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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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アニメ『陰の実力者になりたくて!2nd season』感想(随時更新)

原作ラノベ版は途中まで既読、なろうWEB版既読、漫画版は途中まで既読、ゲームのカゲマスプレイ済みの『陰実アニメ2期』感想記事。アニメ化範囲以外のネタバレもあるので注意。
アニメ1期目はまとめて感想を書いたが、今回は見る度に更新していくスタイルにしようと思う。
基本的にネット配信が早いABEMAで無料視聴、その後の一週間遅れのNアニメ(ニコニコ動画)で見て感想を書く。


アニメ陰実1期目の感想はこっち

陰の実力者になりたくて!について

この記事は2期の感想なのでそもそも陰実についての基礎的な感想が必要か分からんが、一応陰実の全体的な内容について。

『陰の実力者になりたくて!』が面白いと思えるかどうかは、タイトルの通り陰の実力者になりたい考えが理解できるかどうかにあるのではないかと思う。共感はできずとも。

そもそも陰の実力者とは?というのは原作小説でもふわっとしている部分だが、作品を見ていて「あ~そういう隠れた実力者キャラって色んな作品にいるな、カッコイイよね」と思えたら適正がある。
普段は実力を隠し、正体がバレないように変身して暗躍する、そういうポジション。どちらかというと悪役ポジションなので、正義側のキャラが好きで悪役は嫌いという人は向かないかもしれん。
『スーパーマン』は最初の方で普段は一般人として実力を隠し変身して戦うが、あれのもっとミステリアスな悪でも正義でもない信念を持ったキャラが多分陰の実力者である。多分。
「厨二版あるあるネタ」に近く、「あるある」と思えないと面白さが伝わりづらい。

そもそも陰の実力者とは何かの目的のために実力者になるものだが、主人公はそのものに憧れているため陰の実力者になるために目的をでっち上げたりと色々本末転倒である。手段と目的が入れ替わっており、そういったちぐはぐさも面白い。

主人公のシド/シャドウはその陰の実力者に強烈に憧れており、それ以外の欲などを捨て去った狂人である。陰の実力者ごっこに文字通りすべてをかけている。完全な悪ではないが、あまり人の命や周囲への迷惑とか気にしないのでサイコパス系主人公が苦手な人には合わないだろう。
なろう系主人公の中では珍しい転生ボーナスでチート能力を手に入れておらず、鍛錬と実験で最強になった努力家。超ハーレム主人公なのに本人は陰の実力者に夢中で異性に興味が皆無で恋愛には発展しない。

そんな主人公が陰の実力者”ごっこ”を楽しんでいるのが陰実アニメだが、本人はごっこ遊びで周囲からは本物の陰の実力者に見えるというすれ違いギャグアニメである。
常にアンジャッシュコントのように勘違いですれ違い続け、本人たちは気付かないため本編にツッコミ役は不在。そのためニコニコ動画で視聴者がコメントでツッコミのが面白い。
ということで個人的にニコニコ動画での視聴をおすすめしている。

#01「無法都市」

第1話予告≪ノーマルVer.≫

第1話予告≪スペシャルVer.≫「陰の実力者は伝説に乗っかりたい!」

ニコニコ動画(Nアニメ)陰実 第1話 ※1話は常設無料

吸血鬼を退治するというクレアに連れ出され、巨大なスラム「無法都市」にやってきたシド。だが早々にクレアとはぐれ、「赤き月」が引き起こした大騒動に巻きこまれる。

#01無法都市 あらすじ

姉クレアがヒロインの赤き月編開始。紅の塔編、血の女王編、始祖の吸血鬼イベント編、このあたりはどれが正式名称なのかは分からん。
これ以降はしばらく姉メインの出番はないはず。アニメ3期あればあるいは……

祝勝会のクレアとシドのやり取りは好きだけどアニメではカット。シドのクレアへの適当塩対応っぷりが見え、ブラコンなのにクレアがシドに当たりが強い理由が分かるシーンだった。
書籍版とはほぼ差がないので、WEB版のやりとりを一部引用する。

「アンネローゼは敗退、アイリス様は途中棄権、ジミナとかいうわけわかんない奴は失格、私の優勝なんて運が良かっただけよ」
「そうだね」
「否定しなさい」
「そんなことないよ、優勝は姉さんの実力さ!」
「そう、もちろん私の実力よ。だけど世間はそう思わない」
「ま、そりゃそうだよね」
「やり直し」
「姉さんの実力を認めないなんて、世間の奴らはなんて見る目がないんだッ!」
「仕方ないわ。群集なんてそんなものよ。けど私は見くびられて黙っているような女じゃない」
「姉さんはお淑やかになったほうがいいよね」
「そろそろ怒るわよ」

陰の実力者になりたくて!【web版】 - 門番Aっていいよね!

クレアの決勝相手がツギーデ・マッケンジーだったのは驚いた。ネタモブだけど意外と強い。

「臭いな」が小説より描写パワーアップしてて草。それぞれの反応どれも面白かったけど、ゼータのしっぽ確認、イータの消臭スプレー、部下の換気に草。なお、原作ではベータのみのシーン。
七陰のイータは原作で出番が皆無なので、これで2期の台詞終わった可能性もある(※イータは紫髪の前髪パッツンの女の子)
ゼータも多分ほぼ出番ないはず(※ゼータは白髪の猫の女の子)

短い出番が削られた白い悪魔さんお疲れ様。割と好きだけど典型的な噛ませモブなのでカットもやむを得なし。しかしアニメでしか見れないであろう武器変形はかっこよかった。
一応ソシャゲーの『カゲマス』のメインクエスト21章で軽く白い死神の話が読める。

ゴルドー・キンメッキとクイントン(栗きんとん)のコンビは地味になろう版だと今後も出番が多い。ラノベ版は紅の塔以降出番なかった気がする。

これから数話しばらくの見どころはメアリーからパクったセリフで月が赤いbotと化したシャドウ
「死にたくなければ逃げろ」「暴走が始まる」「月が赤い」「もう時間がない」「残された時間はわずかだ」以下ループ。厨二カッコイイ台詞だったから仕方ない。
なお、原作ではもう少し語彙力がある。台詞コピペじゃない「見ろ、街が血で染まる……」「血の嵐が吹き荒れる……」とかも言ってる。アニメではそこらへん省いてギャグ寄りにしてあるようだ。

