自然栽培は環境問題、食料問題を解決できる。
奇跡のりんごで有名な木村秋則さんの自然栽培。
自然栽培は地球に優しい農法でありながら農家としても可能な農法です。
私は不耕起栽培とか自然農とか菌ちゃん農法とか家庭菜園で試してきましたが、自給自足はできても農家としては無理だなと思っていました。
肥料もたい肥も使わず野菜が育ちしかも収量が良いなんて
にわかには信じられず私にとっては幻のような手の届かない世界のものに感じていました。
自身の体験では畑で肥料もたい肥も使わないと非常に生育が悪かったです。
自然栽培でどうやって栄養を補うのかというと、豆を植えて土を肥やします。
豆が空気中の窒素を吸収し土に供給してくれます。
私の畑でも去年とても痩せた場所に落花生を植えてその中にピーマンや万願寺唐辛子を植えたのですがちゃんと育ちました。
下はその写真です。
私の畑では豆類として落花生を育てました。
痩せていると根粒菌が沢山つき、土が肥えてくるとこの根粒菌の数が減ってきます。三年くらいで土が肥え、二年くらい野菜を作ってまた豆を植えるサイクルが良いそうです。
落花生だけ植えてもいいし、野菜の周りに落花生を植えれば
野菜も落花生も収穫できるし、草も抑え、暑さ対策にもなるので
とってもおすすめ。肥料を入れると栄養が過剰になるので虫がたくさん来ますが肥料を入れてないので虫対策は必要ありません。
私は木村秋則さんの一番弟子の佐伯先生から学びました。
農家としても成立する自然に優しい農法を佐伯先生は広めようとしています。
というのも農業で使う農薬や肥料、除草剤が現在の環境破壊の大きな一因となっています。
なので一人でも多くの農家さんに環境に優しい農法があることを知ってほしい。転換してもらいたいと全国を行脚されています。
私も10年以上家庭菜園をしてましたが、環境に優しい農法は自給自足はできても農家としては成立しないと思ってました。
この目で見るまでは信じられないと思って去年から試しています。
更にです。佐伯先生が確立した技術に水田の二毛作があります。
春に稲の苗を植え秋に米を収穫したら裏作に、じゃがいもやにニンニクそら豆、玉ねぎなどを作るというやり方。
これも肥料、農薬、除草剤、たい肥も入れず、肥料を入れないことで
普通の何倍も張った根ッコが分解して天然の肥料になって
裏作の野菜が育つという仕組み。
草も水があるところの草と乾いた草では種類が違うのであまり生えてこないそう。
しかも収量も良く肥料などの経費もかからないので利益もあがるそうです。
東北から下の日本の水田で二毛作をすれば食糧自給率も200パーセントになるそうで希望のもてる話です。
自分でも試してみて出来たなら私も皆さんにお伝えしたい。
そして子供達にもこの希望のもてる自然の仕組みを伝えたいと思っています。
環境問題や食料問題の大きな希望と私は感じました。
が、まだ去年からチャレンジ中。その記録を付けていきたいと思っています。
去年の農学校の授業記録もしてたのでそれもまとめていきたいと思います。