年収概論！公務員として働く獣医への転職はアリ？ナシ？

今回の記事では、公務員として働かれている獣医の年収についてまとめていきます！『公務員の獣医』と『公務員以外も含めた獣医』の二つの年収を掲載するので、公務員として働いた時の年収比較ができると思います！
転職をするときは、年収ももちろん大切な要素ですので、どの方向に転職するかを考えている方の参考になると幸いです！

このお仕事への転職に関しては下記記事でまとめてますので、気になる方はチェックしてみてください！
知らなきゃ損！獣医の公務員への転職事情！

公務員に限らず、獣医全般の年収

まずは、公務員に限らず獣医全般の年収について見ていきましょう。
ざっくり、獣医全般の平均年収は500万〜600万ほどに着地すると思われます。もちろん、職種や年齢、所属機関によって年収は大きく変わってきますが、日本全体の平均年収が2019年時点では441万円ですので、獣医全般としてみると、アベレージより100万円ほど高い年収にある傾向のようです。

平均年収を算出するためにベースにする参考データがいくつかあるので、それぞれで見たときの獣医の平均年収を紹介します。

口コミをベースにしたとき

口コミをベースにすると、口コミを投稿している人にサンプルが限ってしまいますが、どういった仕事・働き方をしている獣医が、いくらの年収を得ているのかを同時に知る事ができます。

例えば、給料BANKでは、地方で動物病院を開業している方だと年収720万という口コミがありました。
他にも「新卒の小動物臨床勤務獣医。基本給25万（年収400~500万）＋残業手当など。幸いなことに夜勤はなく残業も1日平均1〜2時間程度(昼休憩は状況によりなし)」など、転職の参考になる情報があるのではないでしょうか？？

データベースにしたとき

均年収.JPでは年齢別の年収を紹介していました。
【平均年収】616万
２０代　355〜473万
３０代　480〜548万
４０代　616〜689万
５０代　739〜708万
６０代〜　499万　　　といった具合です。

年収ガイドでは、厚生労働省が調査した賃金構造基本統計調査を下に算出されているので、獣医の実態（こちらも公務員に限ったことではないです）をより正確に表していると思います！
【平均年収】全体：525万　男性：535万　女性：489万
また、都道府県別・男女別に詳細に年収を紹介しているので、ご自身の転職のタイミングや転職先を選択する上で参考になると思います。

一つおまけとして、career-picksに面白い獣医師の年収カテゴリの記載がありました。公務員か否かの獣医の年収ではなく、獣医の業種別での年収です。それぞれを年収と一言コメントで紹介します。
【平均年収】　590万
【業種別年収】
動物病院（勤務医）　300〜350万　→ 比較的若い獣医師が多い。激務。下積み時代。
各種施設（水族館、動物園など）　400〜450万　→外部委託としての契約が多く、専属獣医師としての雇用は少ない。
JRA（日本中央競馬会）　650〜1,200万　→　毎年の採用は一桁の人数で倍率が高く、狭き門。
民間企業（製薬会社）　600〜800万　→ 安全性試験に関与。実力次第で高給。

公務員の獣医に限った年収

先ほどまでは公務員獣医に限らず、獣医全般の年収についてお伝えしてきました。民間ではなく、公務員としての獣医への転職に興味がある方向けに公務員獣医の年収をまとめていきます！
ただ、先にお伝えしておくと、公務員獣医の年収に限った情報があまりなかったので、参考になるサイトと推定値をお伝えしていきます！

元公務員　獣医の方のブログ

この方は公務員の獣医として働かれていて、その当時の仕事内容や年収について個人ブログにて綴っています。→動物愛護に多角的視点を
同期が半分以上辞めた・保健所、動物愛護センターにはすでに誰も残っていない、など公務員　獣医の厳しい一面についても多く書かれているので、転職をされる際には知っておいた方が良い内容かもしれません。
気になる年収ですが、この方の一年目の源泉徴収票が公開されており、一年目の年収は約400万円ほどだったようです。

公務員　獣医の方の口コミ

honne.bizでは年収データ自体には公務員と非公務員が含まれていますが、口コミのエリアでは公務員獣医の方のコメントもちらほら見られ、合わせてその方の年収を知ることができるので転職の参考になれば幸いです。

【34歳（男性）、公務員獣医師】
○年収：500~600万
○良いところ：労働時間が短く、休みが多い。安定しており、社会的信用がある。男女比が半々で、育休等取得しやすい。
○悪いところ：獣医師免許取得の労力には見合わない待遇。

【27歳（男性）、公務員獣医師】
○年収：400~500万
○良いところ：比較的時間に余裕があるので、やる気次第で興味のある分野（微生物や病理系）で調査研究できる。
○悪いところ：できる人とできない人の差が激しい。人格も能力も尊敬できる人もいるが、やる気のない人は中高年も若手も一緒にいてイライラする。

などが寄稿されていました。

公務員の獣医への転職は年収以外もチェック！

ヤフーの知恵袋にこんなやりとりがありました。
公務員獣医の給料についてです。私は〜
質問者さんは、公務員獣医の給料・年収について質問をされていたのですが、回答者さんの回答が年収だけでなく、その他の面にも目を向けなさい、ということでした。
その他というのが、手当てが良いことや、リストラがないこと、定年まで安定していることでした。
公務員の獣医もやはり、公務員の良さを実感することが多いようです。

募集要項

公務員のお仕事に興味を持った方は募集要項を見てみてはいかがでしょうか？このサイトでは、上の写真のように職種とその職種の募集人数まで掲載されています！
→公務in
新卒としてなのか、転職としてなのか条件をかけることができます。
なかなか募集人数を明確に提示している募集サイトが多くないと思うので、わかりやすくて良いですね！
ライバルを意識しながら転職活動をすることができます。
ご自身の希望する勤務地や職種、条件などを照らし合わせながら一度ご確認されてみてはいかがでしょうか？

まとめ

今回の内容をざっくりまとめさせていただきます！
獣医全般の平均年収は500万〜600万ほどに着地すると思われます。もちろん、職種や年齢、所属機関によって年収は大きく変わってきます。

動物病院（勤務医）　300〜350万
各種施設（水族館、動物園など）　400〜450万
JRA（日本中央競馬会）　650〜1,200万
民間企業（製薬会社）　600〜800万　

ほどで、全体的に女性よりも男性の方が若干年収が高めです。
公務員獣医では、30歳で500万ほどといったところでしょうか。
公務員獣医で忘れてならない特典が、安定した雇用と福利厚生です。
年収にプラスして良いポイントがあることを転職する際には意識した方が良さそうです！

皆さんの転職に少しでも寄与できていれば幸いです！