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自分を変える方法

本日の参考図書はラニー・バッシャム著『メンタル・マネージメント』

メンタル・マネージメント=自分の変え方

メンタル・マネージメントとは、自分を変えたいとか、自分をもっと良くしたいと思ったときの、汎用的な(どんなことでも使える)方法論。取り組み方。行動の仕方や、心の持ち方である。スポーツ、芸術、ビジネス、自己実現。おそらくジャンルやフィールドは問わないだろう。

メンタル・マネージメントは、三つのレベル、
・「意図的に行う思考」のレベル
・「無意識に行う所作」のレベル
・「自分に対する思い込み」のレベル
をバランス良く上げて行く方法論だ。バランス良く高まった状態を、トライアード状態と言う。言い換えれば、このトライアード状態を目指すのがメンタル・マネージメントだ。

・「意図的に行う思考」は、常にシングルタスクである(同時に二つのことを考えることはできない)。否定的な単語を用いると、肯定的な思考を妨げる。⇒肯定的な言葉だけを選んで思考せよ
・「無意識に行う所作」は「意図的に行う思考」を具体的に実行する。能力の高さとは、「無意識に行う所作」の質である。一方でわたしたちは、持っている能力の5%しか使っていない。⇒練習をすることで、質の高い「無意識に行う所作」を作れ
・「自分に対する思い込み」が、安心して行動できる「快適領域」と、不安でおっくうな「不快領域」を生み出す。快適領域内の行動は速やかで良い結果を出しやすい。不快領域内の行動は、腰が重く、結果を出しにくい。⇒自分の行動やその結果を変えたければ、「理想状態の自分」こそが自分らしいと思い込む。
・「意図的に行う思考」「無意識に行う所作」「自分に対する思い込み」をバランスよく上げることで、実行が容易くなる。

「意図的に行う思考」のレベルを上げる

・高い目標と、現実的な達成時期を決めて書いて表明する(自分や他人に語り掛ける。目立つところに貼る)。
・目標達成を現実化する計画書を作る。
・今すぐに始める。
・目標達成前に、目標達成後のさらなる目標を決めておく。
・イメージトレーニングをする。起こって欲しいことを思い描き、どういう風に実行したいかを頭の中でなぞる。生き生きと、なまなましく思い描く。⇒そのことが起こる確率が上がる
・うまく行ったこと、良かったことを思い出し、アウトプットする(話す、思う、書く)。

「無意識に行う所作」のレベルを上げる

・「意図的に行う思考」に基づいて行動を繰り返すことで、「無意識に行う所作」になる。(意識的な所作を無意識が覚える)
・適切な練習頻度(回復ペースを把握した練習強度・頻度)を設定する。
・計画的、効率的な方法で練習する。
・前向きな言葉でのフィードバックをする。
・勢いのあるときは、勢いに乗ってたくさんやる。
・イメージトレーニングをする。
・目標達成済みのハイレベル集団に混じる。

「自分に対する思い込み」のレベルを上げる

・自分が~だと思って考え、行動する。(例:自分が実業団の選手だったらどうする?という行動を繰り返す)
・成功だけを振り返り、それが自分らしい出来だと思う。
・イメージトレーニングをする。
・一貫して続ける(習慣化)
・己の欲することはまず人に施す
「大切にしてほしい」⇒大切にする
「成功したい」⇒成功の手助けをする
「ほめられたい」⇒ほめる


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