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ヱビスの日の参拝[月讀神社・大社町]

なかなか御縁がないのか参拝できなかったのが、出雲市大社町にある月讀神社さんです。月齢15.1のヱビスの日、同僚と参拝することにしました。前回は同僚が2泊3日の予定の出張が4泊5日になり参拝予定日に帰って来れないという…。そのあたりについては、過去記事をどうぞ。

参拝前日は満月でした。フルムーンウォーターで月見をし、参拝日の朝は、身体に最初に取り入れたのはフルムーンウォーターという、月夜見様に会う準備万端な感じになっていました。

天気予報は雨又は曇でした。天気が悪いようなら月讀神社さんの参拝はやめるようと思っていましたが、晴天とは言わないまでも、山陰の天気にしては良い天気なので参拝することにしました。

月讀神社さんを参拝する前に、日御碕神社を参拝し、月讀神社さん参拝後は出雲大社さんを参拝しています。これについては後日それぞれnoteにしようと思っています。大社さんから日御碕さんまでは車でおおよそ15分ほどです。

大社さんから日御碕さんに向かう道では、月讀神社さんの入口を見つけることは難しいです。日御碕さんから大社さんに向かう道だと左側に見つけることができます。通り過ぎてすぐに駐車するスペースがあります。「P」と書いてありますので安心して駐車してください。

駐車場から日御碕さんの方へ歩くと、月讀神社さんの入口に辿り着きます。歩道はないので、車には注意してください。ここから400M先にお社があります。階段を登ると最初に見えてくるのが「鹿よけの柵」です。

以前は、この「鹿よけの柵」であることのおしらせはなかったと記憶しています。ここを入ってもよいと知らなかったから、前回は死ぬ思いをしましたので、間違いありません。

鹿が入らないように、柵は必ずしっかりと閉めるようにしてください。鍵はありませんが、留め具のようなものが付いています。

歩き始めてしばらくすると「月讀神社300M」という印が出てきます。この時点でまだ1/4しか歩いていないのかと、若干凹みます。

登るだけかと思いきや、途中に下りが入ります。上の写真は、「この下り坂辛かったという思い出のために撮っておこう」と撮影したものです。

300Mの印までとほぼ同じ位歩くと突如として景色が開けます。はっ!!ここが「出雲人」さんが以前blogで書かれていたトラップの神社ですね!

こちらは、推恵神社と呼ばれているそうで、江戸時代の頃の日御碕神社さんの宮司さんを祀っていらっしゃるとか。

ということは…振り返ると…ありました!!

鳥居とその下に「月讀神社180M」の印です。ってかちょっと待って…さっきまでの道と違いすぎません?

え??

ここを登れとおっしゃるの??

本気で?

既に息切れしてますけど…。

マジか…。

しかも、同行の同僚元気一杯で「行きましょう!」って…。

こんな感じの道が最後まで続きます。ってゆうか、「ここキツいから写真撮ろう」と思っているこの時が、まだ甘めの獣道だと言うことを思い知ったのです。

そう、これを獣道と言わずして、何を獣道と言うのでしょうか。ちなみに、神主マスターや奥様に「参拝するのであれば出来れば2月、遅くても3月初めまでがおすすめだよ。それをすぎるとヒルやダニにやられるからね」と言われていたのですが、納得です。

後半180Mは両側がシダだらけです。2月後半でこの状態ですので、各種植物が息吹く季節になるとこの道ももっと狭くなり見失うか、視
界が悪くなると思います。でヒルとダニがいる…怖い、怖すぎる。

完全に心が折れた頃、ようやく月讀神社さんに到着します。180M下にあったお社よりもコンパクトです。左側の柱に「ありがとうございます」と書かれています。

むしろこちらこそですよ!こちらで守ってくださっていてありがとうございます!と感謝の気持ちでいっぱいです。息も絶え絶えですけど…。

まだ、奥がありそうですが、この先は無理そうです。息が整うのを待ちながら、あたりを見回すと、この時期は木々に葉が繁っていないので二方向に海が見えました。

が!日御碕さんがどの方向になるのかは、歩いているうちに方向を見失うのでわからなくなります。が、ウミネコの鳴く方向が日御碕さんのある方向なので、多分こっちかぁといった感じでわかります。

息も整ったところで下山です。赤土の滑りやすい土質に枯葉がのっているので滑りやすさがMAXです。ゆっくりゆっくり下ることをお勧めします。

誰にも出会わないと思っていたのですが、月讀神社さんを出てまもなく、ご夫婦とすれ違いました。奥様は私同様息も絶え絶えで「まだまだありますか?」と質問を受けました。

その手には竹の杖があり、随分と準備の良い方だと思っていたのですが、違いました。私と同僚の観察力がないだけでした。「鹿よけの柵」の写真をご参照ください。私たちがいかに周りを見ていないのかがわかります。

さて、この大冒険を経験してみませんか?

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