正しい画を求めて2⃣ 校正とはなんぞや

続き


校正。Wikiにはこうある。

校正(こうせい、英語: proofreading)は、印刷物などの字句や内容、体裁、色彩の誤りや不具合を、あらかじめ修正すること。校合(きょうごう)ともいう。出版にあたっては、印刷に先立って仮刷りを行い、それと原稿の内容を突き合わせ、誤植や体裁上の不備を正す。文字数字ばかりでなく、デザインや発色の確認も行い、特に発色の確認を行う校正を色校正(色校)という。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%A1%E6%AD%A3

これだけ見ても、ほとんどの人は「なるほどわからん。いっちょんわからん」となるだろう。
一言で言えばズレをなくし精度を保つ、であるが、ことモニタやテレビの校正については測りを考えるとわかりやすい。

体重計を思い浮かべてみると良い。
体重計を買って測ったら52kgだったJKがダイエットを初め、ランニングと昼の炭水化物の制限を行ったのに1ヶ月後に測って56kgならどう思うだろうか。
当然「体重計おかしくね?」となる。
ではやるべきことは?
そう、体重計が正常か確認することだ。
方法としては新品の体重計なら正しいだろう、と新品と比べて見るのも一つだが、本来の方法は、例えば確実に50kgとわかっているものを測らせること、だ。
50kgのものを測らせて50kgと出れば次は10kg、100kgと測定し、間違いがないことを確認する。
50kgが55kg、10kgが15kg、100kgが105kgと出れば5kgのオフセットがかかり5kg重めにでているのだとわかる。
故に「なんだ、買ったときは52kgと正しく測れていたけどいつのまにか壊れて5kg重めになってたか、じゃぁ51kgで殆ど変わってねぇな。1ヶ月もやったのにランニング糞じゃね?というかこの体重計カスじゃん、KONOZOMAワロチ」となるわけである。(そうはならんやろ

モニタの場合は様々な色や無色(黒~グレー~白)を表示させ、色と光の強度を測定することで、正しい表示をしているかを測定する。
測定値がズレていれば正しくなるように補正してやればよい。
この正しい表示、については前記事を見るとよいだろう。
これがモニタやテレビの校正の概略だ。

当然だがこれには専用の機材が必要になり、補正の手法によっては校正ではなく修理と呼ぶべき方法もある。
次の記事では具体的に補正を取りうる方法と、使用する機材やその特性について紹介しよう。

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