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クンダリーニとアムリタ


昨日、「気持ち良い、瞑想」で検索していた時に見つけたYouTubeのチャンネルがありました。そこではヨガや仏教や仙道に関する様々な動画があって、その中でも「クンダリーニ」についての9本の動画が目に止まりました。

この中で、クンダリーニについて語られているのですが、おそらくこれは経験から語られているようだと思えるところがあって、内容が具体的でとても参考になると思いました。

僕自身最初にクンダリーニのことを意識したのは、バリの踊りを始めた頃のことでした。

その時師事していた舞踏家が、ある時、バリスという踊りを踊った時に、尾骶骨からエネルギーの塊が上がってきて、普通ではない体験をしたということを言っていたのですが、それがどうもクンダリーニが動いたということと関係していそうだと思ったのでした。

その時は23歳の時だったと思いますが、それからヨガとバリの踊りを習い始め、身体に向き合うようになっていったということがあったんですね。もう40年も前の話ですが。

21歳の時にインドのバラナシでちょっとした一瞥体験のようなことがあったので、その時に起こったことも含めて、体内で動いているエネルギーや、チャクラのことや、とても興味がありました。

体感とイメージ力と、敏感な体質だったので、動く時や、ポーズをとる時に、いろんなイメージを見ました。そしてその時体内で起こるエネルギーの高まりや、エクスタシーと言っていいような快感現象にも、不思議だなと思っていました。

チャクラを見るとか、感じるとかに関しては、我流でしたが、自分なりの感覚が常にあったので、そういうこともあわせつつ、バリの踊りを稽古していたのでした。

僕の中でクンダリーニの爆発的な上昇はなかなか起こりませんでしたが、体内で気持ちの良い状態というのはしょっちゅう起こりましたし、それを動かすことが、仙道でいうところの小周天、大周天に当たるものだとわかってきました。

そして、その気持ちよさはヨガで言うならば、アムリタというものと関係しているだろうということも感じていました。

そういう経験があったので、このYouTubeの動画で語られているクンダリーニに関する体験談が、とても響きました。

具体的に体感していた場所であるとか、アムリタが発生する場所だとか、実際に僕自身が感じていた場所と同じだったりして、これは本当に自分自身の体験から話されている話なんだということを思ったのです。

この9本の動画を通して見ながら、準備が必要であるということ、そのひとつに徳を積むというようなことも書いてあり、このところ感じていた、自分の足りなかったところについて考えてしまいました。

たしかにこのようなことを望む心という中に、自我の欲求ということがあったと思いますし、そこには未熟な高慢ちきな自分がエゴを肥大させたいという動機を潜ませながら、ヨガや踊りに取り組んでいたということがあったのかもしれないと、今更ですが、思いました。

なんと言いますか、今になってこんなことに気がついて、それを認めざるを得ないということは、とても恥ずかしいことではありますが、これが僕の道のりなのだとしたら、それを受け止めて懺悔するしかないのかなと思いました。

またこれから舞踏も絡めながら、身体についても取り組んでいけたらなと思っています。

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