下記はおもちゃ屋のハローマックが仏具店になった姿である。景観が現代社会を写し出している例だ。
―――年齢はフロア、実際は1日1日着々と加齢の階段を上っている
―――長生き、不老不死には興味が持てない現実世界
―――年を取ると金がかかる
―――とはいえ人口の半分は高齢者の日本
―――老人もインターネットをする時代
―――金言
不安
―――見るのも辛い、老い耄れ「自分の行く末を見ているようで」
―――将来、一緒くたに「老害」と迫害されないよう、心ある人は今のまだ若いうちから見せ方・態度を意識して進まねば
―――年功序列でないと終身雇用のメリットはない「年上が優遇される理屈はいずれ自分が通る道だから」のセーフティネット。ではその保証は?老人たちのみが得をしてこのまま割を食う人生を送るのではと言う不安
―――老後2000万問題、実際収入の安定した家庭でも貯金なくては老後を過ごすことは不可能
―――後悔先に立たず、夏休みの宿題が終わっていない8月31日のような感情
介護
―――一生懸命生きてきた結果がこれなのか?
―――もしもボケ老人になってしまったら…
会社の先輩は「もし俺がボケ老人になったら施設にぶち込んでくれ」とご家族に伝えているようだ。自分のせいで家族の人生を束縛したくないようだ。一方で、80過ぎてもまだ現役で働いている方もいる。そういう方はボケてはいないが、もし仕事がなくなってやることがなくなってしまったら…と不安に思うことがある。
―――孤独のまま無縁仏になってしまわぬように思い浮かぶ黒いアイデア
結婚している会社の先輩は、子供たちには「俺がボケたら施設にぶち込め」と宣言しているようだ。「俺のせいで子供たちの自由を奪いたくない」そうだ。そのように考えるのは自分も同じで、結局年老いてしまえば家族がいても孤独を感じて悩み、別の記事でも書いたように孤独死は家族持ちが多い。資産があれば、介護をしてくれる人に頼んで診てもらうことも老後の楽しみのように捉えられるかは…今はまだわからない。
老害
下記は年を取ってしまい、相手に嫌われているとわかっていても行動を自制できない自己愛に悩まされている50代の方の記事である。
本人も「なぜやめられないのか?」について考えて述べている。よく考えてみれば、老害と言っても年齢関係なくこういった人は出てきてしまうのだろう。孤独及びその寂しさがそうさせてしまうのか、興味深いのは同年代の方でなく、年下に慕われたいという思いが強くなるようだ。劣等感からなのか、年下やお人好しの人を選んで接しているようだ。
―――老害化する習慣・原因
―――人間の性格は簡単には変わらない
孤独
―――人付き合いに揉まれて塞ぎ込んでも発展はしない
―――真面目に生きていれば報われるということは無い
―――年を重ねて時代に置いてけぼり、年寄りには誰も興味を持たなくなってしまうという疎外感
下記記事でも高齢者の孤独問題について述べているが、家族がいる人の方が高齢者は孤独を感じ、自殺をする人が多い傾向にあるようだ。
独身男性は平均寿命が縮まるというデータがあるようだが、実際どうなのかは不明。現在は生涯未婚率が高まってきているので統計が変わってきているだろうというのは確かにそうだ。なんなら結婚の有無に限らず純粋に平均寿命が高まっているだけかもしれない。
―――妻に愛想をつかされたら最後
下記記事では一躍有名となって資産も多かったが、ブームが過ぎ去った後も威厳を失いたくないとして、どんなに貧乏になっても以前の頃の金遣いの荒い生活が辞められない状態になり、最終的には生活保護にデイケアサービスを受けるまでになってしまった氏の最期が記されている。
もともと資金面は奥さんが管理していたようだが、金遣いの荒さに愛想をつかされて孤独になってから以降、自己放任に走り、そのまま最期を迎えてしまう。
―――中高年は社会的には弱者と言っても過言ではない理由
―――人生の硬直化、狂っていく中年
―――とはいえ孤独が健康には害である
―――ボケずに健康にまっとうに人生を過ごす
下記はてなアノニマスダイアリーでは、自分の住所さえわからなくなってしまっている老人が道で倒れているのを助けたという内容が書かれている。警察が家まで届けていったところで、自分の住所さえ知らず、家にも誰にもいない老人を自宅に送り返したところでまた同じ繰り返しになるのでは?これから老人はどう過ごすのか?と疑問を呈する内容となっている。
根本的な解決にはなっていないようだが、他に手の施しようもなく、こういった老人が増えていくだろう世の中でどうすべきなのかが問われる。
死
―――孤独のまま死を迎えること
―――理想の死
田原総一朗が理想的な死として「朝生出演中に『田原が静かになった』といわれている間に死ぬのが理想」と述べている。孤独な中死ぬより、自分が輝ける中で死ぬというのは多くの人にとって理想なのかもしれない。
―――備えていても、死はいつも隣に
下記は積立NISAで将来設計をしていた同僚が不慮の事故に遭ってしまい、もし死ぬことがわかっていたらその積立金でいくらでも好きなことをして幸せに暮らせたかもしれないという疑問・無念が問われている。
―――「終わり良ければ総て良し」死は突然に、最後は感謝の言葉で温かく
ちなみに、下記のような書籍が販売されているようだが、最期に後悔することは多々あるようだ。「もっとこうしておけば…」と思わぬような人生を今からでも限られた範囲で遂行していかなくてはいけない。
―――最期になってその人の評価が表れる
―――死後、死後直前