カットされたけど、原作ではシャドウが同じ台詞を色んな所で言いまわってる理由は吸血鬼のビッグイベント周知のつもりだったはず。そのついでの人助け。
今回は珍しくシャドウも勘違いせずガチの吸血鬼イベントだと理解してる。貴重。普段はノリのいい盗賊がディアボロス教団ごっこしてると思ってる。

地味に漆黒旋の出番カット。確かシドがノリで作った必殺技っぽい技。カゲマス(ソシャゲー)にも出てきてた。もしアニメで見たらどんな感じだったのか気になるので、いつか出番があると嬉しいが……
代わりに一瞬だけバールの出番があった。剣→バール変形→剣変形という全く意味のないバール経由に草。アニメは謎にバール推し。


#02「安息の地」

第2話予告≪ノーマルVer.≫

第2話予告≪スペシャルVer.≫「陰の実力者は300年は生きたい!」
予告でもbot化してるシャドウ草。壊れたおもちゃか何か?ニコニコ動画ではお前が暴走してるだろと言われてて草。

ニコニコ動画(Nアニメ)陰実 第2話 ※無料期間後は有料

紅の塔に続々と集まる血の女王を狙う者たち。シャドウは白の塔と黒の塔の支配者ユキメ、ジャガノートと鉢合わせし、一方のクレアたちはシャドウガーデンのベータに遭遇する。

#02安息の地 あらすじ

モブだけど印象に残ってる若い娼婦マリー。今後もチョイ役で出番あるが、アニメ化されるかは分からん。でもわざわざアニメのためにデザインをおこしてるらしいので出番がある可能性が高い。楽しみ。

原作で姉クレアとシャドウの初対面時はシャドウにどこか安心感を覚えており、さすが血の繋がった姉といったところか。そこらへんの内部描写はアニメでは省かれていたが、小説は内心描写に優れる媒体なのでメディアの違いと思う。アニメでは適当に助けたことになっていたが、原作では一応姉と分かった上で助けたはず。
そしてbotセリフ元ネタ(メアリー)に堂々とパクった台詞を言うシャドウ草。ニコニコ動画でも突っ込まれまくっていた。

吸血鬼の回想シーン、ディアボロス教団が吸血鬼を狩ったことになってた。多分アニオリ。教団は歴史の陰で大きく干渉してるっぽいので納得の解釈。

宝物庫を漁る貴重なスライムスーツ in シド。大体はスライムスーツ時はシャドウ変身時なので意外と珍しい。どうやらシャドウ変身は骨格や人相が変わっているらしい。アニメだけではなく公式設定の模様。
ちなみに宝石のゾウはドムドムバーガーコラボの伏線(?)らしい。

そして最後のオチに、まさかのサイレントアトミック!
原作者の知らないアトミック(多分)
クリムゾンは原作でも漫画でも瞬殺の噛ませだけど、アニメはシャドウを認識すらせず蒸発したのは草。

この作品の見どころだからだろうけど、アニメは1期からラノベよりアトミック率が上がってる。これは各章にアトミックねじ込んできそうな勢い。


#03「覚醒の刻」

第3話予告≪ノーマルVer.≫

第3話予告≪スペシャルVer.≫「陰の実力者は一生暮らせる貯金箱が欲しい!」

ニコニコ動画(Nアニメ)陰実 第3話 ※無料期間後は有料

女王の間に辿り着いたクレアが、エリザベートから致命傷を受けてしまう。駆けつけたベータたちも血の女王には歯が立たない。最悪な状況の中、クレアに異変が起こる。

#03覚醒の刻 あらすじ

アトミック回&アウロラ回。2期では初の正式(?)アトミック。

まさかの体操着クレアと白衣アウロラ。カゲマスでも実装待ってる。

貴重なアウロラのバトルシーン、予想以上にかっこいい。
ヴァイオレットさんの出番はとても少ないのでアニオリ豊富でありがたい。そういえば、アニメ監督が陰実四方山話#14で「アウロラの出番少ないのが惜しい」と書いていたので増やした可能性もある(その時に例の指の話をしているのでWEB版が好きなのが伝わってくる)
アウロラの「さて、どの程度まで耐えられるかしら」の段々本気になって声が下がるところ好き。

アウロラがアニオリで「世界最強の力を見せてあげる!」とアトミックチャレンジしてて草。見ただけでアトミック真似できるとか、さすが災厄の魔女。やはりシャドウの次に強いんだろうか。そうであってほしい。最強系ヒロイン好き。
アニメ1期のラストでこれまたアニオリでシャドウが「魔女の秘術(アウロラの技っぽいもの)」を真似していたので、お互い技を真似し合ってることになる。さすが友達。もっと出番増えてくれ。3期があれば出番ありそう。

満を持して現れたのがキラキラエフェクトシャドウで草。アニメで表現するとこうなるとは想像できなかったww
シャドウを前にすると知能が最低ランクまで下がるベータ草。がんばえー!

