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【No.6】ようやく三日坊主から抜け出した!その学習法とは…~後編

フィリピン講師ならマンツーマンレッスンでも激安

グループのプレッシャーに耐えられず挫折してしまったオンライン英会話だが、ごくたまに、私以外に参加者が一人もいなくて、グループレッスンなのにマンツーマンレッスン状態になったことがあった。そのときは、プレッシャーもなく、楽しく学ぶことができた。

マンツーマンならなんとかなるのかもしれない。

その会社のマンツーマンコースはお値段が張るのでパス。他社のフィリピン人講師によるオンライン英会話を探すことにした。

会社によって多少の差はあるが、フィリピン人講師ならマンツーマンでも(というか、マンツーマンレッスンしかない)5000円前後と激安だ。「フィリピン人の英語にはなまりがある」といううわさもあるが圧倒的な安さは魅力。無料体験レッスンもあるので、当時、オンライン英会話の最大手だったレアジョブの無料体験レッスンを受けてみることにした。

登録は簡単。予約可能講師を探し、希望の曜日と時間を選んで「予約する」ボタンで予約。時間になると、講師からスカイプでコールがくる。

無料体験レッスン1回目、名前や住んでいるところ、英語を勉強したい理由など、簡単な自己紹介からスタート。フィリピン人の講師を前にカッチカチ。マンツーマンだからだれに気兼ねすることもないのだが、なんとなく気恥ずかしくて声も細くなりがち。25分、何を話したのか全く覚えていないが、なんとか終わったという感じ。

ただ、こっちがちょっとでも何か言うと「Good」とか「Nice」とかやたらほめてくれるのでどんどん気持ちが上向きに。「間違ったらどうしよう」「これで合っているのかな」という不安がだんだんなくなっていくのがわかった。

無料体験レッスン2回目。前とは違う先生の授業だから、また自己紹介からスタート。2回目なので前よりはちょっとマシにしゃべれる。フィリピン人の国民性なのか、そういう指導をされているからなのか、講師はみんなフレンドリーでほめ上手だ。25分の授業が終わる頃には、楽しくて、また話したい、という気持ちになっていた。

ちなみに、「フィリピン人講師の英語はなまっている」説だが、ほとんど気にならないレベルではないかと思う。確かになまっている先生もいることはいるが、事前に音声による自己紹介を聞くことができるから、聞いて確かめるといいだろう。

ある国際的な調査機関の調べでは、英語圏以外では、フィリピンは世界で3番目に美しい英語を話す国に選ばれている。そのためか、フィリピンには米国企業のコールセンターが多い。時差を利用して24時間対応でき、しかも人件費を安く抑えられるからだ。

3回目から楽しくてやめられなくなる

さて、体験レッスンの後、迷うことなく入会申し込み。以来、気付いたらまる3年が過ぎていた。三日坊主の私にしては人生始まって以来の快挙である。理由は簡単。とにかく楽しいのだ。 

レアジョブには、日常会話コース、ビジネスコース、TOEICコースなど、目的別にいろいろなコースがあるが、私が続けているのは「Dairy News Article」というもの。1日1本のニュース記事を読み、記事の内容をサマリーにしたり、記事に関する講師からの質問に対して自分なりの意見を言うというものだ。

最初はニュース記事の音読も訥々という感じだったが、少しずつスラスラ読めるようになっていった。また、事前に辞書を引いておかないと知らない単語だらけだったが、だんだんと辞書を引く回数も減り、初見でも大意をつかめるようになっていった。

こういう進歩はとても小さくて、なかなか気づかないのだが、ふとしたときに気づいて自分でも驚くことがある。

たとえば、調べものをしていて英文の資料に出くわしたとき、以前の私なら、ちらっと一瞥しただけで無理!と投げ出していたのに、あるときから抵抗を感じなくなった。かといってすらすら読めるというわけではないのだが、とりあえず読んでみよう、と思うようになっていたのだ。

成長を感じると楽しい。だから続けられる。

カナダに行ったのは、ちょうど、オンライン英会話の成果を実感し始めた頃だったのだ。

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