふわふわパンケーキが有名な店らしい。
美術館のカフェがお休みしているとHPにあったので、(実際は空いていて、レストランの方がお休みでした)少し足をのばして。

いきおいで3枚もパンケーキを注文してしまったけど、意外とするっと食べてしまいました。

今回の展覧会で初めて「前衛書」というものを知りました。
前衛書があるのであれば、前衛水墨画(前衛日本画)とかもあるのか、と考えたり、考えなかったり。そこまでいくと現代アートになるのかしら。


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