モヤモヤとした不安の原因は、言語性知能の暴走かも
参考図書
まず、上記の本からの引用。
知能検査は、いわずと知れたIQ(知能指数)を測定する、簡単に言えば頭の良さを測るテストである。WAISをはじめとした主要な検査では、引用の通り「言語性知能」と「動作性知能」を測定する。これらの高さが意味するものは何か。再び引用する。
これを読んでピンと来る人もいるのではないだろうか。「同僚がたくさんいる前で、部長にどやされた。〇〇さんが何とも言えないまなざしでぼくの方を見ている。きっと、内心軽蔑しているのだろう」とめどもなく推測の渦が巻き起こり、家に帰ってもずっとモヤモヤしてしまう。明日は職場で平常心を保てるだろうか・・・・・と。
・・・というような状態である。
人の気持ちや評価を気にしたり、昨日あったことを反芻したり、ニュースを見て明日の出来事に不安を感じたりする。その結果、残るのは怒りと不安。過去のぼくを含め、そういう人はもしかしたらこの「言語性知能の高さ」が関わっているかもしれない。そこで、もうひとつの「動作性知能」について引用する。
要するに言語性知能とバランスが取れるように動作性知能を育てればいいのだが、残念ながらそれはある程度遺伝子で決まっていると言う人もいる。日常的にできることとしては、自分が高い言語性知能を持っていることを認めた上で、必要に応じて「音量ボリュームのツマミ」のように調節すると意識する、心がけることである。会社から帰ってもモヤモヤしているようなら、それはツマミをもう少し絞るべきだ。150km/hの球速でボールを投げられる能力を持っていたとしても、いつもそのスピードで投げるわけではない。不安をため込まずニュートラルな心身でいられる程度にツマミを絞って、日々周囲と良好な人間関係を構築したい。
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