なお、原作ではセルフデバフで舐めプせいでエリザベートにちょっと吹っ飛ばされたりしてる。アニメではノーダメ。原作ではどれくらいデバフがかかっているか分かるので、前に書いた記事から引用する。

小説によると、最初金貨を仕込んだとき1000枚が限界でそれ以上は動きに支障が出ると言っていた。だが始祖の吸血鬼に挑んだときはまさかの金貨3000枚を保有。つまり3倍もキャパオーバーしている。セルフ縛りプレイにも程がある。最終的に500枚まで減らしているので、かなり身軽にしないと始祖の吸血鬼に圧倒できなかったと考えると、最強の始祖の名は伊達ではないのかもしれない。

アニメ『陰の実力者になりたくて!』感想

それにしても、シャドウの名前を聞いた後のあのタイミングだとエリザベートの中で「リカバリー・アトミック様」という名前の認識になっていたら草。
原作でエリザベートがシド=シャドウであることに気付いていそうな描写はカット。少し残念だが、アウロラのアトミックを見れたので良し。

クレアの魔法陣は化学式っぽいので意外と科学なんだろうか?
色々あってアニメでは左腕になったらしい。伏字にされてて分からんが。

そして紅の塔(始祖の吸血鬼イベント)終了。こうして改めてアニメで見ると、赤き月編はシャドウがかなりコミカルで草。だから一番好きなエピソードだ。巻きではあったけどネタ感満載で満足。2期の最初としてはシリアスギャグアニメなのがよく伝わって良い感じ。

3話で1エピソードは1期に比べると早い。あっさりな感じではあったけど、面白かった。
全12話でオリアナ王国までやるとなるとかなり巻くとは思ったけど、ここで巻いてあとはもう少しスピード落ちそう。アニオリのバトル描写に期待。
次からのエピソードはやや複雑になってくるので、今回の紅の塔みたいに巻くとストーリーに着いていけなくなる人が増える気がする。


#04「偽りの仮面」

第4話予告≪ノーマルVer.≫

第4話予告≪スペシャルVer.≫「陰の実力者はスーパーエージェントになりたい!」

ニコニコ動画(Nアニメ)陰実 第4話 ※無料期間後は有料

急拡大するミツゴシ商会がライバルの大商会連合に目をつけられる。その独占的なやり方に懸念を抱く謎の男ジョン・スミスはユキメとともに商業戦争を仕掛けていく。

#04偽りの仮面 あらすじ

説明回&デルタかわいい回。
これからは「信用崩壊編」とか「偽札編」とか呼ばれてる章に入る。正式な名称は分からん。

アルファが一番陰の実力者やってる定期。天然の陰の実力者はアルファ。
信用崩壊編はメインヒロインがユキメっぽいけど、アルファもヒロイン枠だと思う。ぱっと見メインヒロインっぽいのに出番少ないアルファさん……ベータ、イプシロン、デルタの方が出番多い気がする。

関係性が複雑になってくるので軽くまとめる。一応多分4話範囲内のはず。

  • 【全体図】ミツゴシ商会 vs 大商会連合 ← 漁夫の利を狙うジョン&ユキメ

  • 【ミツゴシ商会】

    • 新進気鋭の商会。シャドウガーデンのフロント企業。銀行も始めて紙幣も発行中。シドの前世知識(陰の叡智)が活かされている。

    • 会長はルーナことガンマ

  • 【大商会連合】

    • 急成長するミツゴシ商会を敵視して「ミツゴシ商会包囲網」を展開。潰そうと張り合っている。最近後追いで銀行と紙幣発行を始めた。

    • 商会長はガーターだが、裏では月丹げったんという獣人が牛耳っている。

  • 【ジョン&ユキメ】

    • ミツゴシと大商会の争いを利用して、大商会連合の偽札を作り漁夫の利を狙う。

    • ユキメは月丹に因縁がある。

    • ユキメは無法都市の「白の塔」の支配者。雪狐商会もやっている。頭のいい九尾の獣人。

    • 自称スーパーエリートエージェントのジョン・スミスの正体は、主人公シド・カゲノーことシャドウガーデンの盟主シャドウ。秘密裏にシャドウガーデンを裏切ったが、実はシャドウガーデンを救うためでもある。ミツゴシ商会が悪目立ちしすぎたので、すべてを破壊し再生しようと目論む。

多分こんな感じ。

デルタとシドの会話が多く、デルタの アホかわいい 可愛い部分が見れて嬉しい。会話が取っ散らかって何回も同じことを聞き直すシドに草。
シドが獣人の国に行くフラグ立ってるけど、そのうち行くんだろうか?多分まだ行ってなかったと思うけど。

ジョン・スミスの声は予想通り声優変更。『コードキアス 反逆のルルーシュ』繋がりらしいが、元ネタは知らない。知っていればもっと楽しめたんだろうか。良い声なのは分かった。


#05「糸を引く者」

第5話予告≪ノーマルVer.≫

第5話予告≪スペシャルVer.≫「陰の実力者は戦い方にも変化をつけたい!」

ニコニコ動画(Nアニメ)陰実 第5話 ※無料期間後は有料

ミツゴシ商会にガーター商会の最強部隊「四つ葉」が侵入してくる。その対処に名乗り出たのは、ガンマだった。心配するアルファをよそに自信満々で侵入者に対峙するが……。

#05糸を引く者 あらすじ

貴重なガンマ戦闘シュシュシュ回&数少ないおうにょの出番。
ガンマの戦闘はさすがのポンコツ具合。

1期から出番の増したカイとオメガ。多分監督の趣味。 まさかここまで出番が増えるとは……WEB版にはそこそこ出番があるけど、ラノベ版はほぼない。
原作ではガンマにはニューが付き添っていたはず。

そして貴重なアレクシアおうにょの出番。さすがに影が薄すぎるのでアニオリで最終回あたりにもう少し出番増えたりするかな。
シドの剣の評価は『カゲマス』では少し原作寄りの補足がされていた。
アイリス王女は順調に闇落ち中。3期があれば出番があるかもしれない。

偽札当てのシーンは原作小説の方が好き。ラノベ版の「僕は無駄にパラパラと紙幣を捲って意味深に微笑みつつ頷いてわかっている雰囲気を出した。」「2択だったら外していた――ッ。」の2文が特に草。
でもこれはこれで良い。それにしても小説よりジョンのポンコツ具合が加速しているような……いや、元々か。
ジョンの心の声を描写できないとあのあたりのギャグ描写は難しいので表現を模索してそうな感じがする。

