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『らんちゅうの背焼けとヌマチチブ』ビオトープ観察日記#25

どうも、かずおかです。

今回は『らんちゅうの背焼けとヌマチチブ』というタイトルで7月末から今に至るまでの様子をお話ししたいと思います。

よろしくお願いします。

▼ヌマチチブがやってきた▼

丁度先月の記事をアップするぐらいのタイミングで実はもう一つ大きな出来事というか変化が室内水槽に起こっていました。

というのも「毎日暑いなぁ、近くの川で遊ぶか~。ニゴイがいれば狙ってみればいい暇つぶしになるかな。」と近所の川に出かけたある日のこと。

冷たい川に足を浸けながら食べる
蒙古タンメンはよきでした。

以前から川に足を付けて釣りをしているとヨシノボリが沢山いる事はしっていたのですがどうやらそれよりも大きな魚がいる事に気付いたのです。

試しに手持ちの仕掛けで一番小さな針に岩の裏に隠れている水生昆虫の幼虫を付けて狙ってみると想像以上に高反応。

こりゃ釣れるぞと思って狙い続け熱中すること数時間。笑

ご覧の通り沢山のヌマチチブを捕獲することに成功しました。
慣れてくるとヌマチチブだけを狙い釣れるようにもなってきて気付けばほとんどヌマチチブ。

近所の川だったこと。
クーラーボックス等の輸送環境も整っていたこと。
ヌマチチブはここ数年、釣りの対象魚の捕食対象として個人的にとても生態が気になる生き物だったこと。

という条件が重なりとりあえず家で飼育してみることにしました。

乾燥エビを狙ってます。
これは今朝撮った写真

少し前にサタンも居なくなり、室内水槽組も全て屋外に出した状態だったので室内に残っていたのはヤマトヌマエビ10匹弱とオトシンクルス1匹のみ。

この水層を今後どう生かそうかな~、というのはずっと考えていたのですがその案の一つに日本の川魚を中心に飼育するという考えがありました。

丁度そんなことを考えていたタイミングで出会ったヌマチチブだったのでこれはもう飼育してみるしかないわけですね。

ところがどっこい。

いざ導入してみると想像以上の暴れん坊具合にビックリ!

水層のスペースに対して持って帰った数が大きかったのもそうですが水深だったりの調整もミスっており初日の深夜から水層外に飛び出し、ヤマトヌマエビは完全にエサとしてロックオンされ大暴れ。笑

オトシンクルスはその硬い背中があるせいか食べられないもののかなり疲弊してしまう始末。

これは流石に見過ごせないと思い僅か数日で全て食べられたヤマトヌマエビはどうしようもありませんでしたが残ったオトシンクルスだけでもと思い小さなガラス水層を買って移動させました。

今ではオトシンクルスと屋外から数匹だけ移動させたミナミヌマエビだけで安定した環境の中、のんびり暮らしてもらっています。

その合間にヌマチチブ5匹とヨシノボリ1匹いた室内水槽でも大ミスをやらかして僅か半日で大半が茹で状態になってしまい残るのはヌマチチブ2匹のみ。

それ以降は細心の注意を払って水温と水量の管理をしているので大丈夫ですが完全に夏の室内を舐めていました…

あっという間に2匹のみ残されたヌマチチブですが水槽に対しては1~3匹程度が丁度いいくらいで今は割とそれぞれのテリトリーを持ちながらも良い感じで落ち着いています。

ちなみに2~3週間は生餌にしか反応しなかったので屋外から増えすぎたメダカを一部エサとして食べさせていましたが最近ようやく人口エサにも慣れてきて乾燥エビなんかは食べるようになりました。

