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記録_20220131

夢の中で私は紅白歌手で、宇多田ヒカルが母親だった。まだ歌唱曲が決まっていなくて、舞台袖で慌てているところで目が覚めた。恥をかくまえでよかった、夢でよかったな、と妙に落ち着いた目覚めだった。 

巡り巡ってなぜか名古屋にいる。あのころとは遠く離れた。 あのころの盲目さはなんだったんだろう、あれが、再び起こらないようにしたいと考えるが、いとも簡単に、あれになってしまうかもしれないと怯えてもいる。

 久しぶりにjet streemを聴くと心が落ち着く。想像では間に合わなくなった翼、いつ羽ばたかせようかを考えている。ピアソラはいつ聞いても心が震える、しばらく聴いていなかったからかもしれない。

 鈴木清順の映画『密航0ライン』を観た。面白かったし、長門裕之さんがやっぱり好きで、中原早苗さんのチャイナ服が素敵だった。この頃の日活は面白い時代だったんだなと思う。結局ここに戻ってくる。が、そろそろ自分が全く知らないような映画を観たい気持ちもある。中国/台湾/香港あたりの作家はまだ知らない人も多いので、そこあたりかなと小さく計画中。

 人生は単線的ではなく重層的で、どちらかというと微小な運動なのだから、大丈夫だ 意味なんて特段求めなくてもいい その日が幸福であることがいちばん大事だと思っている、思っているけれども、今日も未来に向かって不毛な努力を続けている。 

「自分のためにならないような努力はやめた方がいいわ」と、夢の中の母親が言う。


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