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「仕事がはやいね」と言われたくて

はじめに

「橋本くんは仕事がはやいね」とよく言われる。そして自分でもそうだと思う。
これには狙っている部分もあるが、どうしてこんなにも仕事がはやいと言われるのか、他の人と何が違うのか分析してみたので紹介しようと思う。

早いと速い

まず「仕事がはやい」って早いのか速いのかどっちなのか考えてみた。それぞれの意味は以下の通りである。

想定していたスケジュールより前倒しになって仕事が進んでいる場合に「進行がはやい」と言いたい場合は、「想定していたスケジュール」という、一定の基準の時間よりも前の時点でものごとが行われていることを指し示したいので、「早い」を使用します。
仕事の処理能力が高く、短い時間で多くの仕事をこなせる場合に使う「仕事がはやい」は、一定の時間内に行われる動作が多いことを指し示したいので、「速い」を使用します。(出典:Weblio)

結論は両方だった。

仕事が早い理由

仕事が早いとは、他の人が思っているよりも早く仕事ができているということである。

僕は自分でも「え、もうできたの?」と思うことがあるぐらい仕事が早いのだが、なぜそんなにも早いのだろうか。

その理由は簡単で、僕は仕事が速いからだ。わざわざ述べるまでもないが、速ければ速いほど早く終わる。

ただ、僕の仕事が早い理由はそれだけじゃない。僕は速さ以上に早く見えていると思っている。ここからが今回のお話で重要なポイント。

早く見えている1つ目の理由は、"目に見える成果をなる早で見せる"ということである。

僕はエンジニアで何か機能の実装を頼まれたとして、本来仕事が終わるタイミングは下の通りだと思う。
実装→動きが気になるところとかを調整→バグチェック→コード整理→ビルド→実機で動作チェック→完了

だけど実際には実装の時点で8〜9割ぐらい目に見える部分はできている。なので僕はこのタイミングで「できました!」と声高々に動画を録って報告する。
そうすることで例えば実装以降の作業が2時間かかるとしたら、2時間早く終わったと錯覚させることができる。
さらに修正点などがあった場合は、実装以降の工程を2回行うところが1回で済むようになり、修正対応がさらに早くなる。

動画で伝わらないような実機で触ってみないとわからないような部分は、実装したら間の工程をすっ飛ばしてビルドをする。バグチェックやコード整理は、ビルド中や実機で触った後にすればよい

よく見かけるのだが、終わっても確認されるまで言わずに次の作業に移ってしまう人がいる。これはほんとうにもったいない。こっちからしたら、確認した時点が終わったタイミングだと認識してしまうので、仕事が遅く感じてしまう。

早く見えている2つ目の理由は、"頼まれる前に始める"ことである。

3時間かかる仕事も頼まれる2時間半前に始めておけば、他の人からは30分で終わったように見える。なんなら3時間以上前に始めておけば、頼まれた瞬間に「あ〜、それできましたよ」と言える。そうなれば早いなんてもんじゃない。

しかしこれはもちろんリスクも高い。頼まれることを予測できて始めて成立する。予測するには、プロジェクトのこと、仕事仲間のことをよく理解して、次やりそうなことを予測できるセンスが必要である。

仕事を早くするポイントをまとめるとこんな感じ。
①速くする
②早く報告する
③センスを磨く

仕事が速い理由

仕事が速いとは、短い時間で仕事をこなせることである。

例えばプログラマーなら、
タイピングが速い
ショートカット
を使いこなしてる"などが思いつく。

僕の仕事が速いのはそんなしょうもない理由じゃない。
そもそも僕はタイピングが遅い(ブラインドタッチできない)し、ショートカットも5,6個ぐらいしか使えてない。
じゃあなぜ速いのか?

※ここは比較的プログラマっぽい話題が多くなるので、興味のない人は読み飛ばしてね

1つ目にして最大の理由は、コードやアセットの全貌を理解しているからだ。

これはコードの全部を暗記しているとかではなく、
・こういう処理をしたいときはここを見ればいい
・この機能はあのクラスでやっている
・このシステムについてはあの人に聞けばいい
などを知っているということである。

そうすることでいざ実装しようとなった時に、調べる時間や悩む時間が必要なくなる。だって見ればいい、聞けばいいのだから。

2つ目の理由は早い理由とかぶるが、先を予測して実装しているということである。

この予測は完全に的中させる必要はない。こんな感じの拡張が来ても耐えれるようにしておこう、この機能を入れる場合はこうやって入れようとか思っているだけでいい。常にそう心がけることが大事なのだ。

そうすれば実装する際に、以前のコードを修正する手間や、どう実装しようかなと考える時間が必要なくなる。スムーズに実装を開始できる。

3つ目の理由は、速くするために改修し続けることである。

以前実装したコードがやっぱりいけてない使いづらいと思ったらすぐ修正するし、アセットの編集のこの作業めんどくさいと思ったらすぐツールを作る。

このように常にもっと速くと思うことが重要なのだと思う。

仕事を速くするポイントをまとめるとこんな感じ。
①全貌を理解する
②先を見据えた実装をする
③速さを追い求める

仕事がはやくてよかったこと

「仕事がはやいね」と言われるとシンプルに気分がいい。もっと「はやいね」って言われたくなり、よりはやさを追い求めるという正のスパイラルが生じる。

あとは、いろんな仕事を任されるようになったこと。特に自分でこれやりたいなと思ったことを「やりますよ。僕がやるとはやいですよ。」と自分から取りにいける。自分で仕事を選べるようになるので、楽しいところを掻っ攫っていけるのだ。

おわりに

仕事ははやさが全てじゃないとは思うが、はやいに越したことはない。
仕事がはやいね」と言われることは本当に気持ちのいいことなので、みんなもぜひ、真似をして気持ち良くなってみてね。

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