糸使いは強キャラの法則。やはり糸使いの戦闘はカッコイイ。
ちなみに剣で戦うとシャドウだとすぐバレるのでいつもとは違う戦闘方法で戦ってる。

話がややこしいので前にまとめたリストに追記。

  • 【全体図】

    • ミツゴシ商会 vs 大商会連合(裏にディアボロス教団) vs ジョン&ユキメ

    • ディアボロス教団は偽札を作り大商会連合もろともミツゴシを潰す計画を立てたが失敗

    • 漁夫の利を狙うジョン&ユキメは、偶然ディアボロス教団より先に偽札を作り無自覚に教団の計画を潰す

  • 【ミツゴシ商会】

    • シャドウガーデンのフロント企業。銀行を始めて紙幣も発行

    • 偽札に気付くがジョンの思惑にはまだ気づかず

  • 【大商会連合】

    • ミツゴシを敵視して「ミツゴシ商会包囲網」を展開

    • ミツゴシの後追いで銀行と紙幣発行を始めたが、ジョン&ユキメに偽札が作られる

    • 商会長はガーターだが、裏ではディアボロス教団の月丹げったんという獣人が牛耳っている

  • 【ディアボロス教団】

    • 信用崩壊の恐ろしさを知っており、偽札を作り大商会連合もろとも潰す予定だった(ミツゴシがシャドウガーデンとは知らない)

    • 教団の資産を回収後、偽札を作り意図的に信用崩壊を起こそうと目論むが……

    • ジョンとユキメが先に偽札を作ってしまったため計画破綻

  • 【ジョン&ユキメ】

    • ミツゴシと大商会の争いを利用して、大商会連合の偽札を作り漁夫の利を狙うが、知らず知らずにディアボロス教団の計画を失敗させていた

    • ユキメは月丹に因縁あり

    • ユキメは無法都市の「白の塔」の支配者。頭のいい九尾の獣人

    • 自称スーパーエリートエージェントのジョン・スミスの正体は、主人公シド・カゲノーことシャドウガーデンの盟主シャドウ。ミツゴシ商会が悪目立ちしすぎたので、すべてを破壊し再生しようと目論む


#06「ジョン・スミス」

第6話予告≪ノーマルVer.≫

第6話予告≪スペシャルVer.≫「陰の実力者は大物っぽく知ったかぶりたい!」

ニコニコ動画(Nアニメ)陰実 第6話 ※無料期間後は有料

ジョンの前に次なる刺客デルタが現れる。シドは一瞬で正体を見破られるが……。一方、デルタが戻らず悲嘆に暮れるシャドウガーデンでは、アルファが直接動き出すことに。

#06ジョン・スミス あらすじ

デルタvsジョンの最初の方で攻撃を受けながらゆっくり手帳を懐に仕舞うところ強者感あって好き。正体バレの「ボスー!」「えぇ……」は何度見ても大草原。あの部分だけで10回は見た。
戦闘シーンが短くされがちの2期だけど、デルタの戦闘は少し盛ってあって嬉しい。原作では戦闘もなく出会って秒で正体バレしてて、あれはあれで面白かった。多分5秒も持ってない。

2期はデルタのかわいい出番が多くてとても良い。デルタに対するシドも完全に飼い主と言葉の通じるペットの会話といった感じで新鮮。
コメントの「特に意味のない暴力がジャガノートを襲う!」に草。オイオイ死んだわアイツ(ちなみにちびキャラアニメの方で死亡確定)

しかし手帳に書いてる内容、電気カーペット?そんなに寒いのか……シドなら魔力パワーでゴリ押し解決しそうなものだと思ってたが、意外と無理らしい。
そのあとのメモも寒さに支配されてて草。特に「演出<健康」に草。シドが体調を崩すことがあるのか想像できんが。なお、カゲマスでは意図的に記憶喪失してた。
この頃は昼は学生で夜はエージェント活動というかなり寝不足生活のせいなのもあるかもしれない。

眼鏡アレクシア可愛い。カゲマスで実装待ってる。
かなり影の薄いおうにょだけど、一応ヒロインとして忘れられない程度にアニメでは出番が多い気がする。それに伴いアイリス王女も多め?丁寧にじわじわ闇落ちしていく描写が増えている……
ラノベ版にはないWEB版のシーンのアレンジじゃないかというコメントもあり、つくづく監督はWEB版大好きだなと思った。小説家になろうにある『偽札の噂』で読める。内容は結構違うが。

貴重なアルファの戦闘&曇らせ展開。アルファのシャドウへの激重感情と依存っぷりがよく分かる。
アルファへの「強くなったね」カットは残念だが、列車バトルの時点で難しそうではある。ここはカゲマスの方もカット。原作小説か漫画を読もう。絶望感はアニメのほうが深い。

シャドウを理解したいアルファだけど、一生理解できない可能性が高いのが悲しい。仮に説明されたところで分からんのでは。今のところヒロインで一番理解できそうなのは現代日本でそういう創作物があるのを知ってるアカネくらいだろうか。そもそも厨二的ファンタジー世界が基準の人物では陰の実力者になりたい夢は理解されない気がする。

アニメでは初のシドのまともな出血ダメージ?さすがアルファ。原作ではシャドウがエリザベートにダメージ食らっていたがカットされたので、ここがアニメ初ダメージの記憶。一応聖域で多量出血はあったが、力を制限された状態で特殊ケース。ダメージの深さは今のところ聖域が一番だが、モブ演技のために心臓を止めたのが一番ダメージ受けた説ある。
しかし不意打ちだからこそ通ったダメージで、速攻で見破られて対策立てられてしまうあたりさすがの戦闘センスの高さ。

ユキメの過去話の終わりにジョンが言ってる「あれ、先輩のときって話じゃなかったっけ?」は恐らく1期の最後らへんに言ってたローズを助けたときのセリフ「あれ、獣人の子じゃなかったっけ?(セリフ詳細うろ覚え)」と繋がってると思われる。シドはローズ先輩とユキメの両方をスタイリッシュ盗賊スレイヤー時代に助けているが、シドはほとんど覚えてない。

改めて考えると、ジョンがいなければミツゴシは確実にディアボロス教団に潰されていたので、裏切ったとはいえシャドウのすることが完全にプラスに働いているのはさすがの豪運。さすシャド!
ミツゴシはシャドウガーデンの資金源なので潰されていたらかなりの痛手。シャドウガーデンのフロント企業と知られては駄目なので基本的に動けないことを考えると、信用崩壊していくのを見守るしかなかったと思われる。