―――想定外に案外長生きしてしまうかもしれないという恐怖
―――"死"はある意味慣れてくるものなのかもしれない
―――孤独死と言う恐怖、ただ本人は案外幸せかもしれない
習慣
―――過去からの習慣が今後の人生が大きく変わる
―――何気ない行動が今後の健康にもかかわってくる可能性
―――健康第一の前に今の人生が第一
―――決断は若いうちに
日常
―――恐ろしき不惑
下記はなんとなく生きてきて40歳を迎えた方のはてなアノニマスダイアリーだが、最後の「空っぽのまま生まれて空っぽのまま死ぬのだと思うと、少し寂しい。」という一文がすべてを物語っている。人生山あり谷ありというが、谷を越えるでも山に登るでもなく平坦な人生を送っていっても結局は苦しいだけだということがわかる。よくリスクを避ける生き方は得を生まないというような趣旨の提言を見ることがあるが、結局面倒ごとや苦難に立ち向かわなければ刺激のある面白い人生を送ることは難しいのかとも考えさせられる。
―――体力の衰えを日々実感
日々実感するのは、いつも使っている階段の昇り降りで呼吸が整うのに時間を要するようになったことだ。これで体力の衰えが実感できる(何も嬉しくはない)。
―――独居老人よりも多い40代独身男性の孤独死
―――胃袋も衰える
―――Rage Against The Age、老いることで失われるものは体力だけではない
つながり
―――居場所がなくなり迫害されていくお年寄り
―――人はある時を境に”おじさん”になり、それを注意する者はいない
―――些細なつながりが安否を確認する
自己肯定
老人たちの悲しみは、今の時代についていけず、遠くからその様子を眺めては理解できず、生きていながら完全に時代と切り離されたところにいるといった、押し入れの中の使わなくなった家具のような状態にあるもどかしさである。元気がなくなることなく若い頃のように楽しむには孤独すぎるし、肩身が狭すぎるため、社会に対しての辺りも強く出てしまうのだ。
―――人は脆いため、社会的なつながりを求めて、自己の自尊心を保つため人と関わろうとする
―――全盛期の感情や記憶は老後において尾を引く
過去の事件に仙台幼児誘拐殺人事件があるが、これは元俳優であった天津七三郎(車興吉)によって引き起こされ、死刑判決が出た事件だ。犯人は俳優時代の銀幕での生活感が抜けず、借金が増え、身代金欲しさに殺人を犯してしまったという顛末である。大切なものは地位や資産でなく、自身の精神であって、前もって貯蓄をしていたり上手く自律できていれば免れた可能性はある。そうして転落した後に自身のセーフティネットが無くなり孤独になったとき、資金がないことから犯罪に走るケースが起こる恐れが考えられるのだ。
下記は別の例だが、過去えらい立場で仕事をしていた人間が支配欲に負け、人々にマウントを取っては避けられる顛末が記されている。
―――自身の人生を肯定したい故に思考停止する
余生
―――人生100年時代、いつまで続くかこの人生、何をやるかこの人生
―――生きるためにあがかなくてはいけない
―――結婚後の老後、思い描くビジョンと現実はかけ離れるかもしれないがそこに一生を掛けて行うのが結婚
―――ある意味FIREな生活
―――いくつになっても挑戦する楽しみ
―――人はやはりいくつになっても街の中で楽しみを見つける発見と喜びを持っている
―――年老いても人は人
―――そもそも余生があるかどうかも不明
現在は定年を60歳程で設定している会社は多いが、そこから先は役職定年からの再雇用となり、役職・肩書は維持していても給料は新卒とほぼ同じものになるのが絶望的である。ただ70歳を超えてもキビキビ動いて働く人もいて、実際資金は足りているが働くこと以外ができないという人もいる。80歳を超えても働いている人はいるが、もはや職人や引き抜きで別会社就職のキャリアリセットの上と言うことが多い。ここで自由になったとして、自由過ぎるのも不自由で先に提示される道がない不安と言うのもあり、思い立ったが吉日はある種それを楽しめるのは今、という意味において金言かもしれない。
趣味
下記は50歳を超えてからディズニーにハマり、一人ディズニーを楽しんでいるという会社員の方のエピソードだ。仕事はドライバー業を掛け持ちして自由に仕事かディズニーかを選択しながら生活しているようだ。SNSでいいね!をもらったりサークルに所属したりなどディズニーライフを満喫しているようで、きっかけはディズニーで見たショーに感銘を受けてからとのこと。
―――趣味の大切さ、高齢者の現在は中年からの陸続き
―――変に斜に構えずに素直に始めてみる大切さ
―――やってみて新たな発見がある
―――独身中年男性は料理にこだわり始める
―――趣味を持つことは今後に生きてくる
―――YouTu婆
それを凌駕するようなYouTuber爺も出てきたようだ(大正生まれ100歳)。
刺激・発見
―――新たな機会を増やす
―――複数の選択肢を見つけその中から次のコマを選ぶ
気の持ちよう
―――ある種の自由、経年劣化・年を取ることの美学
―――自分の過去の伝記の書籍の山を電子化するような
遅咲き
―――青春は今からでも
■王徳順(ワン・デシュン)
―――酸いも甘いも人生山あり谷あり
―――固定観念に縛られて生きる人生は楽しいか?不幸に酔いしれてはいないか?いつかは若い世代の憧れの自由な大人であることを望んで
―――変化に不慣れな高齢者の傾向、繰り返しの日常が平穏を保つ
―――初心忘るべからず
参考・関連文献