赤ちゃんに優しい病院で出産し鬱になりかけた話5~夜寝れない~

出産翌日。
朝7時頃。
娘が病室にやってきました。母子同室の始まりです。

助産婦より、分からないことはナースコールを押すようにと言われました。
初めての出産、赤ちゃんのお世話。
育児書を読んで知識を入れていても、赤ちゃんを目の当たりするとどうすれば良いか分かりません。
そのため、授乳の仕方、オムツの仕方を教わるため、その都度ナースコールを押しました。
ナースコールを押す度にごめんなさいと謝っていましたが、助産婦は「大丈夫よ。そのためにいるんだから」と心強く言ってくれました。
そして、その言葉を私は真に受けていました。

そして、初めての赤ちゃんと過ごす夜。
私が出産した病院は、授乳室等はなく寝る部屋ですべて赤ちゃんのお世話をしなくてはいけません。

2日目のお昼に知りましたが、同室の方々はハイリスクの妊婦さんばかり。
助産婦と妊婦さんの会話が聞こえてきます
「私の赤ちゃん大丈夫ですかね。。?」

何気ない会話は、出産を終えた私を焦らせます。まだ、出産した方々が同室であれば、赤ちゃんが泣いてもお互い様の精神で乗りきれますが、同室の方々はハイリスクの妊婦さん。赤ちゃんが泣く度に早く泣き止ませないと、ハイリスクの妊婦さんに申し訳ないと勝手に思い込み、自分自身を追いこんできました。

そんな日の初めての夜。
助産婦のより、「赤ちゃんと同室だから、夜中そこの読書灯をつけなさい」と言われました。
私の目の真下にある読書灯(蛍光灯、本ブログの一番下の写真のような感じです)。
かなり明るく、眠れるはずはありません。

あまりにも明るいので
「赤ちゃんが泣いたら、読書灯をつけてもいいですか?」と尋ねたところ、
助産婦は「絶対ダメよ。夜は読書灯は絶対つけて!読書灯がついてたら、私達がナースコールを押さなくても夜尋ねるから」と。
ちなみにですが、最終日までナースコールを押さなければ読書灯をつけていても助産婦は訪ねてくることはありませんでした。

仕方なく読書灯をつけて、目をつぶりますが目の真下に読書灯があるためかなり明るい。
せっかく赤ちゃんが寝てるのに寝れない。。
どうしよう。。
陣痛が起きてから睡眠不足の私は何とかして体を回復したいのですが、全く体を休めません。

深夜3時。全く眠れず体が限界を迎えたため、ナースコールを押し、赤ちゃんを預かってほしいと伝えました。

夜の担当の助産婦は、「何時まで預かれば良いの?」と言いました。
そこで、朝まで預かってと言えば良かったのですが、あまりにも助産婦のイライラした感じが怖く、「2時間ほど御願いします」と伝えました。

娘が連れていかれ、読書灯を消すとスッと寝ることができました。

ここまでであれば私は産後鬱は発症していません。
決定的な出来事は3日目でした。
※恐れ入りますが、無断転載はしないでください。また、こちらの記事は私個人の経験と意見となります