見たかったシーンなど全体的に色々とカットされたりで勿体ないけど、全12話だと他アニメも大体これくらいカットされてるんだろうな、とも。第1期の全20話は尺がたっぷりあってカットが少なかったのがよく分かる。


#07「大切なもの」

第7話予告≪ノーマルVer.≫

第7話予告≪スペシャルVer.≫「陰の実力者はダイイングメッセージを託されたい!」

ニコニコ動画(Nアニメ)陰実 第7話 ※無料期間後は有料

大商会連合の崩壊が始まり、ミツゴシ銀行にも破綻の危機が迫る。
シャドウの裏切りと絶望的な状況にアルファたちが憔悴する中、彼の残した“暗号”がついに解読される。

#07大切なもの あらすじ

ニコ動のコメントでツッコミどころが多い回。「※そこまで考えてません」「※お金のことです」「※深いのは情ではなく欲」「※言ってません」などが飛び交う。目的語の大切さ。

曇り顔のアルファ。今回は本当の裏切りではなく良かったけど、この裏切りは後々糸を引きそうではある。今後シャドウに見捨てられるのがトラウマになってそう。

アルファは勘違いしてるけど「彼にしかたどり着けない領域」というのはその通りで、まさかごっこ遊びに全身全霊をかけているとは思うまい。オープニングの「誰にももう追い付けない」という歌詞そのままで誰にも理解されずに終わりそうではある。全話の感想に書いたが理解できるとしたら現代日本出身のアカネくらいな気がする。

金貨のなくなったのを見たときのシドの反応はアニメではカットされた(主人公の威厳を保つためにわざとカットした可能性あり)が、ラノベを読むとそれはもう激しい動揺を見せてて草。冷や汗だらだらで崩れ落ちるシーンを見たかった気もするが、情けなさMAXなのでこれはこれで。やはりアニメは比較的主人公をカッコよく表現しようとしてる気がする。
逆に原作にはなかったと思うけど、アニオリで妖狐族の真の姿に「伝説の金毛九尾」という属性追加。たしかに九尾の狐といえば金色。

月丹げったん vs ジョン・スミス
原作では最初糸で戦って途中から格闘に切り替えていたが、アニメではバトル短めで最初からマジギレの本気の素手。「君がッ 泣くまで殴るのをやめないッ!」状態で力の差がありすぎて、もやはいじめの域。
なお、原作小説によるとシャドウが一番得意なのは格闘戦。普段剣を使ってるのはカッコイイからだと思われる。舐めプで圧倒できるのはさすがの戦闘力。
「お前の思い、確かに受け取った」(※受け取ってない)

シドとデルタのサンタの会話のくだり、最高に頭悪くて好き。シドがうっかり夢について喋りそうになった珍しいシーン。デルタに論破されるのは草。
こうして改めて見ると、やっぱり一番シドが素で接触してるのはデルタな感じがする。他の七陰は少なからず陰の実力者として振舞う必要があったり崇拝されて変に勘違いされたり、表の人物(おうにょとか)では実力を隠してモブとして接する必要があり、案外デルタが一番距離が違いのかもしれん。
デルタは元々好きだったけど、アニメになって声が良い感じにマッチしてさらに魅力的になった。

これで無法都市編のラノベ3巻は終了。シドの金運の無さがよくわかるエピソード。ありとあらゆる豪運はあっても金運だけはないという。

#08「龍の涙」

第8話予告≪ノーマルVer.≫
サムネ画像の迫真のじゃんけんアルファ草。シャドウに裏切られた時より迫真な気がする。

第8話予告≪スペシャルVer.≫「陰の実力者の居ない一日」

ニコニコ動画(Nアニメ)陰実 第8話 ※無料期間後は有料

ヒョロとジャガから「ミツゴシ温泉ランド」に誘われたニュー。シャドウの作戦だと察知した七陰は、任務という名のグループデートに意気込む。メンバーに選ばれたのは……。

#08龍の涙 あらすじ

原作者書き下ろしのアニオリの水着回。サービス回だけど主人公は不在。原原作者の知らない水着ではない。アニオリ回を挟むための展開早めだったのかと納得。ちなみに取材協力スパリゾートハワイアンズ。

最初の方のシドの部屋にジミナマスクとジョン仮面が飾ってあって草。ヒョロジャガ相手のギャグだからバレないけどいずれ正体バレるのでは……

普段は出番の少ないキャラが沢山出て良いファンサービス回だった。
「陰の叡智パワハラ」、全員必死な形相の「七陰じゃんけん」草。
本編ではニュー以上に出番少ないイータ、ゼータ、ラムダがたくさん喋ってる。特にイータ。原作小説ではセリフがあるのかも怪しい。
アニメではマイルドにされていたニューの怖い本性が出てしまった。あそこまではっちゃけるのは意外だったが。
ヒョロジャガはいつもに増してさらにクズ度が増したが、ただのモブ友なので(多分)ファンの誰からも不満がでないという。そう考えると中々珍しいキャラ。
ベータはお守りにされたりと色々不憫だがそこがいい。頑張れベータ。でも割と良い思いもしてる。特にラノベ4巻後半は出番多い。

もう出番がないであろうエリザベート、メアリー、ユキメ、ユキメの部下2人がちょくちょくモブとして映ってるあたりサービス精神を感じる。特にエリザベートはイータ並みに出番が少ないので助かる。再登場待ってる。吸血鬼はほぼ滅んでて意外と正体バレしなさそう。メアリーのメイド姿も貴重。

オープニングの謎衣装の伏線をここで回収するとは思わなかった。まさかすぎる。

なお、シドがいる水着イベントは『カゲマス』で遊べば見れる。クレアお姉ちゃんやアレクシアおうにょの出番もある。

#09「鍵」

第9話予告≪ノーマルVer.≫

第9話予告≪スペシャルVer.≫「陰の実力者は自分探しの旅がしたい!」

ニコニコ動画(Nアニメ)陰実 第9話 ※無料期間後は有料

559の下でオリアナ王国の遺跡調査にあたる666たちは、教団幹部に連行される666の母レイナ王妃を発見。
遺跡に隠された“鍵”を巡る、王妃をも巻き込んだ戦闘が始まる。

