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アーティゾン美術館に行こう!@東京駅徒歩5分

東京駅から徒歩5分。都会ど真ん中にあるアーティゾン美術館。
今回はブランクーシの特別展を観に行ったのですが、常設展が想像以上にすばらしく。感動したので記事にすることにしました。

西洋美術オタクのわたくし。
僭越ながら、ここ、すご〜! ここ、おもろ〜!を3つほど。


1、印象派以降の西洋美術史をすべて学べる気がする。

『黄昏、ヴェネツィア』

モネから始まる常設展。もう美しすぎます。ずっと観ていられます。
その後もマネ、セザンヌ、ゴーギャン、マティス•••
印象派以降の西洋美術史の巨匠作品がこれでもかと展示されています。いや、本当にすごい。ヨーロッパの美術館にいるようです。

個人(財団)で収集したと思うとその財力に感嘆するばかり。
ここで美術史の授業できますよ。本当に。
写真もたくさん撮りましたが、印象派以降の作品って直接作品を観た方が伝わるものが大きいと思うのでここでは割愛します。

ファン・ゴッホ作品の展示がなかったのは少し意外でした。
あまり好みではないのか?収集が難しいのか?

2、マティスやセザンヌはそんなにホイホイと展示できません。

日本近代画家・清水多嘉示の作品の寄贈を受けたということで、4階で特集コーナーが設けられていました。
恥ずかしながら清水多嘉示という画家を知らず。勉強になりました。
渡欧して、マティスやセザンヌの影響を受けたということです。

「マティスやセザンヌの影響を受けた」
この事実を証明する方法が恐るべし石橋財団、というかブリヂストン。

左が清水多嘉示、右がマティス
左が清水多嘉示、右がセザンヌ

マティスやセザンヌの似た作品を横に並べる。
これ以上の証明方法はありません。
「そうですね。これは確実に影響を受けていますね」と頷く以外ありません。
作品比較で他美術館から作品を借りることなく、所蔵作品内でできてしまうところが本当にすごいな、と。いや本当にすごいな、と2回繰り返したいと思います。

3、愛しのレンブラント

な、なんと。レンブラントが展示されているではありませんか。
17世紀のオランダ美術マニアとしてはレンブラントがあるだけでテンション爆上がりです。日本でレンブラント作品を観れるのは上野の国立西洋美術館くらいだと思っていました。

小さい作品でしたが質の高い作品。レンブラントって暗い背景の中で一瞬キラリと光る金属の表現が最高に上手くて。『聖書あるいは物語に取材した夜の情景』でも焚き火に照らされた甲冑のキラメキが美しかったです。

写真におさめようかと思いましたが、展示室の光が保護ガラスに反射していたので断念。是非ともまた観に行きたいです。

おわりに

日本の美術館でここまで常設展で感動することってあまりなかったのですが、感動の連続でした。
アーティゾン美術館。また行きます。何回でも行きます。
東京駅からも近いし、たくさんの方に知ってほしい美術館だと思いました。

ここまで読んでいただいて Dank u wel !

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