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視覚情報が多いと、すぐお腹いっぱいになるらしい。(文章の話)

三島由紀夫の「仮面の告白」。
濃すぎて一度に数頁しか読めない。

なぜ少し読んだだけで頭が飽和状態になるんだろう。
お腹いっぱい!って気分になるんだろう。
不思議に思っていたら、偶然見た番組で「谷崎潤一郎は触覚、三島由紀夫・川端康成は視覚の文章だ」みたいなことを言っていた。

なるほど。
そう言われると、主人公の目に映ったもの・頭に浮かんだものが、怒涛のように言葉として押し寄せてくる。その都度、映像化しながら読むのだが、その映像の解析度がやたらと高くて、強烈すぎて、疲れるのかもしれない。
まだ50頁ほどなのでなんとも言えないけれど…かなり濃い。

友人に「重いから、軽めの作品と並行して読むのがオススメ」と事前に言われた意味がわかってきた。

休憩しながら、ゆっくり読もう。

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