#09鍵 あらすじ

オリアナ王国編の導入回。みんな大好きドエム・ケツハットとも決着がつくはず。楽しみ。なろう版ではドM要素を回収されたけど、ラノベになるにあたりドM要素は無くなった。アニメではどうするんだろう?監督がWEB版ファンなので何かしらドM要素を入れてくる可能性もある。

なろうWEB版のプリズンブレイク編(仮)と黒き薔薇の誓い編(仮)をさらっとダイジェストしてて草。さすが生粋のWEB版ファン監督。アニメ化されることはないと思うけどプリズン編も好き。苦労人ザックくんは関係者以外で唯一シャドウの正体知ってるのが草。

シャドウガーデン関連の新キャラ559番。カゲマスの過去編外伝で出番の多いウィクトーリアちゃん。シャドウ狂信者。基本やべー奴だけど、アニメではカットされたが、シャドウの袖を引っ張る癖など可愛いとこともある。
カゲマスで559番(ウィクトーリア)の背景はシャドウの心の声で補足あり。長距離散歩中にシドが見つけて悪魔憑きを治した。アニメではカットされたが、血まみれバトルしてた559番にシドは内心驚いてる。草。
原作小説では559番の取れた腕が引っ付いていたが、アニメではまさかの腕が生えた。回復力が強化されとる。
剣に月バックに浮かぶシャドウが映るのはまさに陰の実力者してて演出カッコイイ。さすシャド。
そのカッコイイ演出のあと、559番と会話のシャドウボイスで「社員番号か何かかな……」に草。この盟主、何も知らない。

ローズから見てシドは(勘違いで)好感度高いけど、シドから見ても(勘違いで)夢を目指す同志として好感度の高いローズ。この勘違いは今後さらに加速することになる……

ちょい役だけど、『#02 安息の地』で無法都市にいた娼婦マリーのエピソード好き。幸せになってほしい。
マリーから陰の実力者に助けられた話を聞いてシャドウもやってみるという無自覚セルフオマージュ草。ニコ動で「お前じゃい!」コメント弾幕できてて草。弾幕になると思った。
それにしても「欲しいものは殺してでも奪い取る。いいよね、無法都市ルール。僕は好きだよ。」「ようするに、強いやつが正しい。つまり僕が正義だ。」これ主人公のセリフとは思えなくて草。ねんがんのアイスソードをてにいれたぞ!

鍵になる指輪が人の英雄フレイヤ関連なのはアニオリかな?フレイヤはWEB版で少し出番があった。ちなみにエルフの英雄はオリヴィエで1期の聖域に少し出てきた。

「まさか、彼女は――!」
 長い白銀の髪に、真紅の瞳。
 その美しい顔立ちにはどこか陰があり、四肢は鎖に繋がれている。
「――人の英雄フレイヤ!?」
 なるほどそういうストーリーね。
「久遠の時を越えて……蘇るか」
 僕はイプシロンのアドリブに乗っかる。

陰の実力者になりたくて!【web版】 八章 過去と現在と未来を繋ぐその先

#10 「籠の鳥」

第10話予告≪ノーマルVer.≫

第10話予告≪スペシャルVer.≫「陰の実力者はちょっとデキる系の弟子でいたい!」

ニコニコ動画(Nアニメ)陰実 第10話 ※無料期間後は有料

ローズの結婚に激怒したシドは、真意を問いただすために王城を訪れる。
人気ピアニスト・シロンの弟子として潜入するが、素性を疑うドエムに演奏を求められてしまう。

#10籠の鳥 あらすじ

ヒロインムーブのローズとイプシロン(シロン)が可愛い回。シロンのインスタントカメラ連射で草。さすが盛り盛りの盛り上げ上手。推しを前にした限界オタクのようだ。「感動で涙が大洪水!」のとこ好き。

冒頭のラムダとカイ&オメガの会話で「歩く核兵器は止めようがない」「自然災害のようなもの」「ランダムエンカウントする魔王」というコメントに草。しかも完璧な偽装でスライムの振りをして近づいてくるとか対処しようがない。ディアボロス教団からしたら本当に恐怖だろうな……すべてを見抜いて(勘違い&豪運)ことごとく計画を狂わせる陰の実力者。

ドエムのクソデカ肖像画のあたり、モードレッドの比べ辛抱強くない感じが出てる。隠し切れない小物感。
ドエムの結婚指輪(勘違い)をスったのは会話中にやってて原作小説を読んでどういう感じなんだろうと思っていたが、なるほど。透視能力は無かったはずなので若干改変。糸はジョンの経験が活かされてる感じで良い。
小説の「月光職人」「エア月光までマスター」とかいう謎概念好き。このくだりはカゲマスでも少し補完あった。

真剣にローズ説得するかと思いきやクッキーもぐもぐで草。この温度差。食っとる場合かーッ!
シドは前に偽札編ラストで大切なことは口にしない(陰の実力者になる夢)と言っていたのは、前世で散々否定されてきたのではないかと予想する。イプシロンと559番の会話の「シャドウにしか見えない孤独な景色」というのはある意味正しい。
塔よじ登るのを魔力なし素の身体能力でやってるあたり、聖域でもそうだったが身体能力がえげつない。肉体改造のたまもの。さすシャド!(指先ひとつでダウンは鍵を奪ってるのであながち間違ってない)

ローズが恋に盲目なのは母親から遺伝した可能性……
ローズ母の「ドエム~どこ~?」に草。
城の庭の形状がディアボロス教団のマークなあたり教団とズブズブで支配下にあることが察せられる。

#11「決断」

第11話予告≪ノーマルVer.≫

第11話予告≪スペシャルVer.≫「陰の実力者はあかんヤツにも臨機応変に対処したい!」
WEB版のキンメッキとクイントンの会話で草。監督本当にWEB版好きだな……

