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8月のうつ症状

涙が止まらなくなった

何をしていても、何もしていなくても、涙が止まらなくなった。
二日前に、心理カウンセリングで、我慢を解き放つ練習をした。
だから今、凝り固まっていた悲しみ、つらさが出てきたのだと思った。

寝たら治るだろうと思ってた。治って欲しいと思ってた。

バイトを早退した

朝起きて、本当にバイトに行きたくなかった。普通の人がこれを聞いたら、わがままじゃん、と思うかもしれないけど、レベルが違う。

全身が鉛のように重くて、バイトのことを考えただけで脳が停止する。
目に力が入らなくて焦点が合いにくい。死んだ目をして、鉛の足を引きずって出勤した。

いつもと全く違った。

苦手な同僚が挨拶してきたけど、本当に会釈しかできなかった。逃げるように仕事したけど、腕に力入らない。見かねた後輩が社員に言ってくれて、帰らせてくれた。


その日のうちにバイトを辞めた。今日みたいに途中で帰ったり、出勤できなかったりと思ったら、できるだけ早く辞めた方が、かかる迷惑が小さく済むと思った。

ニートになった。

行きたかった企業の選考に落ちた

行きたかった企業の選考に落ちた。課題を発表するという選考で、パワーポイントを何十時間もかけて作った。そのパワーポイント資料を提出した。そしたら落ちた。

時間も労力も注いだ分、疲れた心に鞭打って頑張った分、落ちたのがショックすぎて、どうしようもなくなって、大声出して泣きながら、母親に電話してしまった。

母親は私の頑張りを認めて慰めてくれた。余計泣いた。忙しい母親に迷惑はかけたくなかったから、本当は電話したくなかったけど、誰か、その瞬間に、無条件で、味方になってくれる人が欲しかった。

選考に落ちた瞬間に考えたことは、
「フィードバックしてくれた社員さんは私の味方じゃなかったんだ」
「努力って報われないんだ」
「プレゼンの発表さえもさせてくれないんだ」
「落とすんだったらもっと早く落としてよ」
「理由も言わずに『あなたのご意志に添えない結果となりました』の非情さったら」
「期待したらした分だけ悲しいつらい悔しい」

もう無理になった

一日中泣きすぎて水分不足になって頭痛がした。起きた瞬間から泣いてる。

泣きながらコンビニに行って、口に入りそうなものを探す。何も美味しそうに思えないから、いつも食べる”好きなはずの”牛丼を手にとってレジに向かう。力の入らない足に鞭打って家に帰る。手が震えるから鍵が全然カギ穴に入らなくて、「あ、うつ病診断された時と同じだ」と思う。

母親に、実家に戻ってきたらどうかって言われてて、迷惑かけたくなかったから帰りたくなかったけど、一人でいるともうどうしようもなくなって発狂しそうだったから、帰ることにした。私は死なない。でも死んだほうが楽になるんじゃないかと思うくらい、発狂しそうだった。

トランクを開くための腕力が湧いてこない。3時間くらいかけてやっと動けてトランクを開けた。服を入れようとクローゼットを開けたけど、頭の中でコーディネートできない、必要なものがわからなくて、そこらへんに散らかってた服をとりあえず入れた。

実家で隠れて泣いた

実家に帰って少し気分転換できたが、涙はふとした時にすぐ流れてくる。家族の前では絶対泣けないから、自室に入ってベッドに突っ伏して、静かに泣いた。15分くらいしっとり泣いて、リビングに戻るってのを何回も繰り返した。

一人暮らしの部屋の方が、思う存分、なりふり構わず、いつでもどこでも泣けるから、楽だなと思ったりしていた。泣くことも気軽にできないのか。

母の前で泣いた

家族の前では気丈に振る舞って、冷静な風を装って数日、平和に過ごすことができた。気軽に泣けないのはつらかったけど、いい意味で気がまぎれることが多くて、泣くこと自体も少なく済んでたんだと思う。

実家に帰ってきてよかったなって思い始めていた日、母親にさらっと

「お母さんの知り合いのコネでどこかに就職させてくれないかな(笑)」

って冗談交じりに言った。そしたら

「それは無理だろうね、〇〇な考えを持ってる人が多いから」

って言われた。私は就活うまくいっていなくて、あらゆる企業に認められずにいるこの状態で、また否定された気がした。しかも距離が近い人に。

言われた瞬間に膝から崩れ落ちて泣きたい気持ちになった。だけど、お母さんの前だから絶対に泣けないな、心配かけてしまうなと思ったから、無理やり我慢してリビングに戻った。でも、私の機嫌の悪さは母親に伝わっていたみたいで、大丈夫かと聞いてきた。

大丈夫って答えられればよかったんだけど、心は大丈夫じゃなかったから、言葉より先に涙が出てしまった。しかも猛烈に、滝のように。声も出ないくらいの嗚咽。母親も慌てて、どうしたのかと聞いてくれたけれど、お母さんの言葉でこうなってしまっているから、どうしても言いたくなかった。

けれど、涙を、嗚咽を、見られてしまったからにいは言うしか納得してくれないし、余計に心配をかけてしまって母親が悩んでしまうと思って、全部言った。

「いつもなら普通にスルーできる冗談への返しなのに、今は気持ちが不安定だから泣いてしまった。今は就活がうまく行っていなくて、企業にフラれ続けている状態で、お母さんにもフラれた気がして悲しくなってしまった。今は誰にも否定されたくない状態です。」

やっぱり私のお母さんだから、私の気持ちをちゃんと汲んでくれて、謝らなくていいことなのに謝ってくれ、心から私のことを応援してくれていることを伝えてくれた。雨降って地固まるというか、弱音だって吐き出していい人の前で吐き出せば、プラスに働くというか。もっと自分の苦しみを分けたほうが、周りの人は気を遣わずに済むのかもと思った。

起き上がれなくなった

特に何もせず、心が休まる時間を設けている中で、朝起きれなくなった。日々の生活に強制力がなくなったから、自律神経失調になっているようだった。元々、やる気が起きない状況なのに、体も動かないって、本当に地獄だった。

ベッドの上で、「体動かないなぁ」と思いながら午前中を過ごすという苦痛。何もやることないからいっか、と言い聞かせてみても、どうしても時間を無駄にしているような思いがしてしまって、気持ちだけどんどん苦しくなっていった。

自律神経を元に戻すためには月単位での時間が必要になってくる。9月になった今、午前中から活動ができるように、規則正しい生活を心がけている。


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