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君とのロマンティック

帰り道君と
並んで話そうよ

普通の街
普通の道

秋の風
並ぶマンションの窓

いつか憧れた
秋の風

並ぶ二人
二人でないといけない理由は

今まで一人でいなければいけなかった理由

君が一人に耐え
孤独に耐え
何かに憧れ
貫いてきた理由

君が一人、
考え続けてきた理由
 
今はまだ
わからなくても
空が浮かぶ
雲が浮かぶ
アイディアが浮かぶ

いつか理由が浮かぶ

二人でいる理由が
愛が
いつか君の中に浮かぶ
はっきりと
輪郭を持って
香りを持って
触れるようになって
確かにそこに
存在することを
その目に
焼きつける
はっきりと
しっかりと
忘れることなんてできないほど
強く
その心に
心臓に
瞳に
瞳孔に
忘れることのないよう
風に焚きつけよう
君を
僕らが愛し合った証をここに
水色の風に残そう

他の誰にもわからなくても
いつかもう一度
君と、僕が、
君と、僕で、
出会った時
ハッ、と
その瞳を思い出せるように

僕らが生まれ変わり記憶が消えても
瞳だけはずっと変わらず
全てを覚えている。

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