ニコニコ動画(Nアニメ)陰実 第11話 ※無料期間後は有料

ローズの“足かせ”を外すために、人質となったレイナ王妃の居場所を探るシド。
シャドウとしてローズの前に姿を現し、所在を掴んだ王妃のもとへ連れていくのだが……。

#11決断 あらすじ

あと1話で終わってしまう悲しみを吹き飛ばすくらい面白かった。
すごくローズが悲劇のヒロインしてるけど、一方でアレクシアおうにょ……3期があれば出番もあるか。

数少ないゼータの出番が増えた。ちゃんと諜報活動っぽいことをしてる。
イータは……、やはり難しいか。基本アレクサンドリアから移動しなさそう。

実母の不倫現場の情事(しかも実父殺害発覚)を目撃とかローズじゃなくても闇堕ちする。異世界ファンタジーじゃなくて昼ドラは草。
書籍のほうでもそうだったけど、ローズはかなりシド=シャドウのヒントを得てるので一番最初に気付いてもおかしくない。意外と気付いてもダメージが少なそうではある。元々スタイリッシュ盗賊スレイヤー=サンに憧れてるわけで、今以上に運命感じそう。しかし実父に国の未来を託すとまで言われたら自身の恋愛より国を選ぶだろうなと予想。
ローズの父は最初の登場は傀儡に見えて、かなりの有能。女を見る目はなかったが。

教会のステンドグラスがディアボロスの腕、至るところに教団マーク入り、像がアウロラだったりと、これでもかとディアボロス教団を匂わせてる。そこまでズブズブな状態でよく教団に抵抗できたなローズ父。
教会の天井には本物のオリヴィエのステンドグラスも。こういう小ネタがアニメ化の良い点。

シャドウモードでイプシロンの偽おっぱい褒めるの草。シドの姿でシャドウボイスはかなり珍しい気がする。中間くらいの声はそこそこある。
さらっとシドがパイプオルガン弾いてたが、パイプオルガンはかっこいいので習得してても納得。

ドエムのドM要素は回収なし。気になる人はWEB版へ。
ドエムが指輪を何回も確認するシーンは完全に小物で草。
「これで私もラウンズだ!」\パカッ/
しかし色々可哀想ではある。自業自得だけど。

アニメ2期ラスボスコウモリがロボで草。現代日本以上の文明から今の状態まで退化したっぽいのでロボっぽくても違和感はない。

#12「HIGHEST」

第12話予告≪ノーマルVer.≫
ここで1期オープニングの曲名を回収!そう来たか!
映画のヒロイン予定の西なんとかさん。

第12話予告≪スペシャルVer.≫「陰の実力者は陰の実力者になりたくて!」
まるで最終回のようなタイトル(実際に最終回)
多分セリフはジョン→ジミナ→シャドウ→シドかな?

ニコニコ動画(Nアニメ)陰実 第12話 ※無料期間後は有料

シャドウが第四魔王「ラグナロク」を相手取る中、ベータとイプシロンはモードレッドと対峙していた。
戦いの中で、二人はこの世界に秘められたある“仮説”を聞き出す。

#12HIGHEST あらすじ

思った以上に途中で切ってて草。そして速攻映画に続くのが決定して草。尺の問題で原作小説の4巻の半エピソードで終わってるので、最初から多分続編を作るのは決まってそう。

「デルタ以下の称号」がコウモリじゃなくてモードレットになって草。原作ではコウモリがその称号を付けられていた。
二つ名の「人越の魔剣」も借り物の剣だしで強者感はいずこへ。そういえばWEB版では生存してたけど、ラノベになって弱体化、そしてアニメではさらに弱体化。強いのは声だけで草。
2期ラスボスなのに弱すぎるのでアニオリで学者設定が追加された模様。
ついでに『カゲマス』のレイドボスでもラグナロクよりだいぶ弱い。特殊討伐も簡単。

『カゲマス』の方ではシャドウとモードレットの会話の途中で、「ありがとう―― だからこれで、遊びは終わりだ。」から発言者が影野実(シドの前世)になってて、そっちの台詞だったのか!となった。
しかし一人で「シド」「シャドウ」「影野実」「ジミナ・セーネン」「ジョン・スミス」とここまで名前がコロコロ変わる主人公も中々いない。

そういえばシャドウの本気は原作小説でもなかったと思うけど、これが現時点での本気なのかな?でも全然疲れてないしな……下手すると星単位で破壊できそう。末恐ろしい。
多分シェリーも目撃してると思うけど、こんなバケモン相手に復讐するとか可能なんだろうか……『カゲマス』では音叉が本体なくらいアーティファクトを使いこなしてはいるが。

最後の方のシーンは1期1話のリベンジでなるほど。アニオリだけど陰の実力者になって里帰りとしては納得の終わり方。あの時の暴漢がロボになってたのは草。
1期14話で本当はやりたかったとことを本物の実力者になってやり直すのは熱い展開。
異世界にいようが現代日本が滅んでようが欠片も気にしないのはさすが。

シャドウが魔界のゲートに振れたのはアニメでは興味本位だったけど、小説では理由が「なんか黒い穴に入って闇とともに消えたらカッコいい」で草。いつものノープラン。

西なんとかさんがメインヒロインの魔界編は劇場版へ。いつかdアニメストアニコニコ支店でコメント付きで視聴できるのを期待。


【ちびキャラアニメ】かげじつ!2nd season

常時無料でYouTubeでショートアニメもやっている。
既存ファン向けで、キャラクター達に思入れがない場合は見てもつまらない可能性が高い。なお、ほぼ主人公は出てこない。
本編ではほとんど出番のない七陰のイータやゼータがたくさん見れる。

『オペレーション.3「七陰は新たな流行を作りたい!」』のイータの「ほれ、着ろ」好き。
ジャカノートの出番はこれで終了なのだろうか……哀れ黒いジャガ……

『かげじつ!せかんど』のYouTube再生リストは下記。

ついでに陰の実力者YouTubeの公式再生リストは下記。

Nアニメの一覧

アニメ公式サイト


オープニング OxT「grayscale dominator」

地味にタイトルが出る後の絵が進行度で変わってる。
1期と同じシャドウ→ジョン・スミス→シド(前世の影野実の方かも?)
1期もそうだったけど、少しずつ変わるオープニング好き。

