音楽で食べていくということ

これが初めての投稿となる。
普段あまり表には出さないものの、思考が強いタイプなので、
思っていることを書く場所が欲しいと思い、書いてみることとした。

普段の仕事はピアノの先生、時々人前で演奏もしている。
要するに、音楽で食べていっている。

音楽は食べていくのが難しいと言われているし、
実際この道を選んだ自分でも確かにそうだと思っている。

良くも悪くも自分の技術と経験によって評価されるからだ。

私に技術があるのかどうかはさておき、
その上で、楽器が弾ければどんな人間性でもいいとは言いたくない。
なぜなら音楽にはその人の人間性が全て出ると思っているから。

人生を楽しんでいれば、楽しそうな音が出せるし、
悲しい経験をしていれば、暗い音が出せると思う。

音楽は自分の感情を表現する手段だから、
どちらかが出来ていればいいというわけではなく、
音楽を仕事にするからにはどんな音色も作れる方がいいと思う。

音楽を仕事にしている今でも、
自分のことをプロだと思ったことは一度もなく、
自分より上手い人はいくらでもいる世界で、プロかどうかは相手によって判断が分かれるところだから、
自分は奢ることなく、自分と向き合い続けるしかない。

もちろん人前で演奏する時、生徒の前で弾くことに対して、
緊張感も持っているし、適当な演奏ができないことは重々承知している。

だから毎回、必ず反省点はあるし、少しでも自分の理想に持っていけるかどうか、
それだけを意識している。

なので、私にとってピアノは自己対話である。

その上で私がやりたいのは、人の言葉にできない感情に居場所を作ってあげること。
それはおそらく私自身に居場所がないと散々思って28年生きて来たからだ。

それもおそらく私の育って来た環境や、経験して来たことに起因するものだが、
それについてはまた別の機会に書きたいと思う。

最後まで読んでくれてありがとう。

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