獣医の公務員への転職事情に関する口コミをまとめてみました！

今回の記事では、口コミ情報として、ネット上で見つかった個人の声を紹介してきます！
獣医の公務員への転職を目指す人に参考になると幸いです！
転職をする際には、口コミ情報も有力になるかと思います！

獣医師の明かす仕事の本音

まず、知らなきゃ損！獣医の公務員への転職事情！の中でも紹介してある、獣医に関する口コミから紹介します！既に読んでくださっている方は、この部分は飛ばしてください！

こちらは2020年5月18日時点でのhonne.bizでの獣医師の仕事の満足度です。

※こちらのデータには公務員ではない獣医師の方も含まれています

40歳になる前に平均年収が600~700万ほどと、獣医の年収は高めです。
満足度の中で突出して数値が高いのが、「やりがい」です。

ポジティブな口コミ

こちらのサイトにあった、やりがいやポジティブな口コミを一部紹介します！

「動物の病気が治った時は嬉しいし、オーナーからも感謝されるのでやりがいはとてもある。」
「日々医療は進歩しているので数年前には診断出来なかった病気が診断できるようになったりと新たな発見が日々ある。」
「比較的時間に余裕があるので、やる気次第で興味のある分野（微生物や病理系）で調査研究でき、学会発表、論文執筆にも繋がる。」
「三途の川を渡り終える寸前の子牛が生き返った時の安ど感。」
「農家さんでの子牛の連続死亡の原因を突き止めて連鎖を断ち切れて、お礼を言われたとき。」

などの口コミありました！
動物の健康を守ったり、オーナーからの感謝の気持ちがやりがいやモチベーションに繋がることが多そうです。

ネガティブな口コミ

一方、獣医の方々はどのような点に不満を感じているのでしょうか。ネガティブな口コミも知ることが、より納得感のある転職に繋がります。

「獣医師免許取得の労力には見合わない待遇。一部の自治体では給与の改善がなされているようだが…。」
「仕事をしない、学ぶことをしない職員が多すぎる。」
「できる人とできない人の差が激しい。」
「重症な動物を診察、入院すると勤務時間が長くなってしまう傾向はある。」

などの口コミ投稿がありました。
働く内容というよりは、働き方・働く環境に関して不満を持つ人が多いという印象を受けました。

働き方改革の時流にのっとって、獣医の働き方も改善されるといいですね！

獣医、公務員への転職のQ&Aに関する口コミ

続いて、YAHOO!JAPANの知恵袋にあった、獣医、公務員への転職のQ&Aに関する口コミを探してみました。

①臨床一年目の獣医師です。獣医職で公務員への転職・・・
②公務員獣医の中途採用について

①「臨床一年目の獣医師です。獣医職で公務員への転職・・・」

一つ目の「臨床一年目の獣医師です。獣医職で公務員への転職・・・」の中で、質問者さんが聞かれていた３つの質問とそれに対する回答をまとめます。

Q１：試験対策について
→A：試験内容は、区分に関係なく大卒公務員全員が受験する【①＝一般教養試験】と、【獣医の専門試験】。【一般教養試験】は、ザット過去問を見渡しておけば大丈夫。【獣医の専門試験】は、国家試験より簡単なので、まず問題ない（産業動物関連や法規の出題が少し厚い）。

Q２：面接で聞かれたこと
→A：ペーパー試験に合格していれば、半分雑談だったという話をよく聞く。これまで居住したことのない県に応募した時には、何故、○△県を選んだのか？ や今後の人生設計などを質問されると聞く。

Q３：実際に公務員獣医師として働いている、または働いていた方、職場環境はどうか
→A：公務員獣医師と一言で言っても、県によって仕事内容は大きく違う。１）県の畜産試験場付けになれば、繁殖などの関係で、土日休日シフトが組まれることもある。２）食肉センターに付随する食肉衛生検査所付けの「と畜検査員」を主な仕事とすると、伝染病や中毒が疑われるような事案が発生しないかぎり、まさに9時－5時仕事。

②「公務員獣医の中途採用について」

二つ目の「公務員獣医の中途採用について」の中で、質問者さんが聞かれていた質問とそれに対する回答をまとめます。

Q：30歳を超えて、地方公務員の獣医に転職するのは難しいか
A：お役所の公衆衛生部門、ことに食検などでは絶対的な獣医師不足の所が多くなっている。そのため募集条件の敷居を下げる目的で、採用年齢の上限を引き上げたり、パート雇用OKなどの措置をとる県もある。

