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へたくそなままでいいから、自分の誠を尽くすこと

この夏くらいから、ちょくちょくと読むようになった坂爪圭吾さんの記事。ときどきこれはと思うものがあって、背中を押される感じがします。

今日、ふとシェアしたくなったのはこの記事。

この中で、後半にでくるM様とのやり取りの中で起こったことは、本当に大事なことが何なのかを教えてくれることだと思いました。

特にこの部分

大事なことは、嫌われても、傷ついても、失礼になったとしても、自分なりの心を込めることだと思う。自分の思いを、まっすぐに伝えることだと思う。

意志というのは火だから、下手すると自分も相手も火傷する可能性があるから、多くの場合は、適当にジャブ入れて、ごまかすのかも知れません。

たぶん昔、火傷したことがある人ほど、火を表現したり、火をやり取りしたりすることを恐れるんでしょう。

必要以上に相手を気遣うのは、相手のためではなくて、たぶん自分が火傷したくないから。

火傷しそうな気配を察知したら、さっと引っ込めるというのは、サバイバルとしては正しいけれど、それがパターンと化していたとしたら、それが煙幕となって、関係性は築けなくなってしまうよねという話です。

人は火から始まるんだろうね。

それは「汝の意志するところを行え」と言ったアレイスター•クロウリーの言葉とまったくもって同期するんだよね。

ふっとそんなことを思ったんだけど、火は誰もが持ってる魂の起源なんだと思うので、火を噴き出し、ほとばしらせることが、生きてるということで、それがないと何も始まらない。そう言ってもいいくらいに大事なことなんだと思ったわけです。

人間関係の悩みで、嫌われたくないとか傷つきたくないとか失礼になりたくないとか、失敗を避けることに重点を置いている話を頻繁に耳にする。しかし、それは違うだろうと思う。傷つくことを恐れていたら、誰かに働きかけることができなくなる。誰かを愛することができなくなる。うまくやろうなんて思わなくていい。へたくそなままでいいから、自分の誠を尽くすこと。他者と関わる中で、大事なものは勇気だと思う。わかってもらおうとする努力だと思う。そして、誠の心だと思う。勇気。努力。誠の心。これらが全部揃えば、絶対に気持ちが伝わると言うわけではない。ただ、これらをなくしてしまったら、人間関係全般が極めて味気ないものになってしまう。だからこその稽古である。誠の心は言葉に滲み出て、顔にあらわれて人に通ずる。

うじうじしてる時というのは、火傷を怖がっているからなのかと思ったら、だからこそ、10室も3室も火星がルーラーなのだということの意味がずしんと腹に落ちました。

そしてその対面にある4室は太陽がルーラーで9室は太陽がジョイというのも、そこに火が必要だから、そこに火がないと動かないから、必然的にそうなっているのでしょう。

そしてそこにこそ、MCとICの本当のテーマがあるということなんだと思ったら、めっちゃ魂が震えました。

ミカミ•ポーラさん制作のハウス図

これらのハウス、4室10室の自分の居場所を作るというテーマと、そのために発信し、受信するという、3室9室のテーマにとって、火星と太陽はマストな存在なんだということなのでしょう。

9室のルーラーが木星というのは、火傷の危険性があったとしても、やってみたらいいことあるかもねって、やんわりとやる気を起こさせてくれるわけだから、ほんと救いというか、ありがたいというか、よくできてるなと思います。

発言すること、外に出て行くことは、普通ではなかなかできないということなんだろうね。誰にとっても基本的にはリスクに挑戦することだから、熱い天体の力があってこそ、動けるのでしょう。

火星や太陽という熱い天体を使うということは、火傷の可能性もあるけど、それをしなければ、誇りと尊厳も自分の居場所も、手に入れることができないし、自分が何者で、何を考えているのかさえわからなくなってしまうというくらいに、大事なことなんだと思ったのでした。

そのための稽古であったという、このお話を読みながら、僕の中でも確実に動くものがあっだということです。

ある意味、みんな同じようなテーマを持っていて、同じようなところでつまづくからこそ、言葉をシェアすることとか、人と出会って会話するとかってことが、めっちゃ大事だなとも思います。

この経緯を稽古という言葉でまとめてくれたM様にも感謝です。


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