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「欲望〜Lust」と向き合ってみた

昨日はアートのカードについて見ていったことで、今までやってきたことが、みなアートであり、錬金術的だったということがわかって、自分的には面白い発見でした。

どのように混ぜ合わせるか、何が原因で混ざらなくなっているのか、そういうことについて調べていって、どうしたらスムーズにプロセスが進むようにできるのか、そういう観点で占星術も導入したいと思ったのでした。

ところが、実際の所、具体的にぐぐぐっと動かしてくれたのは、トートタロットだったということですね。トートタロットを手に入れてから、まだ10日ほどしかたちませんが、すでにかなりの経験値を得たような感じがしています。

深いところにすでにどっぷりと入り込んでいるような感じがします。やっと出会えたという感じで、過去にやってきたすべての要素が、ここに通じていて、ここにおいて統合されようとしているという感覚です。


スリーカード

と言うわけで、新たにアートのエネルギーとのパスワークを終えた上での、メッセージをもらいました。

1.未来 ディスク9 Gain
2.現在 吊るされた男 Hanged Man
3.過去 欲望 Lust

ディスク9はGainですから、利益、獲得、成功というようなことを意味するカードです。悪くないですね。ディスクの要素を積み上げて、組み合わせて、利益を生み出す形に仕立て上げるという感じだと思います。

現在は、吊るされた男です。これは数日前に2~3回見たカードですが、その時も現在の位置に出たような気がします。身動きできない、張り付けにあい、転換期であり、準備期間であるということです。慌てて動こうとせず、今の逆さまの視点をしっかりと味わうべき時ということだと思います。

そして、過去のカードが、欲望Lustです。このカードは初めて出てきました。

ライダー版では8番ストレングス、力ですが、トートでは11番欲望で、どちらも獅子と女性が出てきていますが、意味合いは全く違う感じがします。というか、真逆と言ってもいいかもしれません。


トートカードの11番「欲望」

トートのLustは欲望を抑えて制御してコントロールするのではなく、欲望を受け入れて、むしろそれに乗っかりながら、次元を超えていこうとしているようです。

女性の掲げたカップは赤く充血して、とても敏感な性器のようにも感じます。

とてつもないエネルギーは、火山が爆発するのと同じように、制御はできないのかもしれません。行くところまで行くことで、見えてくる世界があるという感じでしょうか。

ちょっとデビルにも通じますよね。それのもっと純粋なエネルギーバージョンという感じでしょうか。

欲望は抑えて吉というものではないということかもしれません。高まる欲望とともに、意識の到達できる領域というものが広がるということもあるような気がします。

思えば、小周天というような気を巡らせるワークは、性エネルギーをどうコントロールするかということとも関係しています。

20代終わり頃、いかに射精しないかということを自分に課していたことがありました。カスタネダのドンファンシリーズでも、ドンファンがカスタネダに対して、性的エネルギーを漏らさないことがいかに重要かという話をしています。その当時、カスタネダの本も読んでいましたから、その影響もあったのかも知れません。


いずれにしても、そのような状態で呼吸法などをしていると、とてつもないエネルギーが身体の中に貯まり、同時に動くのを感じることができました。

尾骶骨を意識すれば、尾骶骨の内側に気持ちの良いマグマだまりのような玉ができますし、それを背中に登らせると、背中が光り輝いたように感じ、それと同時にとてつもないエクスタシーに包まれました。

そのエネルギーを玉のようにして、身体の中を動かすということを練習していましたが、油断すると下に降りて性的な妄想に向かおうとするのです。

それをなだめたり、目的を定めることによって、制御していましたが、制御しきれず爆発することもありました。そして、そのたびに罪悪感に駆られたりしていましたね。

今から思えば、馬鹿なことしていたなと笑ってしまうのですが、あの頃はすごく真面目にそういう修行的な事をやっていたのです。かなり、変人だったかも知れません。


制御はむずかしい

しかし、そのように制御して、貯めることで、背中のエクスタシーがすごい状態になって、抑えきれなくなったときに起こるオーガズムはとてもすごいものがありました。

なので、そういう快感を追求したくて、いろいろ試してみたりもしました。

うまくやれば、オーガズムだけを経験して射精はしないという技も編み出しましたが、しかしエネルギーを高い状態で維持するのはバランスがむずかしいです。しかし修行という目的意識があったので、ある程度はうまくいきました。

しかし、そもそも快楽を求めている時点で、射精だけしないという事は、あまり健全なこととは思えなかったので、そのうちそういうことはしなくなっていきました。そうしたいのなら、ありのまま、快楽に身を委ねることの方が、自然だと感じるようになったからです。

今では至って普通ですが、やはり過去の位置にこの欲望のカードが出てきたのを見ると、そういうことを思い出さざるを得ないし、そういうこともちゃんと見ないといけないことなんだなと思いました。


小周天、大周天

もしかしたら、瞑想しながら、呼吸しながら、また丹を練って、丹田を鍛えて、背骨を通して周天させるというようなことも、今だからこそ、してみたらいいのかも知れません。

昔とは違うかもしれませんからね。なんか、そんなことを思いました。

そして、どこに向かおうとしているのかを探究しながら、欲望とか、抑制とか、錬金術的なアプローチをもう一度見直してみる時なのかも知れないと思います。

そういうことに関しても、しっかりと向き合ってきた自分を誇りに思っていいのではないかと言うことかも知れません。

ここでこのカードが出てきているということは、罪悪感に駆られることはないと言うことだと思います。

その上で、スリーカードに立ち返ると、今現在の位置、吊るされた男としてのやるべきことをしている訳ですね。立ち止まって、反芻して、逆さまの視点で物事を見ているわけです。

そしてその結果として、この先、なんらかのGainがあるのだろうと思います。

このあたりのことは、2年前に初めて稽古に参加した原初舞踏でやっていることとも関わってくるのかも知れません。

身体を動かすこと、体内のエネルギーとどのように向き合うか、そういったこともまだまだ追い求めたいテーマではありますね。

今日の欲望、Lustというカードはこの先も見つめていきたいテーマです。まずは霞を食べる方法あたりから、少しずつやってみようかと思いました。

追記

ふと思いついたのですが、ディスク9は乙女座の金星のカードだというところです。僕自身のネイタルのホロスコープでも、金星は乙女座にあり、冥王星と合になっています。

金星は陶酔の星ですし、そこに冥王星が一緒にいるということは、徹底的な陶酔というような意味となります。

前から、どう捉えたらいいのかと思っていたのですが、性的な人間的な陶酔というようなものではなく、大周天というような宇宙と繋がり、エネルギーを循環する時に経験するであろう陶酔は、桁が違うようなものと言えるのかも知れないと思ったりします。

背骨を駆け上がる気持ちよさというのは、その一端を見せてもらったというようなものなのかも知れないとも思います。

なんか、そんなことを考えていると、そろそろ、身体も動かし始めようかという気になってきました。(^^)


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