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ペットとしても飼育可能!?ワニの秘密

ワニってどんな動物?

基本情報

ワニは、爬虫綱ワニ目に属する、肉食性で水中生活に適応した爬虫類の総称をいいます。ワニ目はアリゲーター科、クロコダイル科、ガビアル科の3科に分類されています。

アリゲーター科
クロコダイル科
ガビアル科(インドガビアルは

ワニは、熱帯から亜熱帯にかけて23種が分布し、淡水域および一部の海域に棲息(日本では、奄美大島、西表島、八丈島などで死体の発見例があります)しています。水場からあまり離れることはありませんが、必要に迫られればギャロップ(その名の通り馬が全速力で走る際の馬の足のさばき方です)するクロコダイルを始め、バウンディング(犬や猫の走り方に似ています)をする種もいます。

また、ワニは恐竜に最も近縁な現生動物であり、世界の熱帯・亜熱帯地域に23種が生息しています。ワニは古代から姿形を変えない「生きた化石」と呼ばれており、全ての時代を通して、淡水域の生態系の生態ピラミッドにおける最高次消費者(実質的に自分自身を捕食する動物がいない生態ピラミッドの頂点に位置する動物)の地位を占めてきた動物群です。

形態

古代から地球上に生息しているワニの特徴は、扁平(へんぺい)な体や顔の上に位置する感覚器官、側方に突き出した四肢、強靭な尾、背中を覆う鱗板骨(りんばんこつ)などです。
背面は角質化した丈夫なうろこでおおわれており、眼と鼻孔のみが水面に露出するような位置になっています。
小型種の種では、1.5mほどで成熟し、大型種では体重が1tにも達する個体が存在し、爬虫類の中では最も重い分類です。

通常、ワニのような半水棲の爬虫類は日光浴をしている様子を見かけます。これは、ワニが発熱性の動物であるためです。つまり、体温を上げるためには、日光が必要です。

生態

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