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母と、私の反撃日記 11

意固地になっているのは、あなたではないですか?私のことを分かっていないですよね?そう伝えた後。

『何度も言いますが、私は折れてますよね!あなたが院を辞めることを、親戚に説明するのがどんなに大変か分かりますか?』

私の周りの親戚は、とても面倒臭い。孫の進路によって、自分達の地位が決まるのだ。ブランドが良い大学や、大学院にいき、大手企業に行けば、偉いという構図が成り立っている世界で生きている人たちなのだ。だからもちろん、大学院に女性が行くことなど有り得ない。そんな考え方が主流であった。

母はいつも、私が進む道をその人達にどうしたらよく伝わるかを常に考え、そのことに全力を尽くす人だった。だから、その作業が大変だと言っているのだろう。

「じゃあ、私から説明しますね。時間と場所だけセッティング願います。もともと、大学院は2年なので卒業して就職は問題ないと思いますし。」

『それが一番余計なことです!また母親失格と言われます!どうして私を苦しめるのですか?』

母は、いつも親戚と私と弟の地位を落とさないために必死だった。それは自分の地位にも繋がるのだろうと、安易に想像できるのだが。だから、全てを自分でしようとする。そのためには、私を支配することも必須項目なのかもしれない。

「結局自分のためじゃないですか。自分が苦しまないためでしょう?

母親失格と言われたくないだけでしょう?そんなこと、私には関係ないことです。」

『当たり前ですよ!母として必死に育ててきたのだから!これ以上母親失格と言われたく有りません!』

「周りは、私の院進学から博士取得を楽しみにしているかもしれませんが、私は楽しみじゃないんです。

しかも、あなたが母親失格だろうと関係ない。


私の人生だ。


一人で生きていくということは、自分で親の手から離れて生活することだ。それを実行しようとしているのに、否定する権利は親だとしても、一切ない。

私の人生はあなたのご褒美ではない。

私の人生、ただそれだけ。」

『あなたの人生、常に見守ってきたつもりです!なぜこんなに否定されなければいけないのでしょう?申し訳ないけど、ご褒美だと思ったことは有りません。』

否定してきているのは、どちらだろうか。私は、私をあなたから解放してくれ、と言っているだけで、否定しているわけではないつもりだ。しかし、母には否定しているように映るのだろう。母の目に映る、”否定”という事実を私に変える力はなさそうだ。

「否定されるようなことをいい、してきたからではないですか?思ってなくても、言動はそうですよ。」

『どんな行動ですか?』

「今ですよ。母親失格だと言われたくない。つまり、自分の育児を否定されたくないんですよね?」

『母親失格は、あなた達が受験失敗する度に言われてきた言葉です!何度言われてきたことか。』

私と弟は、中学受験から受験をしており、二人とも中学受験を失敗している。私は大学受験も失敗している。だから母は、たくさん言われてきているのだろう。そんなこと、昔から私達に言ってきていた。

「育児をした結果の私のこの生き方が母親失格の言葉に繋がるから、

私の考え方を直し、戻す。

私の人生なんだと思ってるんですか?

母親失格と言われることなんて、私は関係有りませんし、

言われるなら腹くくって言われてればいいでしょう。

一生懸命育ててきたなら、そこに自信持てよ。

それが私の行動履歴で左右されるなんて、あなたのおもちゃじゃあるまいし。

阿呆らしい。

自分が必死に育児をしてきたと思うなら、

その子の言う言葉を信じることじゃないの?

そんなこともできてないのに、母親失格だと言われたくないなんて、

知ったこっちゃないわ。」



『自分の書いたメールを読み返してみて下さい!やはり病んでますよ。』

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