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【今日の1曲】#6『カシオピア係留所』amazarashi 【国士舘アニ研ブログ】

本記事は『チ。-地球の運動について-』の要素について触れながら書かれています。ネタバレこそありませんが以下の記事もしくはチ。本編を読んでからの閲覧を推奨します。


記事リンク↓
【アニ研漫画紹介】#2 そして今から、地球を動かす 『チ。一地球の運動について一』【国士舘アニ研ブログ】

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お久しぶりです、あねもねです。
近況報告の記事でもお知らせ致しましたように、我が部は部誌の作成に対して活動的な人員を割いてしまっています。よってnoteの投稿が疎かになってしまっています。そんななかで、持ってきた記事がこちら【今日の1曲】です。繋ぎにちょうどいい記事シリーズですね。

今日の1曲はamazarashiの『カシオピア係留所』です。
ひとまずリンクを貼っておきます。

曲名:カシオピア係留所
アーティスト:amazarashi
作詞,作曲:秋田ひろむ


はい、大好きなamazarashiさんから持ってきました。
この曲をチョイスした理由としては、僕自身が星を撮りたい欲を持っていること、そして以前『チ。-地球の運動について-』の記事を書かせて貰ったこと、チ。そしてamazarashiの両方が大好きだということによります。

この曲のミュージックビデオを観ていただければわかるとおり、チ。とのタイアップ曲となっています。そのため、チ。を読んだことある人はところどころに、チ。を感じるワードや共通する力強さを感じるでしょう。
そしてこのワードチョイスがamazarashiファンがファンである所以でもあります。


「その痛みは共通言語だ」
「夜空を塞ぐ星座に睨まれて
大きなものの一部だと悟った」
「痛みの堆積が歴史だ」

全部を紹介しようとするとあまりに多くなるので、3つほど抜粋しました。
「その痛みは共通言語だ」   なんとも深い言葉です。
たとえ言語がことなろうと、または動物としての種が異なろうとも、痛みという1点については、我々は等しく感じるのです。言われてみれば「確かに」ですが、チ。という作品を前にこのフレーズを聞くとなんとも言い難い感情が込み上げてきます。
過去の誰か・現在の自分・少し先の誰かが同じ地動説という大きなものを追い求めている、そんな彼らにとって痛みとは何なのかを考えてみると、このフレーズが深く刺さると思います。審問官による厳しい尋問なのか、火炙りなのか、それとも道半ばで挫折する悲しみや悔しさなのか、どうあっても届かない地動説というものなのか、捉え方はそれぞれです。
これらは、抜粋した2つ目、3つ目のフレーズにも通ずるかと思います。
地動説という大きな主題を研究すればするほどに、現在のそしてこれまでの自分たちがもしくは社会がいかに小さな存在であるかを知ることになります。
そして、地動説を追うという禁忌に伴う痛みを受けながらも過去から現在、そして未来へ研究を繋いでいく様は正に歴史であるように思えます。

このように歌詞を読み込めるのはタイアップあってのものではありますが、タイアップであるからこそのものでもあります。おかげで、漫画、楽曲両方を深く味わうことが出来ていることは間違いありません。
このように、フレーズひとつをとって何かと照らし合わせてみることで何かひとつでも気づきや考えが生まれれば、(生み出した)モノから何かを生み出すことになり、次の創造や生み出すことに繋がっていく、それこそアートの真髄なのかもしれません。

少々長くなりましたが今回はこの辺で失礼します。
また次の投稿は未定ですが、しばしお待ちください。

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