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卒業

あっという間に2年間という日々は、終わりを告げた。

最後の方は、1日が、1週間が、1ヶ月が、半年が、過ぎるのをひたすらに耐えていた気がする。

そんな感覚で過ごしていたからか、「卒業おめでとう」と言われても、ピンと来ない。

何かが終わったのだな、とは思うものの、だからと言って何かを得られた感覚はない。

そんなものなのかな。


日常が続いてるからこそ、そう思うのかも知れない。

この2年間。いろんなことがあった。

1年目は、研究室を変えるかどうかで悩んでいた。

泣きながら過呼吸になり、自分がどうすればいいのか分からなかった。

研究室を変わることは、逃げていることに等しいと思っていたからだ。

今思えば、変わって良かったと思っているし、あの時頑張った自分を褒めたいと思っている。


その年末には、就活を始めた。

自分の存在意義を問い続けられる日々は、ストレスがありながらも、楽しい日々だった。

色んな人がいて、その人たちがいることを、認識し受け入れられるようになった時でもある。


それが落ち着くと、親との攻防が始まった。

去年の何よりも大きい出来事であるが、これを皮切りに私は限界まで自分を追い込んだ。

結果、うつ病になり、内定辞退を決意する。

新年開けて治療と就活の日々が始まり、なかなかにストレスがかかったものの、なんとか論文と就活を終えていった

そうこうしていたら、もうすぐ3月が終わろうとしている。

2年間を通して、何かに悩み、限界まで悩みぬいた後、笑顔で決断を下していった。そんな激動の日々だった。

ここまで印象に残る年はないだろうと思うほど、毎日戦っていた。

「私と母の戦闘日記」は、そんな自分を慰めるために作ったのかも知れない。

頭にはずっとあったこの日記を仕上げることができたのは、ある意味達成感あるものであったと同時に、遠い昔のようである。

自分という存在を常に意識し、考えるスタンスは一生変わらないのだろう。


それでも、そんな自分を自分で愛し、癒してきたことは紛れもない事実である。


だからこそ、笑って毎日を過ごしていくと決めたのだ。

これからもっと厳しいことが、あるかも知れない。

その度にここに戻り、自分の軌跡を確認しよう。

「あきは、卒業おめでとう。

私は頑張った。だから、これからは、適度に生きていこうね。」


こんな私を支えてくださる皆様、いつもありがとうございます。


あきは

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