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開業準備⑤

オープニングの前段階では、医師と施工会社がメインでクリニックの内装を仕上げていきます。私が経験した開業クリニックのスタッフ休憩室について少しお話したいと思います。
まず、スタッフの人数を考えた休憩ようの椅子は1人一個割り当てられていませんでした。これは今までか5所くらいまわってきましたが、医師は何人のスタッフを採用したのかわすれたのか?と感じました。5人はいるのに2名分しか椅子はなく、私たちはペットボトルの段ボールの上に座って昼食を食べました。初めのころは患者も少なく、早めに休憩に入ることも多かったのですが、段ボールは苦痛ですが、2個しかない椅子もプラスチックで固く座り心地の良いものではありませんでした。さらに、細長い2畳ほどの空間に冷蔵庫、電子レンジ、流し、ロッカー、テーブル、椅子2個、傘立て、ドラム式洗濯機が置かれていました。これはもう座っても直角でしか休めない状態です。そして休憩室には窓も空調管理もなく、締め切ると熱い、寒いを繰り返すとても疲れの取れる空間ではありませんでした。
そして、洗濯機の音・・・。スペースに余裕があるようでしたら、洗濯機はバックヤードの人目に付かないところを置く場を確保していただくと良いのかなと思います。
診察室に重きを置くことは大変重要ですが、せっかく入職してこのクリニックを盛り上げてやっていこうと前向きに転職してきたスタッフの気持ちは少し萎えてしまいます。
施工段階である低度のスタッフルームの広さを確保していただけると、午後もがん遭ってくれると思います。休憩でいったんヒートダウンして、さあ午後もがんばるぞ!!ってなりますから。
ロッカーは縦長のものが入るようであれば1人一個使用できるようにしてほしいです。パートで出勤日が被らないような方はまずは2名で1個を使うくらいで、今後拡張できるようになってから考えればよいと思いますが、女性の冬物コートは大変かさばります。ほかの方と一緒に入れるのはどちらの気持ちをとってもあまり良いものではありません。
開業したら、スタッフは院長、医師も含め、皆スタッフです。協力していかなければ良いクリニックは作られていきません。

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