周囲に色んな人がいようが、脇目も振らずに陰の実力者を追い求める主人公の異質さが伝わってくる。が、陰の実力者ごっこに必要な金には興味津々。しかし、ありとあらゆる奇跡的な豪運に恵まれるシドは金運だけは壊滅的という……

最後に七陰の目線が切れているのは、シャドウの目指すところは七陰と全く別で目線が合っていないという表現だと思う。実際、最後の最後までシドの本当の夢には気付かなさそうではある(陰の実力者になること、それ自体が目的)
個人的には物語が終盤になったとしても、正体バレもせずすれ違ったままで終わる気がしてる。もしかすると、そのあたりはラノベ版とWEB版で結末が変わる可能性もあるか?

あれだけ大量のヒロインに慕われていても、理解者は誰一人いない孤独感のあるオープニングだと思う。しかし仮に理解者が現れるのが良いことなのかと言われると、知られたら本物の陰の実力者として見てもらえないので、知られない方が周囲にも本人にも幸せなのかもしれん。

エンディング「Polaris in the Night」

1期と同じく、声優が歌うエンディング。
今回は七陰以上に空気のナンバーズが歌ってるため、アニメ勢からは「誰?」となってそう。
なんなら、なろう版読んでない人とカゲマスやってない人も「誰?」となりそうなキャラもいる。

ラムダver.

第2話エンディング。
普段は片目を常に瞑っているが、エンディングでまさかの開眼。
オッドアイだったのか。何か意味深な感じ。
それにしてもラムダ際どすぎて草。カゲマスでは赤の回復役として赤タンクローズとセットでお世話になってる。ありがとう。

ニューver.

第3話エンディング。
アニメでは一番多分出番あるニュー。貴重な人間の悪魔憑き。今のところ、人間の悪魔憑きは姉のクレアとニューだけだったっけ(悪魔付きはエルフと獣人に多い)
カゲマスで黄アタッカー引いてるけど使ってない。でもキャラは好き。

カイver.

第4話エンディング。
ライトノベル勢とアニメ勢は「誰?」になってそうな人。イプシロンの部下だったはず。男装の麗人っぽい人。
WEB版とカゲマスの外伝の方は比較的出番多め。外伝では111番。

オメガver.

第5話エンディング。
上記のYouTubeではテトリス画面っぽい見た目。途中1:08あたりの左側でさらっとTスピン決めてて草。
ライトノベル勢とアニメ勢は「誰?」になってそうな人その2。イプシロンの部下だったはず。
WEB版とカゲマスの外伝の方は比較的出番多め。外伝では122番。

第8話エンディング「Darling in the Night」【七陰 Ver.】

アニオリ回の特別エンディング。懐かしい1期のエンディングの七陰全員バージョン。

挿入歌

第7話挿入歌「Everything is Changing」

偽札編ラストの特殊エンディング。YouTubeではなにやら良い雰囲気の動画になってた。こう見るとまるでユキメがメインヒロイン。実際1期を入れてもアルファよりかなり台詞量が多い……


陰実四方山話

監督の裏話的なコンテンツ。アニメ制作の様子など色々分かるので意外と面白い。
1期からやっていて、そっちでは謎オープニンの理由(サビでかっこよく戦うのは主人公であって陰の実力者っぽくないなど)とか色々知れる。

個人的には最終回の前、『#2-11』が興味深かった。オープニングを削らず提供を削った話など。

最終回は特別に非公式のもある。


陰の実力者2期の感想まとめ

1期に続き監督の原作愛(特にWEB版)を感じる2期で非常に良かった!
ファンであることでアニメ独自解釈などが混ざってるけど、それは媒体が変わってる以上避けられないので、アニメ制作班の考察を見てる感じで面白い。キャラ崩壊や世界観が崩れるようなことはないのでそこは安心して視聴できた。

全体的に1期よりテンポが速く、かつギャグに寄った印象。
特に尺について、1期よりとてもエピソード消化具合が早い。
1期は全20話で原作2巻まで。2期は全12話で原作3巻~4巻半まで。8話(約4時間)の差はやはり大きい。
ギャグ描写に関しては1期は少し伝わりづらい傾向があったと思うので、こちらの方が好み。世界観はシリアスだけども基本ギャグ作品。

小説、漫画、アニメの違い

個人的に小説とコミカライズ版とアニメの一番の差は、シドのコミカルさにあると思う。ギャグ振りか、シリアス寄りか。

シリアス > コミカル とすると、
アニメ > カゲマス > 原作ライトノベル >元祖WEB版 >>> 漫画

こんなイメージ。
尺の都合かもしれないが、始祖の吸血鬼に吹っ飛ばされたりしないあたり、アニメ版のシャドウはかっこよさ重視で描写されてる気がする。
漫画はかなりギャグ寄りで描かれていて面白いが、原作の雰囲気からは結構離れている印象。これはこれで好き。
スマホゲームのカゲマスはアニメ基準だが、シドの内心描写が追加されてるぶん少しコミカル寄り。基本的にシドの内面はコメディ。

アニメは内心描写は映像化しづらいという点もありそう。
これは多分メディアの得意分野の違いで、小説が一番内心描写に優れていると思う。漫画は中間。かわりにアニメは戦闘が見応えある。

シドの内心を読むと、相当の考えなしで行き当たりばったりの意味深セリフを適当に言ってるだけなのがよく分かる。そのあたりを削ると急にシリアス寄りになるのが『陰実』の特徴だと思う。第三者から見れば立派な陰の実力者でシリアス寄りの描写になるが、シド本人から見れば厨二な陰の実力者ごっこ遊びという、この二面性が面白い。

ネタっぽさが好きな人は漫画、かっこいい感じを見たいならアニメ、中間派小説、そんな感じだと思う。

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