初公開!レポート「教員の専門性」

教員免許を取得する過程で作成したレポートを初公開✨
ちなみに評価は最高評価の「優」です!



【課題】教職の専門性について論述せよ。


 教職に求められる専門性は教員の中立性であると考える。教員の中立性とは、教員が教育、スポーツ、政治、文化、化学、学術、宗教などにおいて常に中立な視点で子どもの指導ができる能力を指す。教員の中立性が重要である理由は主に、今後日本は多様性を増す国際社会への対応が求められるからだ。教員が特有の考えに偏ってしまえば、子どもの学習習得や個性の成長、協調性の育成などの妨げになる。教職の特性は個人的な思想・信念とは別に、教員として常に中立な立場で子どもと関わることができるよう最新且つ広範囲の知識を備える事がその専門性に繋がる事だ。
 子どもは学校生活や家庭環境、対人関係に様々な感情を抱いている。子どもと対話・傾聴を行う時は、その子どもの立場や感情をどれだけ理解できるかが重要となる。教員の使命とは、子どもの行動を否定するのではなく、存在を容認した上でその行動を自信に繋げ、より良い行動へと移す能力をつけられるよう指導することだ。子どもの自発的な発達をいかに引き出せるかが重要だ。
 例えば、疑問が多く、答えを常に求め続けているような子どもは学校生活や家庭では疑問視する事自体を叱られたり、拒絶されたりしている場合がある。そこで、教師としてソクラテスが生涯人々との対話を通して無知の知を哲学し続けた人物でありその存在は現代でも多くの人物の基盤となっていることを教えるとその生徒は自身の行動を否定されたと感じることはない。その後「哲学」に興味を示す可能性も大いにあるだろう。生徒自身の行動が自信に繋がれば、家族友人を含む他人の意見よりも自身の学びや信念を貫くことを重要視する能力が身につく。
 しかし、この指導は子ども全員に同じ対話内容が伝えられる訳ではない。ある時は海外情勢、またある時はゲームのキャラクターなど幅広い例を元に「行動の発達」をサポートする。そのため、教員の中立性とは、教育に携わる際に常時求められる専門性の重要な要素であると考える。

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