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連続140字小説-3「星、冷たくなる」

 
星屑の目の前に一面の青が近づいてくる。
到着だ!と喜んだものの勢いが止まらない。

どうしよう、ぶつかる!!!
思わず目を閉じた。

その瞬間、じゅっ!と音を立てて体が冷たくなった。
冷たい膜に包まれて勢いを失った体がゆらゆらと落ちていく。

僕、どうなったのかな…。
星屑は恐る恐る目を開けた。

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