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振り子のような心

今朝、起きて、少しだけ気分はいつも通りの状態に戻っていた。

親が心配してくれて、
話を聞いてくれて、少し気持ちは安定した。

親友の旦那さんからは連絡は返ってこなかった。
彼女の遺体は15日まで安置される。
葬儀場は今、いっぱいらしい。

今日も天気が良く、やるべき仕事を片付けて、少し散歩へ行ってきた。

地元のお地蔵さまにお参りしてきた。(トップ写真)

色んなことをお祈りしてきた。

何かあると必ずと言っていいほど
このお地蔵さんにはお参りしてきた。

悲しみと苦しさと寂しさ。

気を抜いたら、またそれらの感情に押し潰されそうになる。

今は落ち着いている。

天気もよく、今は穏やかな気持ちだ。

だけど気持ちはきっと振り子のように揺れるだろうと思う。

葬儀に出られないことが本当に悔しい。

そう遠くはない距離だけど、ご時世のせいで行くことは出来ない。

きっと綺麗な安らかな寝顔なのだろう。

そんな気がする。

「永眠するまで、友達だよぅ。下手したら来世でも。」

「来世があるならば、今よりもっと幸せな環境で、苦しみも、悲しみも、寂しさもない、綺麗な所で会いたいね。」

奇しくも、そのやり取りが最期のLINEになってしまった。

「〇〇ちゃんの写真を見ていると、愛おしい気持ちになる。」

そう言ってくれたことが嬉しかった。

第二の母親のような、姉のような、それでいて仲の良い親友のような、不思議な深い深い縁を感じる人だった。

彼女と出会ったのは2008年、
わたしが一番心も身体も苦しくて閉鎖病棟にいた頃、保護室から出られるとなった時、次に彼女がそこへ入ってきた。その時不思議と、「救われた」という気持ちになった。彼女が太陽のように感じられた。それまでは絶望の淵にいた。

旦那さん曰く「わたしは、僕が死んだら、〇〇ちゃんと占いと雑貨屋の店をして生きていくから、大丈夫だよ〜。」

と言っていたらしい。

叶えたかったね。。。

こんなに突然、呆気なく死んでしまうとは思わなかった。

彼女の病気は重かったけど、決して簡単に自殺するような人間ではなかった。
どれだけ辛くても、前を向いて、生きてきた。

だから、心臓発作で突然死した

なんて言われても信じられなかった。

神様がいるのなら、どうしてこんな残酷な仕打ちをしたんだ、と問いたい。

自分にとって心強い存在を亡くすのはこれで2人目。

自分のことを深く理解してくれる人ほど
あちらの世界へ行ってしまう。

まさか、こんなに早く彼女までそうなってしまうとは思っていなかった。

幸せな未来を、つい最近まで語りあっていたのに。


「会えるうちに、会いたい人に会いに行こう。」

飛行機雲が流れる空を見上げて、そんなことを思った。

彼女が亡くなってまだ2、3日しかたっていないのに、もう、1週間ぐらい経った気がする。。。

まだまだ悲しみは癒えない。

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