公務員獣医師ロールモデルのお話（１）

最後に、口コミではありませんが、茨城県庁で現役でお勤めされている方のインタビュー記事(2017年12月掲載)がありましたので、かいつまんで紹介します。

公務員獣医師ロールモデル~茨城県庁　獣医師大芦　隆広さん
（全文は↑にあります。）

【茨城県保健福祉部生活衛生課　環境・動物愛護グループ　大芦 隆広さん】
岩手大学の農学部　獣医学科を卒業されたのちに最初のキャリアとして茨城県庁に入庁され、インタビュー時ではキャリア9年目ほどの方です。
５つの配属先を経験されている方ですので、公務員獣医への転職を考えている方にとって参考になるのではないでしょうか。

Q：これまでの仕事について
A：①動物指導センターにて、飼い主が分からない犬の保護 / ②保健所にて、食品衛生 / ③食肉衛生検査所にて、豚のと畜業務を通しての食肉衛生 / ④家畜保健衛生所にて、口蹄疫や鳥インフルエンザなどの感染症防疫のために農場の衛生管理指導と各種疫病の検査業務 / ⑤本庁にて動物愛護に関する議会対応や予算調整などのデスクワーク。

Q：公務員獣医師を選んだわけ
A：公共の福祉に帰することができる公務員の方が魅力に思えた。

Q：新卒でなくても受けられるか
A：転職先として中途の方もたくさんいる。臨床経験のある方だと心強い。

Q：公務員の仕事で重要だと思うこと
A：コミュニケーション能力。良い提案があっても、農家の皆さんに受け入れてもらわないといけない。

Q：印象に残っている仕事について
A：茨城県犬猫殺処分ゼロを目指すプロジェクト。入庁した平成18年と比べ、殺処分頭数が２０％まで減少した。

筆者がなるほど！と思ったコメントがあったので別途紹介します。
「意外に感じたのは動物のための学問というよりはヒトのための学問だったことですね。今、公衆衛生を仕事にしているので尚更そのように思います。」
動物の健康を守ることにより、人・地域・そして社会へ貢献しているということを実感されているようです！

公務員獣医師ロールモデルの話（２）

もう一つ、現役の公務員獣医として働かれている方のインタビューをざっくり紹介します（2018年7月掲載）。
この方は、食肉衛生検査センターを担当され、現職は生活衛生・薬事担当です。先輩職員からのメッセージ（埼玉県職員　獣医師）（←全文）。

Q：どんな仕事をしているか
A：主に飲食店や工場などの食品営業施設に対して施設基準や衛生面に関しての許認可業務や立入検査、消費者に対して食に関する正しい知識の普及啓発など。

Q：やりがい、魅力を感じること
A：的確な指導を行えばそれだけ食の安心・安全の向上にダイレクトにつながっていくこと。

Q：どうして埼玉県職員になったのか
A：専門性を活かして生まれ育った故郷をより良くしたいという強い気持ちがあった。入庁前に民間の臨床獣医師として働いていたことがあり、その際、動物病院にかかることのできないような目の届かない動物や飼い主等にも着目していく必要性を実感した。

Q：転職をしている方へのアドバイス
A：教養試験よりも人物試験の配点が高い。自分の思いを的確に伝えることを念頭に置き、説明会など、実際に働く職員の話を聞く機会や、現場を見る機会があれば、ぜひ率先して参加してみてください。

より詳細が気になる方はリンクより読んでみてください！

この方々のインタビューの回答や口コミの中で何か心に刺さることがあれば、転職を検討されてみてはいかがでしょうか？

転職前に知りたい！獣医師の年収ってどれくらい？

口コミにも書いてありましたが、獣医の年収は職場によっても様々あります。

獣医師の年収はどのくらいなのでしょうか？
獣医師の年収についてまとめた記事が「年収概論！公務員として働く獣医への転職はアリ？ナシ？」です！
公務員獣医の年収、動物病院で働く一般獣医、またその他の獣医として働く方の年収をまとめた記事になります。

口コミも大切ですが、獣医師免許を取得したからにはそれ相応の年収が欲しいですよね？同じ獣医師でも年収は大きく変わってきます。
開業獣医師、雇われ獣医師、なにかに特化した専門獣医師・・・・
獣医師としての働き方についても記載されていますので、チェックしてみてください！

まとめ

今回の口コミ記事のまとめです！
年収に関しては、40歳になる前に平均年収が600~700万ほどとなり、獣医の年収は高めです。
仕事に対するポジティブな口コミとしては、「感謝されること」「時間に余裕があること」「新たな発見があること」などがありました。
一方、ネガティブな口コミとしては、「待遇が不満足」「努力をしない人が周りにいる」「動物に合わせて労働時間が長くなることがある」などがありました。

ポジティブ・ネガティブの両面から公務員獣医の働き方を知ることが、納得感のある転職に繋がりそうですね！

公務員獣医への転職に関してまとめた関連記事もありますので、ご興味ある方がいれば、見てみてください！
知らなきゃ損！獣医の公務員への転職事情！これをみればあなたも公務員獣医師として働きたくなるかもしれません。