実際に飼育する前にはほとんどその生態についても知識を持っていない存在でしたが日々目の前でその暮らしを見ていると勉強になることだらけです。

引き続き生態として興味を持ちながら飼育してみたいと思います。


▼危うく全滅…?▼

そして屋外飼育しているらんちゅうとメダカ達についてですが帰省のため数日家を空けた盆休み最終日。

帰省先から帰宅するとらんちゅう6匹中、5匹の背中が真っ赤になっていました…

今見ても痛々しい…

あまりに鮮やかな赤色だったので最初は2段階目の色変わりか?と思いましたが見ていると明らかに良くない雰囲気を感じすぐに検索。

調べていると金魚(特にらんちゅう)は消化不良などの理由で浮袋の調整機能が狂い、背中が水面から浮き出てしまい日に焼けて火傷する「背焼け」と呼ばれる症状にピッタリと状況が当てはまりました。

泳いでいる姿自体は元気ですし数日空けていたので餌くれモード全開だったのですが隔離して塩水浴が効果的ということだったのですぐに空き容器へ移動して塩水浴。

ついでに粘膜保護剤も買ってきて塩水浴×粘膜保護剤で様子をみることに…

するとこれまたビックリしたのが、翌日の夜にはほぼ回復しており翌々日には背焼けしたあとすら分からないレベルで回復。

塩水浴が凄いのか粘膜保護剤が凄いのか、はたまた回復力が高いのかは分かりませんがとにかく安心しました。

その後も念には念を入れて数日室内で様子を見ましたが特に問題なさそうだったので再び屋外へと移動。

これは今朝の写真

しばらくは暑い日が続くので朝出社する時には容器全体をすだれで覆い少しでも日差しによるダメージが伝わらないよう気を付けています。

あわや全滅すら覚悟しましたが何とか乗り切れて安心しました。

すくすくと成長していくにつれてますますブサ可愛く仕上がっていく愛くるしい存在です。笑


▼子メダカ再爆増計画へ▼

そんな騒動が起こる中、メダカ達はというと…

梅雨~先月辺りまでの悲劇の連続に比べるとこの一か月は特に大きな問題も起こらず過ぎたように感じます。

第一陣として生まれた個体たちは今月初めにはベアタンクの大容器に移動させました。

そして空いた容器に幼魚~成魚間近な個体を再集結。

とは言え他の容器もごちゃごちゃしているので掬い切れなかったもののそれなりの大きさになっている個体が混じっています。笑

相変わらずもじゃもじゃですね。
花も沢山咲いてます。
ここにも気付けばそれなりの数が。
奥の睡蓮の葉の上にカエルが居ますね。
ここもモジャりすぎて掬えないまま
気付けば勝手に成長してます。
程よいグリーンウォーターを保ちつつ
稚魚育成場として今も活躍中!
孵化容器、毎日どんどん孵化してます。

早すぎる梅雨明けから容赦ない暑さが続いていたのでメダカ達を見てても全体的に夏バテ感を感じ、ここ最近は明らかに抱卵量が減っています。

個人的には5月~梅雨入り前までと9月~10月上旬くらいの環境が一番産卵活動に積極的なイメージなので今から今シーズンの採卵活動の追い込みをかけていこうとせっせと採卵しています。

9~10月に採卵した分は直ぐに冬がくるのでそれはそれで大変なんですけどね…。

紅帝も体色が日に日に濃くなり、最近育ってきた幹之は体外線も綺麗に伸びている個体が多いので今後の成長も楽しみです。

飼育スペースの関係上、理想の個体が生まれるまでひたすら増やし続けるのも難しかったのですがヌマチチブ君の食欲は想像以上だったのでこのサイクルなら思う存分採卵できそうです。

思い通りの個体に育たなかったから廃棄する、というのだけは避けてましたが生態系のサイクルとして活用できるのであれば自分の中では良しとしたいと思います。

そんなこんなで紹介したような流れで過ぎた1か月でした。

来月は流石に暑さのピークも過ぎてるので色々負担も減って楽な気持ちで飼育できているはず…?

最後に最近のカエルの写真を添えて締めとします。

今朝はチビちゃん
数日前はちょい大きな子

どうやら大きいのも小さいのもカエルは睡蓮の葉が好きみたい。

カエル×睡蓮の相性は抜群で見てるだけで癒されます。笑

それでは今回はこの辺で。

でゎでゎ👋

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