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どうしても撮りたかった桜の写真

Twitterの方で先につぶやきましたが、コロナウイルスの予防と感染拡大防止のためにしばらく外での撮影活動を控えることにしました。あくまで自身の環境を照らした上での判断なので、外で撮影活動をされる方はそれぞれの状況に合わせて判断いただきたいです。

今日載せる写真は、外撮り自粛前にどうしても撮りたかった写真。人混みを避けるために早朝6時~8時の間で撮影。撮影後すぐに帰宅しました。1か月ほど前から構想していて、今の持ってる力を100%出し切りたいって思った、そんな写真です。

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X-T3 / XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR
撮影地:蹴上インクライン(京都)
編集:Adobe Photoshop CC

卒業する姉を祝い、見送る妹の姿の写真。泣き虫で姉を頼ってばかりだった妹が見送っています。細かな心理は後姿から読み取ってほしいです。

撮影時のポイント

以下が撮って出しの写真です。

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撮影時点でふわっとした印象にするためにクロスフィルターを使用して撮影しました。天候は雨で、曇り空を写したくないために画角はズームレンズの望遠端、135mm(換算207mm)で。リアルなポートレート感を出すために目線は女の子と同じ高さに。

人の写りこみは…あきらめました。桜の名所で例年より少ないとはいえ日中だと花見客が殺到するような場所。早朝は良い写真を撮ろうと大掛かりな機材を持ち込んだカメラマンがたくさんいました。この人の写りこみをどう目立たなくしようか?という考えに切り替え。

あらかじめ完成図はイメージ出来ていたのでスムーズに撮影。人が増えてきたところで撤収しました。

編集時のポイント

改めて編集後の完成写真。

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撮って出しの写真と全然違うでしょう。Photoshopを使えば写真表現の幅が一気に広がります。撮影するだけではできないことが実現します。以下にこんな編集をしましたよーっていう箇条書き。

・桜の色をよりピンクに
・不要なゴミ、髪についた雨粒の除去
・女の子の頬にチーク、目にハイライト
・トーンの調整
・明瞭度を下げる
・周辺光量の調整
・ノイズ低減
・桜色をブラシでまだら状に塗り、ぼかしてよりふわっとした印象に&人の写りこみを目立ちにくく
・花びらの形状のブラシ(フリー素材)を使用して花びらが舞っている演出

全体的には、映画のワンシーンのような質感を目指しました。

撮影から完成までほぼ1日作業でした。でもそのおかげで思い入れの深い大好きな写真が出来上がりました。伸びたとか、伸びてないとか、そんなの関係なくすごく大好きな写真。この気持ちは大切です。

これからも、自分が大好きと思える写真を追求していこうと思います。その中で見てくださったり、感想をいただけたらすごく嬉しいな。

しばらく外には出づらい状況ですが、落ち込んだ時にはこの写真をみて元気を出したいと思います。


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